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プレスリリース

平成18年8月11日
独立行政法人 農業生物資源研究所




英国サンガー研究所とブタゲノム解読研究で
合意書を締結


 【要旨】 【研究合意の概要】 【問い合わせ先】 【背景】 【今後の展開】 【用語】

【要旨】

    国際共同研究組織であるブタゲノムシークエンシングコンソーシアム(国際コンソーシアム)によるブタの全ゲノム塩基配列の解読を推進するため、独立行政法人農業生物資源研究所(生物研)および社団法人農林水産先端技術産業振興センター(STAFF)は、英国ウェルカムトラスト・サンガー研究所(サンガー研究所、ケンブリッジ市)と、2006年7月20日にブタゲノム解析に関する研究合意書を交わしました。

    豚のゲノムは、人とほぼ同じく約30億塩基対からなると推定されています。共同研究を通じて、ブタゲノム解読が進展することにより、肉質などの有用遺伝子の解明やその情報を用いた豚の育種が加速されるものと期待されます。また、豚の体は生理的、形態的に人と多くの類似点を持つことから、医学研究における貢献についても注目されています。

【研究合意の概要】

  1. 三者は、国際コンソーシアムのメンバーとして、協力してブタゲノムの解読を推進する。
  2. 生物研およびSTAFFは、サンガー研究所が管理するブタゲノム解析用試料の提供を受け、塩基配列の解読を行う。解読結果はサンガー研究所において、全ゲノム塩基配列データの作成に供される。
  3. 共同研究の成果は、国際コンソーシアムの成果として一般に公表する。
【問い合わせ先】
研究代表者:農業生物資源研究所   理事長石毛   光雄
研究推進責任者:農業生物資源研究所   理事佐々木卓治
研究交流担当者:農業生物資源研究所   産学官連携推進室長大浦   正伸
研究担当者: 農業生物資源研究所   家畜ゲノム研究ユニット   主任研究員 上西   博英
電話: 029-838-8627
広報担当者:農業生物資源研究所   広報室長小川   雅文
電話: 029-838-8469

【掲載新聞】
8月12日:日本経済新聞、8月16日:化学工業日報、8月17日:日経産業新聞、
8月21日:日刊工業新聞

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