農業環境技術研究所が実施している遺伝子組換え
ダイズの第1種使用(圃場試験)について:
6月22日(は種/土壌微生物サンプリング/防鳥網の設置)
独立行政法人 農業環境技術研究所
2004年6月24日
農業環境技術研究所では、除草剤耐性の遺伝子組換えダイズを長期栽培した場合の生物相への影響を調べています。除草剤耐性作物は、特定の除草剤に耐性を持つ遺伝子を組み込むことにより、除草剤をまいても枯れないようにした作物です。
6月22日に組換えダイズ(40-3-2系統の品種:AG3701RR)および非組換えダイズ(品種:エンレイ)の播種と土壌微生物のサンプリングを行なった後、防鳥網を設置しました。
写真1(は種作業の状況) 6日22日に組換えダイズ(40-3-2系統の品種:AG3701RR)と非組換えダイズ(品種:エンレイ)の播種を行いました。また、播種と同時に土壌微生物のサンプリングを行いました(右手前)。
写真2(防鳥網の設置状況) 同日、播種後に防鳥網を張りました。
栽培実験名: 組換え農作物の長期栽培による生物相への影響モニタリング(ダイズ)
栽培目的: 一般栽培が承認されている遺伝子組換え農作物について、環境に対する安全性評価の結果に対する消費者等の理解、安心を確保することを目的として、長期栽培による生物相への影響をモニタリング(継続調査)する。
栽培概要:除草剤グリホサートに耐性を有する組換えダイズと非組換えダイズとを隣接した実験圃場で長期栽培し、基本的な生育特性、そこに生育・生息する植物、昆虫、土壌微生物等を調査し、組換えダイズと非組換えダイズの栽培による生物相への影響を比較検討する。あわせて、非組換えダイズについて組換えダイズとの距離と交雑率との関係を調査・解析する。
本栽培試験に関する連絡先:
独立行政法人 農業環境技術研究所 企画調整部研究交流科
電話番号 029-838-8184
メールアドレス coord@niaes.affrc.go.jp