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最終更新2005年11月21日






栄養塩類研究グループセミナー
  日 時 : 11月15日(火) 15:00~  
  場 所 : 5F 中会議室(547号室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
The application and limits of Soil N Data Base 李 淵 氏
(Lee, Youn、韓国農業科学技術院)
板 橋
838-8327
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
N and P Loss From Arable Land by Leaching/ Runoff and Its Environmental Effects 劉 宏斌 氏
(Liu, Honbin、中国農業科学院 農業資源・農業企画研究所))
板 橋
838-8327




第5回環境化学分析センターセミナー
    日 時 : 11月22日(火) 15:00~16:00
    場 所 : 環境化学分析センター 1F 共同研究室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
Monitoring of pesticide residues in major river, arable soil and agricultural produce in Korea 崔達洵 Choi Dalsoon (韓国農業科学技術院 National Institute of Agricultural Sciences and technology, Crop Science Department) 渡 邉
838-8431
内   容
1) General view on agriculture
2) Pesticide use pattern in Korea
3) Pesticide residues in river water
4) Pesticide residues in arable soils
5) Pesticide residues in agricultural produce



植生研究グループセミナー
    日 時 : 11月25日(金) 13:20~17:00
    場 所 : 5F 中会議室(547号室)

オープンセミナー
化学物質の生態影響評価の現状と問題点
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
化学物質生態影響評価に対して生態学者ができること
What can ecologists do for the ecological impact assessment of chemicals?
五箇公一
(国立環境研究所・侵入生物研究チーム)
池 田
838-8312
内   容
 環境の世紀と唱われる昨今、化学物質による環境負荷低 減は環境保全における最重要課題の一つであり、化学物質の生態影響評価の必要性は世界的にも認識されている。OECD(経済協力開発機構)をはじめとする 国際機関により、化学物質リスク評価のためのテストガイドライン整備が進められており、我が国も加盟国として、化学物質関連の国内法の整備が急務となって いる。2004年度には化学物質審査法、2005年度には農薬取締法が改正され、それぞれ化学物質の登録申請にあたり生態リスク評価データの取得が義務づ けられることとなった。具体的には、化審法では、魚類(メダカなど)、甲殻類(ミジンコなど)、および藻類に対する毒性データが求められ、農薬取締法で は、従来のコイへの毒性評価に加え、甲殻類および藻類への毒性評価が求められる。さらに農薬取締法では、毒性評価のみならず、暴露評価が追加され、化学物 質の環境中予測濃度が水生生物に対する急性影響濃度を上回る場合には、登録が保留される。従来の規制に比べて、確実に化学物質の生態影響評価は厳しくなり つつあるが、それでも欧米に比べて、国内の動向は遅れを取っており、化学物質の国際流通の場面でも日本の立場はまだ弱い状況にあると認識しなくてはならな い。一方、これらの生態影響評価は室内毒性評価を機軸としており、実際場面での生態影響あるいは生物多様性影響の概念からはまだ大きく乖離したものと言わ ざるを得ない。何より、生態学分野において化学物質が生態系を撹乱している実態を詳細に捉えた研究例は極めて乏しく、その根底には、国内の生態学者のほと んどが化学物質に対する知識も乏しく、関心も薄いという実態がある。希少生物そのものを見守る研究も大切ではあるが、その周囲で起きている人間界からの 「汚染」の最前線に立ち、ドブ泥をかき回すような「汚い」研究も、生物多様性を守る上では必要とされるはずである。本講演では、近年の化審法や農薬取締法 の改正の背景と実態に触れながら、当研究室が進めている化学物質の生態影響フィールド研究の成果も紹介し、生態学分野における化学物質影響評価研究の方向 性について議論したい。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
トビケラ幼虫を用いた農薬の影響評価法の開発~コガタシマトビケラの試験生物化の試み~
Development of methods for ecological toxicity assessment using net-spinning caddisfly, Cheumatopsyche brevilineata (Hydropschidae)
横山淳史 池 田
838-8312
内   容
 現在我が国では水域生態系に対する農薬の生態影響を評 価する際に、各栄養段階を代表する生物種(緑藻・ミジンコ・魚類)を用いた急性毒性試験が要求されている。しかし、これらの試験生物種のうち止水域の生態 系の基礎をなすと考えられている緑藻(生産者)・ミジンコ(一次消費者)は、水田農薬に曝露される可能性が高い日本の河川環境にはほとんど生息していな い。一方、農薬の生態影響評価における実環境調査では、水生生物の現存量・種組成変動に影響する要因について、農薬とその他の環境要因とを区別して評価す ることが難しい状況である。そこで、より日本の環境、特に河川環境に即した生態影響評価法を開発するために、河川生態系の一次消費者を代表する生物種とし て日本の河川に広く分布するコガタシマトビケラCheumatopsyche brevilineata (Iwata)を選択し、その試験生物化を試みている。今回の講演では、コガタシマトビケラの累代飼育法および1齢幼虫を用いた急性毒性試験法を紹介し、 本セミナーを通して流水性の水生昆虫の試験生物化による室内試験と野外調査の間隙を埋める影響評価法の開発について議論を深めたい。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
農薬の水域生態系における一次生産者におよぼす影響評価手法
Risk Assessment Approach of Pesticide Toxicity to Aquatic Plants
石原 悟 池 田
838-8312
内   容
 農薬は開放系で用いられる生物活性を持つ化学物質であ るため、自然環境中に生息する非標的生物への影響が懸念されている。水田農業を主体とする日本においては,水稲用除草剤の公共用水域への流出率が高く,特 に注意が必要とされている。水域生態系において耕地から流出した除草剤により影響を受ける可能性が高いと考えられる生物は、生態学的食物連鎖の中では藻類 などの生産者である。プランクトンを含めた植物群生は水域生態系において一次生産、酸素生産、栄養循環、魚類等の生息・繁殖・隠れ場所等として重要な役割 を担っている。しかし、これまで日本において非標的生物に対する農薬の影響評価は、経済的有益性の高い魚類や甲殻類に注目して行われていたため、農薬の非 標的植物に対する有害性(植物毒性)に関する知見は乏しいのが現実である。本セミナーでは、農薬が水域生態系の一次生産におよぼす影響評価手法について, 諸外国の影響評価手法を中心に紹介するとともに、演者らが行っている藻類を使用した室内試験の結果も紹介したい。また、今後農薬使用に伴う一次生産者へお よぼすリスクをより削減していくには、どのような評価手法が有効であるか議論したい。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
絶滅危惧水生植物を用いた水田除草剤の生態影響評価
Ecological impact assessment of rice herbicides using threatened aquatic plants)
池田浩明 池 田
838-8312
内   容
 農薬の生態影響評価において、維管束植物は代表的試験 生物である藻類に比して毒性試験法の検討が遅れている生物群である。現在のところ、植物に関しては、OECDテストガイドラインの定める標準試験による藻 類の毒性値が公的な生態影響評価において中心的な役割を果たしている。しかし、藻類が水生植物界の農薬感受性を代表しているという科学的根拠は乏しいた め、維管束植物を用いた農薬の毒性評価を行い、藻類の代表性を確認する必要がある。一方、維管束植物は藻類より生長速度が遅いため、比較的長時間の暴露試 験を行う必要がある。ところが、試験物質を一定濃度で連続暴露した試験結果によって、時間的に濃度が変動する実環境における影響を評価すると、暴露濃度の 時間変動の影響により評価の不確実性が生じてしまう。そこで本セミナーでは、水生維管束植物の絶滅危惧種を用いた水田除草剤の急性毒性試験の結果を紹介 し、試験生物として藻類を用いることの妥当性と試験物質濃度の時間変動が毒性評価に及ぼす影響について議論したい。



