早生・白肉でサラダ適性のあるばれいしょ新品種「北育1号」


[要約] [キーワード] [担当]北見農試・作物研究部・馬鈴しょ科
[連絡先]電話0157-47-2146
[区分]北海道農業・作物、作物・夏畑作物                           
[分類]技術・普及



[背景・ねらい] [成果の活用面・留意点]
  1. 「北育1号」は高品質多収で白肉の生食用品種「PentlandDell」を母、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性遺伝子H1を2重にもつ早生の生食用品種「とうや」を父として人工交配し、選抜された系統である。
  2. ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ(表1)。
  3. 早生・白肉で「男爵薯」より収量が多い(表2)。
  4. 「男爵薯」より中心空洞、打撲黒変の発生が少ない(表3)。
  5. 調理品質が優れサラダ適性がある(表4)。
  6. 上いも平均一個重がやや小さい(表2)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 北海道の生食用ばれいしょ栽培地帯に普及する。
  2. メトリブジン系の除草剤を植え付け後に散布すると、薬害を生じる場合がある。
  3. 疫病抵抗性であるが、抵抗性を侵す新レース出現の可能性があるため「男爵薯」に準じた防除を行う必要がある。
  4. 「男爵薯」より塊茎の維管束褐変が生じやすい傾向にあるので、乾燥しやすい圃場で栽培する場合は注意する。
[具体的データ] [その他]
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