活動記録:2005(平成17)年度
  • 当該年度のスタッフの活動状況やニュースを新しいものから並べています。
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 ❖ 日本造園学会誌(ランドスケープ研究)にカラス2種の営巣密度予測モデルの論文を発表(H18.3.31)
日本造園学会が出している『日本造園学会誌(ランドスケープ研究)』に百瀬・吉田・山口が「ハシボソガラスとハシブトガラスの営巣密度推定のための予測モデル構築」(p.523-528)の論文を発表しました。

 ❖ 第53回日本生態学会大会、東アジア生態学連合第二回大会で発表(H18.3.24-28)
2006年3月24-28日にかけて、新潟県朱鷺メッセで行われた第53回日本生態学会大会および東アジア生態学連合第二回大会において鳥獣害研究室から次の発表がありました。
  • 生態学会
    • 農村地域におけるハシボソガラスとハシブトガラスの採餌環境選択(ポスター p.387)
      吉田保志子
    • 木の実の豊凶とヒヨドリの個体数変動(ポスター p.233)
      山口恭弘
  • Scientific Congress of East Asian Federation of Ecological Societies
    • Interaction between annual fluctuation in amount of berries and that in number of Brown-eared bulbuls (Poster p.475)
      YAMAGUCHI Yasuhiro
 ❖ 農林水産省の行政研究マッチングフォーラムで研究発表(H18.3.9)
3月9日に東京霞ヶ関の農林水産省で行われた行政研究マッチングフォーラムで百瀬が、平成17年度の主要研究成果「植生図情報によるカラス営巣密度の推定法」について研究発表を行いました。

このフォーラムは独法研究機関による最新の研究成果の情報を行政に迅速に提供し、成果の普及・実用化や行政ニーズに対応した研究の推進について意見交換を行う目的で、農林水産技術会議が実施したものです。当日は農林水産本省および各地方農政局の担当者と農業関係の独法研究機関担当者が多数参加して活発な議論が行われました。

 ❖ カラスの防除対策のポイントについて講演(H18.2.25)
福井県で開かれた鳥獣害対策研修会において吉田が「カラスの防除対策のポイント」というタイトルで講師を担当しました。当日は約50名の参加者がありました。

 ❖ 日本猛禽類研究機構主催の国際シンポジウムで講演(H18.1.21)
1月21日に東京の発明会館で行われた国際シンポジウム「Symposium on Assessment Strategies for Goshawk Conservation -Habitat Analysis and its Application to Management(オオタカのアセスメントのための調査研究)」に百瀬が参加し、「オオタカを中心とした希少猛禽類の生息環境評価と事業影響の予測手法について」と題する講演を行いました。

 ❖ 中央農業総合研究センターニュースに研究情報を執筆(H17.12)
2005年12月号の中央農業総合研究センターニュース、研究情報において、山口が『鳥害対策を支援する「鳥獣害研究室ホームページ(HP)」の紹介』(No.18 p.4)という題で、このHPを紹介しました。

 ❖ 「バードリサーチニュース」にヒヨドリの記事執筆(H17.11.15)
NPOバードリサーチが発行する月刊「バードリサーチニュース」の2005年11月号に山口が「生態図鑑:ヒヨドリ」を執筆しました。ヒヨドリの分類・形態・分布・生活史・食性・生態などついて詳しく解説しています。

 ❖ 「果実日本」にカラス類の記事執筆(H17.11.1)
日本園芸農業協同連合会が発行する月刊誌「果実日本」の平成17年11月号に吉田が「カラス類の生態と被害対策」と題する記事を執筆しました。「鳥獣害から果樹園を護る」というタイトルの連載記事で、第5回となる今月号の記事は、カラス類について生態と被害対策を解説しています。

 ❖ 「果樹園芸」に鳥獣害の記事執筆(H17.11.1)
JA全農えひめ 果実生産課が発行する月刊誌「果樹園芸」の平成17年11月号に百瀬が「果樹園の鳥獣害対策 ―カラス、ヒヨドリなどの鳥害を中心に―」(p.12-15)と題する記事を執筆しました。果樹に加害する鳥の種類や生態、被害対策のポイントなどを紹介しています。
 ❖ 「私たちの自然」にGISの解説記事を執筆(H17.11.1)
(財)日本鳥類保護連盟の機関誌「私たちの自然」11月号(No. 511)に百瀬が「猛禽類調査におけるGISの活用」というタイトルで執筆しています(p.8-11)。GIS(地理情報システム)についての解説と、GISを活用した猛禽類の研究について紹介しています。

 ❖ 平成17年度関東地域野生鳥獣対策連絡会議に出席(H17.10.6)
平成17年度関東地域野生鳥獣対策連絡会議(関東農政局主催:さいたま新都心合同庁舎2号館)に百瀬が出席。野生鳥獣に関する国の施策、本省で行われている鳥獣被害対策検討会の概要、特定外来生物法、都県段階における連携体制や取組について意見交換が行われた。

 ❖ 「和歌山の果樹」にヒヨドリの被害対策について執筆(H17.10.1)
和歌山県農業協同組合連合会が発行する『和歌山の果樹』10月号(第56巻10号: p.19-22)に山口が「ヒヨドリの生態と被害対策」というタイトルで執筆しました。この号にはイノシシ、サル、シカの被害対策についての記事も掲載されています。