平成17年度第6回
微生物・小動物研究グループセミナー
    日 時 : 11月29日(火) 16:00~17:00
    場 所 : 5階 547室

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
点滴かん水同時施肥によるカーネーション栽培の施肥・かん水体系
Drip-Fertigation System for Carnation Cultivation
藤澤 春樹
(青森県農林総合研究センターフラワーセンター21あおもり生産技術部)
松 本
838-8267
内   容
 点滴かん水同時施肥システムを利用したカーネーション栽培において、収量・品質が安定し、かつ塩類集積を防ぐ施肥及びかん水体系と同システムを利用した際に散見される生育低下の原因の検討結果を報告する。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
有機物施用による畑土壌の微生物活性と地力窒素の変化
Change in Microbial Activity and Soil Nitrogen in Fields Treated with Compost
塩野 宏之
(山形県農業総合研究センター農業環境研究部)
松 本
838-8267
内   容
 これまでの土壌診断は理化学性の評価が中心で、土壌微生物の生物的な評価はほとんど行われていない。そこで今回、山形県内の有機物連用圃場土壌において、土壌微生物の量、活性などの生物性を調査した結果について紹介する。



生態システム研究グループセミナー
    日 時 : 11月30日(水) 15:00~17:00
    場 所 : 5階 547室(中会議室)

テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
マイクロ波センサーを用いた、湛水地表面の高頻度観測
High frequency observation of inundated area by spacebone microwave radiometer
大野宏之 石 塚
838-8228
内   容
 毎年6から10月頃にかけて、メコンデルタ地域の広い範囲で起こる河川の氾濫は、地域の農業に大きな役割を担っている。このため、水需要の増加や灌漑排水システムの整備が進む中、この地域の季節的湛水地域の時空間分布をリモートセンシングによって把握することが重要になってきた。雲に覆われる頻度が高いこの地域は、一日程度の時間分解能のセンサーを用いても光学画像から分布の時間変化を連続して捉えることは難しい。そこで、より雲の影響が少ないマイクロ波領域の放射輝度温度を用いて、高い時間分解能で湛水域を抽出する手法を開発した。
テ ー マ 講 演 者 連 絡 先
流域の窒素循環モデルによる渓流水水質の広域推定
Nationwide estimation of stream water quality with a model of nitrogen balance in catchment areas
新藤純子 石 塚
838-8228
内   容
 近年、上流域に汚染源のない森林流域に於いて、渓流への窒素流出が報告されているが、全国的な濃度レベルや地域特性は知られていない。実態を明らかにするために、2003年に、名古屋大学の木平氏を中心に、全国1278の森林流域の渓流水を採取・分析し、渓流水窒素濃度の全国マップを作成した結果、濃度に明らかな地域的傾向があることが示された。森林生態系において窒素は成長の制限要因であり、土壌と植物の間を循環して渓流へはほとんど流出しない。近年の現象は、大気から湿性、乾性沈着としての窒素(硝酸イオン、アンモニア)の負荷が起因しているのではないかと考えられている。しかし、森林流域での窒素沈着量のデータは限られており、窒素流出(濃度)との因果関係を議論することは難しい。そこで、農業・畜産に起因するアンモニアの揮散量とその空間分布を推定し、既存の窒素酸化物発生量分布も用いて、大気からの沈着量を見積もった。この結果に基づいて、森林における内部循環を考慮した簡単なモデルを用いて、大気からの負荷と渓流水水質との関係を検討する。




10月のセミナー予定   12月のセミナー予定

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