農業環境技術研究所が実施している遺伝子組換え
ナタネの第1種使用(圃場試験)について:
10月18日(播種/土壌微生物サンプリング)
独立行政法人 農業環境技術研究所
2004年10月28日
農業環境技術研究所では、除草剤耐性の遺伝子組換えナタネを長期栽培した場合の生物相への影響を調べています。除草剤耐性作物は、特定の除草剤に耐性を持つ遺伝子を組み込むことにより、除草剤をまいても枯れないようにした作物です。
10月18日に、組換えナタネ(品種:SW Raide RR)と非組換えナタネ(品種:Defender)を播種しました。また、播種と同時に、土壌微生物のサンプリングを行いました。雨が多かったため、予定していた播種日(10月7日)から10日ほど遅れました。
写真1(播種作業の状況)10月18日、農業環境技術研究所 A-2圃場
組換えナタネ(品種:SW Raide RR)と非組換えナタネ(品種:Defender)の播種を、写真のような機械を使って行いました。
栽培実験名: 組換え農作物の長期栽培による生物相への影響モニタリング(ナタネ)
栽培目的: 一般栽培が承認されている遺伝子組換え農作物について、環境に対する安全性評価の結果に対する消費者等の理解、安心を確保することを目的として、長期栽培による生物相への影響をモニタリング(継続調査)する。
栽培概要:除草剤グリホサートに耐性を有する組換えナタネと非組換えナタネとを隣接した実験圃場で長期栽培し、そこに生育・生息する植物、土壌微生物等を調査し、組換えナタネと非組換えナタネの栽培による生物相への影響を比較検討する。あわせて、平成15年に採取した非組換えナタネについて組換えナタネ栽培区からの距離と交雑率との関係を調査・解析する。
本栽培試験に関する連絡先:
独立行政法人 農業環境技術研究所 企画調整部研究交流科
電話番号 029-838-8184
メールアドレス coord@niaes.affrc.go.jp