ポイント
・ 独立行政法人農業環境技術研究所は、9月4日(土曜日)、東京で、シンポジウム「農業からみた生物多様性、生物多様性からみた農業」を開催します。
・ 農業と生物多様性の相互関係、農業生産における生物多様性の利用と保全について、一般の方にもわかりやすく紹介します。
独立行政法人農業環境技術研究所では、9月4日(土曜日)、ベルサール飯田橋(東京都千代田区)において、第33回農業環境シンポジウム「農業からみた生物多様性、生物多様性からみた農業」を開催します。
このシンポジウムでは、農業と生物多様性が相互にどのような関係をもっているのか、また農業生産における生物多様性の利用と保全を図るにはどうすればよいかなどについて、最近の農業施策の動向を踏まえつつ、これまでの研究成果を発表し、一般の方々を交えて意見交換を行いたいと考えております。みなさまのご来場をお待ち申し上げております。
開催日時: 平成22年9月4日 13:15 〜 17:30
開催場所: ベルサール飯田橋 イベントホール
(東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル1F)
主催: (独)農業環境技術研究所
後援: 農林水産省 (予定)
対象: 一般市民、農業関係者、行政機関、独立行政法人、大学など
参加: 参加費無料 (定員300名)
参加登録ページ:
シンポジウムWebサイト: http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/sinfo/sympo/h22/20100904.html
(シンポジウムの内容については 別紙 をご参照ください)
開催責任者
農業環境技術研究所 茨城県つくば市観音台3-1-3 理事長 佐藤 洋平
開催担当者
農業環境技術研究所 生物多様性研究領域長 安田 耕司
電話 029-838-8251 FAX 029-838-8251
電子メール sympo0904@niaes.affrc.go.jp
広報担当者
農業環境技術研究所 広報情報室 広報グループリーダー
田丸 政男
電話 029-838-8191 FAX 029-838-8191
電子メール kouhou@niaes.affrc.go.jp
(別紙)
開催日時: 平成22年9月4日(土曜日) 13:15 - 17:30
開催場所: ベルサール飯田橋 イベントホール (東京都千代田区飯田橋3-8-5)
開会 13:15
挨拶
農業環境技術研究所 理事長
農林水産技術会議事務局 研究開発官
趣旨説明
安田耕司(農業環境技術研究所)
基調講演: 『田園有情』 13:30〜14:15
あん・まくどなるど(国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット)
日本各地の農村をまわられた体験や農林水産省の生物多様性戦略検討会委員としての経験を踏まえ、農業と生物多様性の相互関係等についてお話しいただきます。
講演:
1.農業活動による生態系とランドスケープの管理 14:15〜14:40
山本勝利(農業環境技術研究所)
水田、あぜ、水路、ため池、里山等からなる複合生態系と生物多様性保全の関係を、事例をまじえて紹介します。
2.農業における生物多様性の機能の活用 14:40〜15:05
田中幸一(農業環境技術研究所)
生物多様性がもたらす生態系サービスを農業生産の中でどのように活用するかについて、生物多様性に関するプロジェクト研究の成果を踏まえて紹介します。
3.農業における新たな生物資源の利用とリスク管理 15:20〜15:45
藤井義晴(農業環境技術研究所)
緑化・被覆植物や天敵として導入される生物の便益とリスクの評価およびその適切な活用方法について紹介します。
4.生物多様性保全をより重視した農林水産施策の推進 15:45〜16:10
木内岳志(農林水産省環境バイオマス政策課)
生物多様性を重視した農業施策のこれまでの経緯、現在の取組状況と問題点について、分かりやすく紹介していただきます。
5.農業における生物多様性の利用と保全の調和に向けた提言 16:10〜16:35
西尾 健(法政大学)
海外動向を踏まえつつ、農業分野における生物多様性の利用と保全について考察し、その調和に向けた提言をいただきます。
総合討論 16:45〜17:25
挨拶
農業環境技術研究所 理事
閉会 17:30
※ 会場内の後方ロビーにて、ポスター発表(農業環境技術研究所)