ナシマルカイガラムシ(= サンホーゼカイガラムシ), Diaspidiotus perniciosus (Comstock)

カメムシ目 同翅類(Hemiptera, Homoptera) マルカイガラムシ科 (Diaspididae)


形態・生態

加害部位 主として枝、幹(葉、果実にも寄生、雄は葉、果実を好む)
加害形態 主として雌成虫、幼虫
発生回数・時期 年3回、5月下旬に成虫が出現し、7月頃まで幼虫を産出、第3世代幼虫は1齢で休眠・越冬
越冬形態 1齢幼虫
形態 雌成虫貝殻 1.5-2 mm円形
分布 日本全土

 1齢幼虫          2齢幼虫  枝への寄生  歩行幼虫

  雌成虫   前蛹  雄幼虫(楕円形の殻)     蛹

 2007年5月10日

 カイガラの円いのが雌、楕円形が雄

 雄成虫、2007年5月25日

雄成虫のカイガラからの脱出は尾部から行われる
雄成虫羽化

 


被害

 果実寄生   被害果

 果実被害、2006年7月19日  果実被害、2006年7月26日

 果実被害、2007年7月6日

果実への寄生では着色むらを生じる


防除


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