第19回農薬環境動態研究会の開催
「農薬の残留分析における酵素免疫測定法の応用と課題」
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食品の安全性や環境保全に対する社会的関心が高まっている中で、農薬のリスクを評価するために、農作物、水系、土壌における残留性を把握しておくことが重要である。従来、農薬の残留分析は、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフ等の高額な分析機器を活用し分析の高精度化を図ってきた。しかし、これらの分析法では試料の前処理となる有機溶媒抽出、各種カラムクロマトグラフィーによる精製等、煩雑な過程が必須であり、簡易で迅速な分析法の開発が求められている。
酵素免疫測定法(ELISA法)は抗原に対する抗体の選択的反応性を利用したもので、精製・単離の操作なしに化合物を測定できる利点を有しており、残留農薬の分析方法としてその応用が試みられている。特に、国内では農作物の安全性を確保するため、収穫された農作物について、出荷前にELISA法を用い残留農薬を迅速に測定する可能性を検討している。このような状況から、本研究会では残留農薬のELISA法による分析法の検討状況と問題点を明らかにするとともに、各県での農薬の動態研究に関する成果を整理し意見交換を行って、今後の研究推進の発展を図る。
開催日時 : |
平成14年9月13日(金)9時〜15時 |
開催場所 : |
(独)農業環境技術研究所 大会議室 |
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プログラム |
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9:00〜 9:05 |
あいさつ |
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農業環境技術研究所 理事長 |
陽 捷行 |
9:05〜11:00 |
ELISA法の残留農薬分析への応用と課題 |
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(1)農薬のELISA法の開発 |
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農業環境技術研究所 環境化学物質分析研究室 |
渡邊 栄喜 |
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(2)農作物の残留農薬分析への実施例 |
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埼玉県農林総合研究センター |
成田伊都美 |
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岐阜県農業技術研究所 |
天野 昭子 |
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兵庫県立農林水産技術総合センター |
清水 克彦 |
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(3)水系での残留農薬分析への実施例
(水系への流出モデルの開発にむけて) |
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東京農工大学大 学院 |
渡邊 裕純 |
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(4)ELISA用キットの開発の現状と今後の方向 |
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(株)バイオ・アプライド・システムズ |
三宅 司郎 |
11:00〜12:00 |
水系における農薬濃度の調査方法と試験結果の検討 |
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(昼 食) |
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13:15〜14:00 |
作物残留農薬の分析法と試験結果の検討 |
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14:15〜15:00 |
総合討論 |
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参集範囲 : |
国公立・独立行政法人試験研究機関、大学、行政部局ほか |
参加申し込み・問合せ先 : |
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農業環境技術研究所 化学環境部
有機化学物質研究グループ 上路雅子 |
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〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3 |
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TEL&Fax: 0298-38-8301 |
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E-mail: zueji@niaes.affrc.go.jp |