生物研ニュースNo.45
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研究交流2
中東・アジアの研究機関幹部がジーンバンクを視察
 生物研は遺伝資源センターにおいて、植物種子、動物の精子、微生物などの遺伝資源を国内外から集めて保存・管理し、研究や育種用に提供する「農業生物資源ジーンバンク事業」を行っています。ジーンバンク事業については各国で関心が高まっており、この春にも海外の研究機関の幹部が、相次いでジーンバンク事業の視察に訪れました。

カタール国 環境省 バイオテクノロジーセンター Masoud J. Al-Marri 所長

ラオス人民民主共和国 農林省 国立農林研究機構 Bounthong 局長(理事長)

ラオス国旗カタール国 環境省 バイオテクノロジーセンター
Masoud J. Al-Marri 所長

概要説明の様子
河瀬センター長(右側)から説明を受けられる Al-Marri 所長(左側)

 平成24年3月6日(金曜日)、中東のカタール国より、環境省バイオテクノロジーセンターの Masoud J. Al-Marri 所長が来所されました。カタール国では、世界的な気象変動への対応の一環として、ジーンバンク設立を検討しているとのことです。

 Al-Marri 所長は石毛理事長を訪問されたのち、終日ジーンバンク事業に関する情報収集にあたられました。遺伝資源センターの河Pセンター長から事業の概要説明を受けられた後、「植物」「動物及び情報」などジーンバンクの各部門について、担当者から説明を受けられました。さらに種子貯蔵庫などジーンバンク関連の施設を視察され、強い関心を持たれたご様子でした。

ラオス国旗ラオス人民民主共和国 農林省 国立農林研究機構
Bounthong 局長(理事長)

理事長室にて
Bounthong 局長(左側)と石毛理事長(右側)

 平成24年4月13日(金曜日)、南アジアのラオス人民民主共和国より、ラオス農林省 国立農林研究機構の Bounthong 局長(理事長)が来日されました。

 生物研と国立農林研究機構は、遺伝資源に関する共同研究を実施しています。Bounthong 局長は4月16日(月曜日)には生物研の石毛理事長を訪問され、両研究所の積極的な協力関係のあり方について意見交換されました。また Bounthong 局長は、遺伝資源センターの河Pセンター長と今後の共同研究の進め方について話し合われた他、「ラオスにおける農林業研究の現状」について講演されました。  

[広報室]
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