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プロジェクトリーダー

 雑賀 啓明(さいか ひろあき)

〔研究課題〕 新規作物をデザインするための汎用的変異導入システムの開発
研究者から一言

 私たちが持続的に発展していくためには、深刻化している食糧不足や環境悪化といった問題を解決していかなくてはいけません。過酷な環境下で栽培しても一定の収量を確保することができる品種や、栄養成分や医薬品の原料となる成分を高蓄積した品種など、新規の作物・植物品種を一刻も早く育成することが不可欠です。これまでに研究者が蓄積してきた膨大な研究成果の中には、このような新作物を育種するために必要な知見が山のようにあるはずです。しかし、そのような基礎的な情報をもとに、遺伝子を自在に改良(デザイン)し、新しい作物を育種することは、まだ容易ではありません。  今回の研究では、イネをモデルとして、どの研究室でも簡単に実験できるような、狙った遺伝子だけを自在に改変する汎用的技術の開発に取り組みます。この開発に成功すれば、遺伝子のデザイン育種が一段と進み、これまでになかった特性を持つ作物品種が多数作出されると期待しています。

研究者
顔写真
雑賀 啓明(さいか ひろあき)
 農業生物先端ゲノム研究センター、 ゲノム機能改変研究ユニット、主任研究員

昭和54年1月13日生まれ 和歌山県出身
東京大学 大学院農学生命科学研究科 生産・環境生物学専攻(博士課程) 卒業
略歴:
 2006年4月 植物科学研究領域 遺伝子組換え技術研究ユニット 任期付研究員
 2011年4月 農業生物先端ゲノム研究センター ゲノム機能改変研究ユニット 主任研究員

連絡先
 〒305-8604
  茨城県つくば市観音台 3-1-3
  TEL 029-838-8450   
  E-mail:saika@affrc.go.jp

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