主任研究員 飯塚哲也による講演
奥に見えるのは、蛍光シルクなど、
様々なシルクを作るカイコの絹糸腺
(シルクを作る器官)。
10月10日(木曜日)・11日(金曜日)の2日間、絹織物「久米島紬(つむぎ)」の産地として知られる沖縄県久米島町にて、生物研、(財)大日本蚕糸会ほかの主催により「シルクサミット 2013 in 久米島」が開催されました。島外、島内から併せて約160名が参加し、盛況なイベントとなりました。シルク・サミットはカイコやシルクの研究、生産などシルクに関わる人々が意見交換や技術交流を行う場です。10日には具志川農村環境改善センターにて、久米島紬の歴史や産業活動の報告を中心に基調講演1題、特別講演3題、事例報告3題の講演が行われ、生物研からは主任研究員の飯塚哲也が「遺伝子組換えカイコの産業利用」について紹介しました。また11日には、久米島博物館や泡盛「久米仙」の工場など、久米島町内の名所旧跡をめぐる見学会がありました。
シルク・サミットは、場所を変えて毎年行われています。来年は、4月に群馬県富岡市、11月に長野県岡谷市の2回開催予定です。皆様のご参加をお待ちしています。
久米島町立清水小学校の皆さんによる
「久米島紬ができるまで」の報告
理事の町井博明も久米島紬で挨拶
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