肉眼観察によるいちごの栄養障害診断


[要約] [キーワード] [担当]北海道原環セ・農業研究科
[連絡先]0135-74-3131
[区分]北海道農業・生産環境
[分類]技術・普及



[背景・ねらい] [成果の活用面・留意点]
  1. いちごの栄養障害は、多量要素(N、P、K、Ca、Mg)と微量要素(Fe、B)欠乏症状および多量要素(N、K)と微量要素(Mn、Zn、B、Ni)過剰症状について、水耕およびポット栽培で発現させた計13種類の栄養障害症状の特徴(表1)、カラー写真(写真12)およびフローチャート(図1)により、生産現場での簡易・迅速な栄養障害診断ができる。
  2. 診断に当たっては、資料に提示した情報、症状の品種間差異、類似して紛らわしい障害の見分け方および症状発現部位の化学分析値も参考とする。
[成果の活用面・留意点]
  1. 現場段階における栄養障害の迅速な診断および初動調査時に活用する。
  2. 診断に当たっては、聞き取り調査および圃場環境等を勘案して、総合的に判断する。
  3. 正確な診断が困難な場合には、土壌・作物体の分析および病害虫診断が必要である。
  4. 栄養障害の症状は四季成り性品種である「エッチエス-138」「カレイニャ」のものである。他品種への適応においては品種により症状が変化する可能性を考慮する。
  5. 上記のビジュアル資料は、別途印刷して配付するとともに、インターネットのホームページ上で公開する予定である。
[具体的データ] [その他]
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