極早生多収たまねぎ新品種「北見交39号」


[要約] [キーワード] [担当]北見農試・作物研究部・畑作園芸科、ホクレン農総研・作物生産研究室・園芸作物開発課、サカタのタネ北海道研究農場
[連絡先]電話0157-47-2483
[区分]北海道農業・花野菜
[分類]技術・普及



[背景・ねらい] [成果の内容・特徴]
  1. 北見農試がホクレン農総研と共同で育成した細胞質雄性不稔系統「BPR93509-01A」を種子親とし、サカタのタネが育成した花粉親系統「NS」を交配して得られた単交配一代雑種である。
  2. 倒伏期が「北はやて2号」と同等の極早生多収系統であり、規格外となる変形および分球発生率は低い(表12)。
  3. 乾腐病菌苗接種検定において、「北見交39号」の乾腐病抵抗性は強指標品種である「スーパー北もみじ」と同程度である(表3)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 全道の早期は種作型たまねぎ栽培地帯に普及する。
  2. 乾腐病抵抗性は「北はやて2号」よりやや優るが、激発ほ場での栽培は避ける。
  3. 裂皮等による球品質低下を防ぐため、適期の根切りおよび枯葉揃い後の速やかな収穫に努める。
  4. 本系統は根張りが強いため、根切り作業が不十分な場合には切断されなかった根が土中に残り、球の二次肥大や枯葉遅延につながるおそれがある。

    平成17年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分
    「たまねぎ新品種候補「北見交39号」」(普及奨励)
[具体的データ] [その他]
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