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最終更新日: 2012年2月24日 |
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2月の公開セミナー |
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農業環境技術研究所 | ||
セミナー開催記録 | ||
2月27日 (月曜日) 農業環境インベントリーセンター特別セミナー | ||
2月29日 (水曜日) 平成23年度 第4回農業環境インベントリーセンターセミナー |
農業環境インベントリーセンター特別セミナー |
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日時: 平成24年2月27日(月曜日) 15:00~ 場所: 547会議室 |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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Management in food production in Belarus ベラルーシにおける食料生産管理 |
Iossif Bogdevitch (ベラルーシ国立農芸化学大学教授) |
大澤 電話 838-8272 |
要旨 | ||
チェルノブイリ原発事故発生以来、ベラルーシ共和国において、農産物の生産管理にどのように取り組み、放射性物質による影響の低減を行ってきたか、報告する。Bogdevitch教授は、ロシア・ベラルーシ共同作成の放射能マップの編者であり、農地土壌の放射能汚染対策に長年にわたり取り組んできた。ICRP(国際放射線防護委員会)日本委員会が開催する福島ダイアログセミナーに招へいされて来日した。 |
平成23年度 第4回農業環境インベントリーセンターセミナー |
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日時: 平成24年2月29日(水曜日) 13:30~14:30 場所: 5階会議室(547号室) |
テーマ | 講演者 | 連絡先 |
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農地での土壌炭素蓄積による日本の二酸化炭素排出削減ポテンシャル推計のためのシミュレーションシステムの開発 Development of a simulation system to estimate the mitigation potential of carbon dioxide emission by soil carbon sequestration in agricultural lands in Japan |
矢ヶ崎泰海 (農環研) Yasumi Yagasaki (NIAES) |
高田・大澤 電話 838-8272 |
要旨 | ||
気候変動緩和策の一つとして、農地に家畜ふん堆肥や作物残さを施用し、その分解過程で腐植などのより分解抵抗性の高い土壌有機物が生成し蓄積することを利用して大気中の二酸化炭素を土壌中に吸収する方策 「土壌炭素蓄積(soil carbon sequestration)」 に関心が寄せられている。 気候変動緩和策の効果の科学的見地からの検証と国の意思決定支援を行うことを目的とし、日本全国の農地土壌の二酸化炭素吸収・排出量の推計システムを開発してきた。 土地利用変化、土壌の分類および物理化学性、気象、農業活動量など、全国を包含する各種インベントリーを整備し、これに気象、農地管理および土地利用変化の将来シナリオを組合せ、土壌有機物動態モデルの RothC model を利用して 1980 年から 2020 年までの全国の農地土壌炭素の増減をシミュレーションにより推計した。土壌の二酸化炭素排出の年変動が大きいこと、京都議定書の算定方式の土地面積の取り扱いに起因する問題を改善する必要性、などが指摘された。 インベントリーの整備と利用から、国スケールの数値シミュレーションと将来予測、国の意思決定支援につなげるまでの一連の過程で鍵となる点について紹介するとともに、LCA やカーボンフットプリントの国際標準化、実施義務化への動きが進む現在の状況を踏まえた今後の課題と展望について議論する。 |
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広報情報室広報グループ(kouhou@niaes.affrc.go.jp) |