第21回 気象環境研究会
黄砂(風送ダスト)問題と農林業

開催趣旨:

黄砂、すなわち大陸の乾燥・半乾燥地域から風によって大気中に舞い上がる風送ダストは、発生域の農業生産や生活環境に大きな影響を与えるばかりでなく、自由大気に鉱物質エアロゾルとして浮遊し、日射の散乱・吸収および赤外放射の吸収過程や、雲・降水過程を通じてグローバルな気象・気候に影響を及ぼしている。

春先には、ひどい黄砂が国内各地のテレビや新聞などで報じられ、航空機の運航などで社会問題となっているが、春野菜や農業施設への影響も懸念されている。本研究会では、風送ダストの発生過程から我が国への飛来・沈着過程に至る各過程について最新の研究成果を紹介する。

とりわけ、(1)現地の砂漠および農耕地からのダスト発生機構と輸送過程、(2)大気中のダストによる気象・気候の変化と環境影響、(3)黄砂による農林業への影響などを議論し、風送ダストが農林業へ及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。

主催: 農業環境技術研究所

日時: 平成17年3月3日(木) 10:00〜17:00

場所: 農業環境技術研究所 大会議室(2階)

プログラム

10:00 - 10:10  あいさつ

農業環境技術研究所理事長  陽 捷行

10:10 - 10:40  黄砂など越境大気質の拡散問題

農業環境技術研究所  川島 茂人

10:40 - 11:10  近年ダストの発生と気候変化

国際連合大学  吉野 正敏

11:10 - 11:40  風送ダストの供給量と気候への影響

気象庁気象研究所  三上 正男

11:40 - 12:10  黄砂長距離輸送のライダー観測

国立環境研究所  杉本 伸夫

(昼食)

13:10 - 13:40  黄砂とエアロゾルの越境汚染のモデル解析

九州大学応用力学研究所  鵜野伊津志

13:40 - 14:10  日本における黄砂の時間と空間変動

日本大学文理学部  田  少奮

14:10 - 14:40  黄砂エアロゾルの化学的性質

国立環境研究所 森  育子・西川 雅高

(休憩)

14:50 - 15:20  ダストの発生過程と農業活動

農業環境技術研究所  杜  明遠

15:20 - 15:50  黄砂と放射性降下物

農業環境技術研究所  藤原 英司

15:50 - 16:20  黄砂と日本の農業

農業環境技術研究所  井上  聡

16:20 - 17:00  総合討議

司会: 農業環境技術研究所 野内  勇・川島 茂人


会場への交通:

常磐線牛久駅よりバス20分−農業環境技術研究所下車、
つくばセンターよりバス30分−農業環境技術研究所下車、
東京駅(八重洲南口)筑波山行き高速バス65分−農林団地中央下車徒歩10分

申し込み・問い合わせ先:

305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3

(独)農業環境技術研究所 地球環境部

気象研究グループ 大気保全ユニット 川島茂人

TEL: 029-838-8206 FAX: 029-838-8199

E-mail: sig@affrc.go.jp


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