高度病害抵抗性テンサイ系統「NK-310mm-O」に由来する連鎖地図


[要約] [キーワード] [担当]北海道農研・畑作研究部・てん菜育種研究室
[連絡先]電話0155-62-9271
[区分]北海道農業・作物、作物・夏畑作物
[分類]科学・参考



[背景・ねらい] [成果の内容・特徴]
  1. 連鎖地図は、「NK-310mm-O」と「NK-184mm-O」の交配F2集団192個体をマッピング集団とし、「NK-310mm-O」に相引する161AFLP、2RAPDおよび14CAPSの計177マーカーからなる(図1)。
  2. 連鎖解析及び各連鎖群へのマーカーの割り付けは、連鎖地図作成ソフトMapmaker/EXP(Ver.3.0b)を用い、各連鎖群はmin LOD =3.0、max distance= 30cMの設定条件でテンサイの半数染色体数と同じ9つに分類できる。
  3. CAPSマーカーは、海外既報で連鎖群が同定されたSTSマーカー(Mohringら,2004)を制限酵素切断したものであり、 各連鎖群に最少1個以上となる計14マーカーからなる(図1)。
  4. 遺伝距離の総和は695.6cMであり、同定座位数は140座位、同定した座位間の平均距離は5.0cMである。
[成果の活用面・留意点]
  1. マッピング集団に用いた親系統「NK-310mm-O」は、黒根病、褐斑病、根腐病に対し高度抵抗性を示すため、今後QTL解析やDNAマーカー開発に利用する。
  2. 既報と共通の連鎖群により、海外等で開発、同定されたゲノム情報を活用できる。
[具体的データ] [その他]
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