熱中症を防ごう!
H16年7月 中野 丹
今年の夏は猛暑になるそうである。6月に入って早くも30℃を超える真夏日が続いたが、そのせいか、早くも熱中症が多発しているという報道もある。
厚生労働省の「熱中症による死亡災害発生状況(平成15年分)」によると、熱中症は、猛暑の年に20名以上の死亡災害が発生し、特に7月と8月に集中しているとのことである。熱中症による死亡災害事例のなかには、刈払機による草刈作業中の事例もあり、これからの草刈シーズンには農家の方にも十分注意をしてほしいものである。
熱中症は、汗で水分や塩分が過度に失われた時になりやすいと言われており、予防のポイントは①水分と少量の塩分をこまめにとる(スポーツドリンク、水と梅干、0.1~0.2%の食塩水などを10℃から15℃に冷やしたもの)。②通気性や吸湿性の良い生地で涼しい服装にする③食事はきちんととる、お酒・ビールは飲みすぎない、睡眠・休憩は十分にとるなどです。
熱中症の対策は本人の注意も大切だが、家族等の周囲の人が上記のポイントが守られているかに注意し、気温が30℃を超えたら休憩を促すなど、皆で対策に取組むようにしてほしい。