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最終更新2005年9月20日


9月のセミナー予定




農環研特別セミナー
    日 時 : 9月5日(月) 13:30~14:30
    場 所 : 5F 547室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
IRRI Environment Agendaについて」

Dr. Ren Wang
(Deputy Director General for ResearchThe International Rice Research Institute (IRRI))

企画調整部 研究企画科
838-8180
内   容

   The International Rice Research Institute (IRRI) is being asked increasingly how its research addresses specific issues such as global warming or environmental pollution, as opposed to IRRI’s traditional focus on rice ecosystems. This has not required any major changes, but instead has meant that the Institute must work harder to explain the full impact of its research on such issues.




第468回気象談話会
    日 時 : 9月7日(水) 15:30~17:00
    場 所 : 1階 153室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
生態プロセス観測による冷温帯林生態系における炭素循環の解明-土壌呼吸量の時空間変動を中心に- 莫 文紅
(岐阜大学流域科学研究センター・特別協力研究員NIAES受入研究員)
吉 本
838-8205
内   容
 京都議定書が2005年2月に発効する中で、地球温暖化防止対策の検討に資するため、科学的陸域炭素管理計画の検討が急務となってきた。このような背景で日本ではアジアフラックスを中心に、東アジアの様々な陸域生態系における炭素収支の特徴と差異の解明および、陸域炭素収支モデルの構築に関する研究が進められている。タワー観測(渦相関法)による生態系全体の炭素収支(純生態系交換,NEE)の定量的評価が進み,NEEの時空間変動の実態が明らかになりつつある.しかし,生態系の炭素収支における時空間変動のメカニズムを解析するには,NEE(または生態系純生産,NEP)を構成する生態学的プロセス,すなわち光合成による炭素吸収と呼吸による放出のフラックスを個々に評価することが不可欠である(プロセスアプローチ).
 アジアフラックスのサイトのひとつである高山サイト(冷温帯落葉広葉樹林;岐阜大学流域圏科学研究センター・高山試験地,36o08'N,137o26'E,標高1430 m)では,1993年からのタワーフラックス観測と同時に,プロセスアプローチによるNEP推定のための調査も行っている。本研究は,最も重要なの炭素放出のプロセスである土壌呼吸の時空間変動要因の解明を目的とし,土壌呼吸測定の長期データ(1999年4月-2002年10月;通気法)を用いて,季節パターンおよび時空間的変動に及ぼす環境要因の解析を行った。さらに,生態プロセス観測による生態系純生産(NEP)の推定を,タワーフラックス観測によるNEEと比較するとともに、系内のどこに炭素が蓄積していくのか,またNEPの年変動が系内のどの生態プロセスの変化に依存しているかを明らかにする。最後に,炭素循環をキーとして生態系機能評価に関わる研究上の展望について言及する.



第9回昆虫研究グループセミナー
    日 時 : 9月16日(金) 15:00~17:00
    場 所 : 5F 547室


テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
血縁選択説を通して見るアシナガバチ類社会の進化
土田 浩治
(岐阜大学応用生物科学部昆虫生態学教室)
田 端
838-8254
内   容
 自らは繁殖せずに,血縁個体の繁殖を助けるような行動がなぜ進化したのかという問題は,1964年にHamiltonが提唱した包括適応度に基づく血縁選択説によって現代進化学の中心的なテーマの一つとなってきた.しかし,血縁選択説そのものを検証するのは現実的に困難であり,その検証例は現在までに4例しか認められない.その後の理論的な発展によって,性比理論やworker policing理論が派生し,それを検証することで血縁選択説の有効性が検証できるようになってきた.ところで,これらの理論的検証は,材料として優れているアリやミツバチを中心に行われてきた.これらの種はカースト分化などが顕著である場合が多く,高度に真社会性を進化させた種である.
 それに対し,アシナガバチは原始的な真社会性種から高度な真社会性種を含んでおり,比較研究に適しているにもかかわらず,人為的な制御下に自然状態に近いコロニーを置くことが困難であることから様々な理論的な検証に使われることが少なかった.今回はアシナガバチを中心に血縁選択説の理論的検証作業とそれを通して描き出される社会性進化の道筋を辿りたい.今回の話では,原始的な真社会性種であるフタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis),原始的な真社会性種と高度な真社会性種を含むチビアシナガバチ属(Ropalidia)の2種(R. plebeiana, R.romandi),高度真社会性種である南米のPolybia paulistaを取り上げる.コロニー内個体のマーキングによる個体識別と,アロザイムとマイクロサテライトマーカーを使い,コロニー内構造と個体群構造のデータを示しながら,(1)queen control,worker controlとは何か,(2)worker policingとは何か,(3)dominanceとは何か,についてメカニズムを意識しながら解説したい.以上のことを通して,血縁選択説でどの程度アシナガバチ類での社会性進化が説明できるのか解説したい.



