平成24年7月23日(月曜日)に東京大学にて、シンポジウム「ゲノム情報を活用した作物の新品種開発の最前線」が開催されました。農林水産省・農林水産技術会議と生物研とが共同開催したもので、農水関係の独法、道府県、大学、民間などから作物育種の専門家約300人が参加しました。シンポジウムではまず7題の講演が行われ、生物研が主要メンバーとして参画する「新農業展開ゲノムプロジェクト」の成果が、マーカー育種(ゲノム情報を利用した品種改良法)を中心に紹介されました。生物研からも農業生物先端ゲノム研究センター長の矢野昌裕をはじめ、4名が講演しました。その後、講演者をパネラーとしてパネルディスカッションが行われ、今後のゲノム育種研究の方向性が議論されました。
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