最終更新日: 2010年6月9日 | ||
6月の公開セミナー |
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農業環境技術研究所 | ||
セミナー開催記録 | ||
6月10日(木曜日) 生態系計測研究領域セミナー(平成22年度 第1回) | ||
6月14日(月曜日) 生物生態機能研究領域特別セミナー(平成22年度 第1回) | ||
6月18日(金曜日) 生物多様性研究領域セミナー(平成22年度 第1回) | ||
6月23日(水曜日) 農業環境インベントリーセンターセミナー(平成22年度 第3回) | ||
6月23日(水曜日) 生物多様性研究領域特別セミナー(平成22年度 第2回) |
生態系計測研究領域セミナー
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日時: 平成22年6月10日(木) 15:00~16:30 場所: 547会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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リモートセンシングの観測・計測技術に魅せられて Consideration to the teaching materials for public presentation of a remote sensing |
星 仰 (茨城大学名誉教授) |
石塚 電話 838-8228 |
内容 | ||
リモートセンシングのアナログ時代は、航空機にカメラを搭載して航空写真を撮影してこれを利用しできた。最近のディジタル時代は衛星にセンサーを搭載してデータを解析している。衛星画像データの地球観測も解像度が高くなり、航空写真並みの詳細分析を可能にしている。観測対象も宇宙へと焦点が移行し、太陽系観測から銀河系観測に移行しているのが現状である。しかし、地球を対象としたリモートセンシング画像データなどは、まだ利用分野で普及しきれていない面を含んでいる。 そこで、リモートセンシング分野の研究資料を公開することで、その分野のすそ野を広げることができよう。その結果、教育機関や企業法人の教材や技術に活用できる。手持ちの資料には、航空写真、衛星画像、プレゼンテーション資料、アルゴリズム、レンジ画像データなどがあるので、本講演では、この資料を公開するための問題点を考察し、幾つかの解決策について述べる。 |
生物生態機能研究領域特別セミナー
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日時: 平成22年6月14日(月) 15:00~17:00頃 場所: 547会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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ゲノム注釈の民主化
Democratization of genome annotation |
岡本 忍 (ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCL)) Shinobu OKAMOTO (Database Center for Life Science) |
酒井 電話 838-8309 |
内容 | ||
次世代シーケンサー本格稼働の時代を迎え、ゲノム配列決定の速度が飛躍的に増している。一方で人手による質の高いゲノム注釈は基盤情報として個別生物の網羅的な研究の進捗を左右する。しかし、個別生物のゲノム注釈を充実、維持するための専門家は絶対的に不足している。このような背景のなかでゲノム注釈の方法論やITツールの必要性が高まっている。今回はそのような状況と我々のゲノム注釈への新しい試みについて紹介する。 |
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テーマ | 講演者 | 連絡先 |
難培養性細菌のゲノム完全長配列取得に よる機能解明 Functional analysis of uncultured bacteria by acquiring their complete genome sequences |
本郷 裕一 (東京工業大学大学院生命理工学研究科) Yuichi HONGOH (Tokyo Tech, School and Graduate School of Bioscience and Biotechnology) |
酒井 電話 838-8309 |
内容 | ||
環境中の大部分の微生物種は難培養性であり、その生理・生態は未知である。演者は、こうした個々の微生物種の1~少数細胞からの全ゲノム配列取得を目指している。これまでに、シロアリ腸内で木質分解を担う難培養性原生生物の、さらにその細胞内にのみ共生する培養不能細菌2種の、わずか数百細胞からのゲノム完全長配列取得に成功している。その手法と解析結果、シングルセル・ゲノミクスへの展望と産業応用への可能性などを解説する。 |
生物多様性研究領域セミナー |
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日時: 平成22年6月18日(金) 15:00~17:00 場所: 453会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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クワの耐虫防御機構とカイコの寄主適応 | 和佐野 直也 (農環研) |
伊藤 電話 838-8252 |
内容 | ||
クワ(Morus sp.)は、カイコの餌として広く知られている植物で、養蚕業の発展にともない数千年にわたり世界中で栽培されてきた。カイコがクワしか食べることがでない単食性昆虫であることはよく知られている。しかしながら、「カイコはなぜクワしか食べないか?」という素朴な疑問に対する答えは、未解決のままである。演者はクワが傷ついた際に滲出する乳液から、強い昆虫成長阻害活性を有する新規耐虫性タンパク質を精製し、耐虫性遺伝子をクローニングした。本セミナー |
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テーマ | 講演者 | 連絡先 |
農業水路に分布する水生植物による除草剤影響の検出 | 池田 浩明 (NIAES) |
伊藤 電話 838-8252 |
内容 | ||
わが国における農薬のリスク管理は、定められた試験生物を用いた個体レベルの室内毒性試験に基づいて実施されており、実際の生態系からの乖離が問題視されている。そのため、野外において農薬の影響を分離・特定することが最善だと考えられるが、その手法は確立されていない。そこで、水生植物が分布する農業水路で調査を行い、水稲用除草剤の濃度と連動する水生植物の季節変化を指標として除草剤の影響を検出することを試みた。その結果、水稲用除草剤は特に沈水植物に対して悪影響を与えていることが示唆された。 |
農業環境インベントリーセンターセミナー |
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日時: 平成22年6月23日(水) 13:30~14:30 場所: 547会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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東アジア東洋区におけるリンゴカミキリ属の分類学的再検討
A Taxonomic Study on the Genus Oberea of the Oriental Region of East Asia (Coleoptera, Cerambycidae) |
栗原隆 (農環研) KURIHARA Takashi (NIAES) |
高田・大澤? 電話 838-8272 |
内容 | ||
リンゴカミキリ属は世界で280種余り知られる大属である。幼虫は生きた植物体を加害するため、日本においてもナシなどの果樹やツツジ類の害虫として知られる種を含んでいる。本属は互いに似た種が多いにもかかわらず、これまでにいくつかの外部形態や色彩によって種を分けられてきたため、多くの混乱をきたしている。本セミナーでは、東アジア東洋区について検討を行った結果の一部について紹介する。 |
生物多様性研究領域特別セミナー |
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日時: 平成22年6月23日(水) 11:00~12:00 場所: 453会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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Invasion and control of alligator weed Alternanthera philoxeroides in Australia, New Zealand & the USA | Dr Quentin Paynter ( Manaaki Whenua Landcare Research ) |
伊藤? 電話 838-8252 |
内容 | ||
Alligator weed Alternanthera philoxeroides is an invasive plant of SouthAmerican origin that has spread to many countries around the world, including Japan, where it has become invasive. During this talk, I shall describe the mode of introduction and spread, impacts and control of alligator weed in Australia, New Zealand & the USA. Finally, I shall discuss the potential for successful biological control of alligator weed in Japan. |
5月の公開セミナー | 7月の公開セミナー | |||
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広報情報室広報グループ(kouhou@niaes.affrc.go.jp) |