第3回環境化学分析センターセミナー
    日 時 : 9月21日(水) 15:00~16:00
    場 所 : 環境化学分析センター 1F 共同研究室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
モリブデンおよびタングステン酸化酵素の活性部位における水素結合の役割
Role of Hydrogen Bonding in the Active Site of Mo- and W-enzymes
馬場 浩司 渡 辺
838-7351
内   容
 モリブデンやタングステンを活性中心に持つ金属酵素は微生物や植物、ヒトなどにも広く見られ、種々の基質の酸化還元を行っている。これらの金属にはモリブドプテリンコファクターが配位しており他の金属酵素とは異なる特徴となっているが、このコファクターや活性中心周辺のアミノ酸残基から金属の配位原子である硫黄への水素結合が触媒機能を制御していると考えられている。本セミナーでは、活性中心の人工モデル錯体を用いて水素結合の役割を明らかにした研究について発表する。



平成17年度第4回
微生物・小動物研究グループセミナー
    日 時 : 9月27日(火) 16:00~17:00
    場 所 : 1階 153室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
アジア・太平洋地域侵入生物データベースの役割 - 植物病理学の立場から
The role of Asian-Pacific alien species database (ASPAD) ? what plant pathologists expect.
岡部 郁子 松 本
838-8267
内   容
 近年、外来生物による生態系への影響を防止しようという気運が高まっている。植物保護の分野では種苗・農産物の輸入にともなって侵入する病原菌は明治・大正時代から問題となっていて、植物防疫体制も整備されてきたが、それでもなお、病原菌の侵入は問題となっている。侵入病害への対策を立てる際の意思決定に、国際的な情報交換が果たす役割を考える。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
コシヒカリBL混植圃場におけるイネいもち病菌病原性変異株の出現・定着
Study of pathogenic mutants of Pyricularia oryzae isolated from the rice multiline, Koshihikari Niigata BL.
野口 雅子 松 本
838-8267
内   容
 コシヒカリBLの混植栽培は環境保全型農業として実用化されているが、いもち病菌の病原性変異株の出現により、発病抑制効果が崩壊する可能性が危惧されている。そこでコシヒカリBL圃場における病原性変異株の出現・定着の可能性を調べた。




有機化学物質研究グループセミナー
    日 時 : 9月30日(金) 15:00~16:00
    場 所 : 5F 中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
コムギ赤かび病菌のストロビルリン系薬剤に対する反応と宿主植物へのマイコトキシン蓄積に関する考察

Aspects of relationship between the response to strobilurin fungicides and the mycotoxin accumulation in host plant in Fusarium head blight
金子 功 與語
838-8301



植生研究グループセミナー
    日 時 : 9月30日(金) 15:00~
    場 所 : 2F セミナー室(283号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ボン大学開発研究センターでの研究活動報告

Research activity at Center for Development Research, University of Bonn
大黒 俊哉 平舘
838-8246
内   容
 2004年4月より1年5ヶ月間、自己派遣制度およびMoUに基づきボン大学開発研究センター(ZEF)に滞在し、「流域圏における土地利用変化が植生動態及び水資源に及ぼす影響の解明」という課題名で研究活動を行った。本報告では、ZEFの組織運営、発表者が参画したGLOWA-Voltaプロジェクトの概要および、滞在中の研究成果について報告する。あわせて、ボンやドイツの様子についても写真をまじえながら紹介したい。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
ポーランドの栽培ソバにおけるアレロパシー・ポテンシャル
Evaluation of allelopathy capacity of polish cultivars of buckwheat (Fagopyrum esculentum Moench.)
Dr. Anna Golisz
(JST特別研究員)
平舘
838-8246
内   容
   Recommendation of using annual buckwheat for growth inhibition and/or elimination of weeds appeared in the first Polish book on agriculture in 1779 far before allelopathy has been brought to scientists awareness. In Poland, four cultivars of buckwheat, Hruszowska, Kora, Luba and Panda, are currently cultivated.
   The aim of this work was to: (i) study of the allelopathic effects of buckwheat plants on growth and development of quackgrass plants (Agropyron repens L.); (ii) evaluate the effects of allelochemicals contained in water extracts of buckwheat on some physiological processes in quackgrass plants; (iii) determine allelopathic effects of buckwheat water extracts on germination of mustard, wheat and weed species common in Central Europe; (iv) detect some of the biologically active compounds, of potent allelopathic activity, in buckwheat in regard to cultivars and plant organs; (v) check whether chlorogenic acid and quercetin, both identified in buckwheat, possess allelopathic activity against Arabidopsis thaliana L.
   Results showed that buckwheat possesses very strong allelopathic activity against quackgrass plants. Allelochemicals of buckwheat generate allelopathy stress for quackgrass and arabidopsis plants manifested by: imbalanced water status, reduced photosynthesis and biomass accumulation reduced growth. Patterns of gene expression in quackgrass are changed by allelochemicals contained in aqueous extracts of buckwheat. The main phenolic compound in leaves, inflorescences and stems of buckwheat was rutin. Allelochemicals derived from buckwheat have diverse effects on weed germination.
   Result suggested that buckwheat cultivation for phyto-sanitary purposes, due to possessing very strong allelopathic activity against quackgrass plants, can be of benefit for organic farming to reduce/eliminate this weed species.





8月のセミナー予定   10月のセミナー予定

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