低温着色に強く機械収穫向きの大粒だいず新品種「十育237号」


[要約] [キーワード] [担当]北海道立十勝農試・作物研究部・大豆科
[連絡先]電話0155-62-2431
[区分]作物・夏畑作物、北海道農業・作物
[分類]技術・普及



[背景・ねらい] [成果の活用面・留意点]
  1. 平成5年に十勝農試で「十系793号」を母、「十交6225F8」を父として人工交配を行い、それ以降、選抜、固定進めて育成した系統である。
  2. 臍および臍周辺着色抵抗性が強い白目大粒で、外観品質に優れる(表1)。
  3. 低温抵抗性が「トヨホマレ」より強い(表1)。
  4. 密植適性およびコンバイン収穫適性が高い(表3)。
  5. 煮豆、味噌および納豆に適する(表1)。
  6. 「トヨムスメ」より豆腐の物性がやや劣る(表1)。
  7. 農試および現地試験で「トヨムスメ」と同程度の収量性であるが、高温年の収量が「トヨムスメ」よりやや劣る。
[成果の活用面・留意点]
  1. 十勝中央部および道央地域の「トヨムスメ」、「トヨホマレ」の一部に置き換えて普及する。
  2. ダイズわい化病抵抗性は“中”なので、適切な防除に努める。
  3. ダイズシストセンチュウ・レース1発生圃場への作付けは避ける。
  4. 収量およびコンバイン収穫適性の向上のため、密植栽培を励行する。
[具体的データ] [その他]
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