「シルク・サミット」は、養蚕・製糸・染織等に携わる方や、博物館・資料館の方などが意見交換や技術交流することを目的に、生物研、大日本蚕糸会などが主催して毎年行っているものです。今回は平成23年11月10日(水曜日)・11日(木曜日)の2日間、群馬県桐生市の桐生地域地場産業振興センターで開催されました。1日目の講演会では蚕糸・絹業の現状や、カイコやシルクに関する種々の取り組みが報告され、生物研からは田村特任上級研究員が「遺伝子組換えカイコとその産業利用」について講演を行いました。2日目は「文化財・近代化遺産コース」など3コースに分かれ、シルク産業関連施設の見学会が開かれました。