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参考資料
  独立行政法人農業生物資源研究所では、スギ花粉症緩和米の栽培実験を行っております。開発目的、栽培の概要及び花粉飛散防止措置は以下のとおりです。
*「スギ花粉ペプチド含有イネ」は、第1種使用申請のために用いた名称ですが、一般的には「スギ花粉症緩和米」で知られているので、本資料では、この名称を用います。
  1. 開発目的
      スギ花粉症は国民病といってよいほどのアレルギー疾患です。コメを食べることで、スギ花粉症の症状を緩和させることを目的として研究を行っています。
      今年度は、スギ花粉症緩和米の安全性や花粉アレルギーの緩和効果を確認するための実験材料を確保する必要があります。そのため、本年は約1,000kgのコメの収穫を計画しています。
  2. 栽培期間および栽培場所
    栽培期間:平成19年6月28日〜平成19年9月下旬
    栽培場所:作物研究所高機能隔離ほ場(ほ場面積 20a)
    農業生物資源研究所隔離ほ場(ほ場面積 1a)
    [栽培実験]
        平成19年 6月28日 隔離ほ場の水田に移植
        平成19年 9月下旬  収穫(予定)
        平成19年10月上旬  脱穀・精米
        平成19年10月中旬  残渣等の処理
  3. 花粉拡散防止措置
      本組換えイネの栽培区画のうち作物研究所高機能隔離ほ場は、研究所外の最も近い一般の水田から約750m離れ、研究所内で試験栽培されている最も近いイネからも350m離れています。また、農業生物資源研究所隔離ほ場は、最も近い一般の水田から約750m離れ、研究所内で試験栽培されている最も近いイネからも30m離れています。さらに、研究所周辺の一般に栽培されているイネと開花期が一致しません。そのため、一般のイネと組換えイネが交雑する可能性はないと考えてます。
      また、本組換えイネは、食品安全性承認作物、飼料安全性承認作物に該当しませんので、研究所と外部の境界近くにもち米の株を栽培し、研究所外にイネの花粉が飛散していないことを確認します。(第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づいた措置です。)
スギ花粉症緩和米の期待される効果
スギ花粉症緩和米の期待される効果

さらに詳しい情報は農業生物資源研究所ホームページ(http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/gmo/gmotop.html)に掲載しています。

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