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田植え実施日程等  参考資料(概要等、隔離ほ場の位置図よくある質問について)

参考資料

独立行政法人農業生物資源研究所では、スギ花粉ペプチド含有イネの栽培実験を行っております。開発目的、栽培の概要及び花粉飛散防止措置は以下のとおりです。

1.開発目的

スギ花粉症は国民病といってよいほどのアレルギー疾患です。コメを食べることで、スギ花粉症の症状を緩和させることを目的として研究を行っています。

今年度は、スギ花粉ペプチド含有イネの生物多様性影響評価を確認するために栽培します。

2.栽培期間および栽培場所

栽培期間:平成20年6月10日〜平成20年9月下旬

栽培場所:農業生物資源研究所隔離ほ場(ほ場面積 4a)

[栽培実験]

平成20年6月10日隔離ほ場の水田に移植
平成20年9月下旬収穫(予定)
平成20年10月上旬 脱穀・精米
平成20年10月中旬残渣等の処理
〜21年3月越冬試験

3.花粉拡散防止措置

本組換えイネの栽培区画の農業生物資源研究所隔離ほ場は、最も近い一般の水田から約750m離れており、防風林で隔てられています。研究所内で試験栽培されている最も近いイネからも30m以上離れています。さらに、研究所周辺の一般に栽培されているイネと開花期が一致しません。そのため、一般のイネと組換えイネが交雑する可能性はないと考えてます。

また、本組換えイネは、食品安全性承認作物、飼料安全性承認作物に該当しませんので、研究所と外部の境界近くにもち米の株を栽培し、研究所外にイネの花粉が飛散していないことを確認します。(第1種使用規程承認組換え作物栽培実験指針に基づいた措置です。)

スギ花粉ペプチド含有イネを摂取することによってスギ花粉によるアレルギー反応を抑制する効果が期待できる。

さらに詳しい情報は農業生物資源研究所ホームページ(http://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/gmo/gmotop.html)に掲載しています。


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