オオモンシロチョウとモンシロチョウの休眠蛹は水に沈み、非休眠蛹は浮く


[要約] [キーワード] [担当]北海道農研・生産環境部・虫害研究室
[連絡先]電話011-857-9280
[区分]北海道農業・生産環境、共通基盤・病害虫
[分類]科学・参考



[背景・ねらい] [成果の内容・特徴]
  1. オオモンシロチョウとモンシロチョウの休眠蛹・非休眠蛹の比重を測定すると、休眠蛹の比重は1より大きく、その結果水に沈み、非休眠蛹では常に1より小さく、浮かぶ(表1)。
  2. MRI(核磁気共鳴イメージング)により、蛹体内を観察すると、休眠・非休眠蛹ともに、体内の胸部と腹部の境に空隙がみられ、その大きさが、前者で小さく、後者で大きい(図1)。
  3. 2.と同じ方法により、蛹の頭部から尾部に至る横断面画像を1mm間隔で撮影し、空隙が蛹全体に占める割合を、空隙部分とその他の部分との画像を切り抜き、重量を比較することによって近似的に求めた。比重に対して、空隙の体積と全体積との比をプロットすると、良く直線に乗り、比重は空隙の大きさによって決められているものと考えられる(図2)。
[成果の活用面・留意点] [具体的データ] [その他]
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