2015年4月現在

氏名

常田 岳志 (ときだ たけし) TOKIDA, Takeshi

所属・職名

物質循環研究領域 任期付研究員

現在の研究内容

「気候変動が農耕地土壌の炭素・窒素循環過程に及ぼす影響の微視的解明」

「気候変動に適応するためのイネ品種特性・栽培管理条件の解明」

人間活動によって引き起こされている大気CO2濃度の増加は、農業生態系にも大きな影響を与えます。たとえば水田ではCO2濃度の増加自体は光合成の促進を通してコメ収量の増加にプラスに働きますが、その増加程度は品種特性や施肥等による栽培管理に大きく影響されます。また温度の上昇は、生育期間の短縮による収量低下や高温不稔リスクの増大、コメの外観品質の低下などの問題を引き起こします。さらに水田自体が温室効果ガスであるメタンの大きな排出源であるため、単位コメ生産あたりのメタン放出量を削減する方策も確立する必要があります。こうした課題に答えを出すため、高CO2(Free-air CO2 enrichment, FACE)・温暖化条件を模した実験圃場で大気−植物−土壌系の物質循環を把握し、気候変動に対応した農業の確立を目指して研究しています。

ReaD &Researchmap研究者情報:

http://researchmap.jp/tokida/?lang=english

所属学会

日本作物学会、日本農業気象学会、日本地球惑星科学連合、土壌物理学会、日本土壌肥料学会、農業農村工学会、American Geophysical Union、Crop Science Society of America、Soil Science Society of America、American Society of Agronomy

最近の業績(2004年以降)

(論文)

(総説)

(解説記事)