 ❖ 「共生をめざした鳥獣害対策」の一部を執筆(H17.9)
2004年9月に全国農業会議所から発行された『共生をめざした鳥獣害対策』の中の6章「渡りと木の実の豊凶から考えるヒヨドリの鳥害対策」(p.51-60)を山口が執筆しました。この本の中ではシカ、ニホンザル、イノシシ、ハクビシンの対策について書かれた章と鳥獣害対策の事例が28掲載されています。

 ❖ 日本鳥学会2005年度大会で発表(H17.9.16-19)
2005年9月16-19日にかけて、信州大学(松本)で行われた日本鳥学会2005年度大会において鳥獣害研究室から次の発表がありました。多くの方が聞きに来てくれました。
  • 茨城県南部におけるハシブトガラスとハシボソガラスの営巣環境選択(ポスター)
    百瀬浩・吉田保志子・山口恭弘
  • 茨城県南部におけるハシブトガラスとハシボソガラスの繁殖生態(ポスター)
    吉田保志子・百瀬浩・山口恭弘
  • 全国調査で見えてきた秋のヒヨドリの渡りの特徴(ポスター)
    山口恭弘
  • 糞中コルチコステロンを指標としたオオタカのストレス測定(口頭発表)
    岩見恭子・百瀬浩ほか
  • サシバButastur indicus の生息環境について(シンポジウム講演)
    百瀬浩
  • 繁殖期におけるハチクマの行動様式(シンポジウム講演)
    植松永至・百瀬浩ほか
  • GIS(地理情報システム)・RS(リモートセンシング)を活用した猛禽類の保全手法について(サテライトミーティング講演)
    百瀬浩
 ❖ 地域課題対応研修「鳥獣による農業被害の軽減」で講演(H17.9.14)
農林水産省農林水産研修所による地域課題対応研修「鳥獣による農業被害の軽減」が9月13-16日に農林水産研修所、生活技術研修館(東京)で開催され、14日に山口が「鳥類の生態及と被害対策、および鳥獣害研究室の研究状況」と題する講演を行いました。当日は都道府県の普及センターなどから約40名の参加がありました。

 ❖ 「私たちの自然」にヒヨドリの渡りの記事を執筆(H17.9.1)
(財)日本鳥類保護連盟の機関誌「私たちの自然」8/9月号(No.509 p.6-7)に山口が「ヒヨドリの渡り」というタイトルで執筆しています。ヒヨドリの渡りに焦点をあて、昨年のヒヨドリの渡り調査の概要を紹介しています。

 ❖ 「果実日本」に鳥獣害の記事執筆(H17.9.1)
日本園芸農業協同連合会が発行する月刊誌「果実日本」の平成17年9月号に百瀬が「鳥害から果樹を守るには」と題する記事を執筆しました。「鳥獣害から果樹を守る」というタイトルの連載記事で、第3回となる今月号の記事は、鳥害防除の基本や有害鳥の生態などに関する総説となっています。

 ❖ 九州地区鳥獣害対策研修会・野生鳥獣対策連絡協議会に出席(H17.8.23-24)
「九州地区鳥獣害対策研修会」が8月23日に福岡県吉塚合同庁舎で開催され、百瀬が「カラス、ヒヨドリの生態及びその被害対策について」と題する講演を行いました。当日は行政の鳥獣害担当者など約200名が九州 一円から出席して、カラス、ヒヨドリ、イノシシの被害対策をテーマに研修が行われました。
翌24日には、九州地域で初めての開催となる「九州地域野生鳥獣対策連絡協議会」が開催され、百瀬がオブザーバーとして出席しました。鳥獣の保護、管理、被害防除に関わる県、国などの行政、研究機関などが参加し、今後のネットワーク設立などに関して意見が交わされました。

 ❖ オオタカシンポジウムで発表(H17.8.20-21)
希少猛禽類であるオオタカの保護や研究をテーマに埼玉県東松山市総合会館で行われたオオタカシンポジウム(日本オオタカネットワーク主催)で百瀬が以下の4題の講演を行いました。
  • オオタカの幼鳥の分散過程
  • オオタカの幼鳥の利用環境
  • オオタカの営巣環境
  • 宇都宮市東部近郊のオオタカの生息状況
各地のオオタカ研究者がそれぞれのテーマ別に地域の状況を報告したものです。

 ❖ 「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会(第3回)」に出席(H17.8.9)
「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会」が8月9日に農林水産省農林水産技術会議にて開かれ、百瀬が委員として出席しました。鳥獣による農林資産業被害の現状についてや被害軽減に向けた鳥獣害対策の取り組みの現状について話し合われました。これまでの検討結果をもとにした報告書案が審議されました。
本検討会はこれで当面予定された作業を終えましたが、今後も農業者向けマニュアルの作成などを予定しているほか、必要に応じて検討委員会が開催される予定です。なお、本検討会の内容はすべて公開されています。
http://www.kanto.maff.go.jp//seisan_bu/nousan_ka/chojyu/kentokai/kentokai.htm

今回とりまとめられた報告書は、こちらで入手することができます。
http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20050818press_1.html

 ❖ 夏休み特別公開、科学振興コーナーに展示(H17.7.30)
中央農業総合研究センター・作物研究所・野菜茶業研究所が7月30日(土)に夏休み特別公開を開催しました。鳥獣害研究室では科学振興コーナーで「目で見る音の不思議」と題して、様々な鳥のさえずりやをソノグラフで見てもらうとともに、来客者の声をソノグラフで記録・印刷してプレゼントしました。

 ❖ 第3回種子散布国際シンポジウムで発表(H17.7.9-16)
2005年7月9-16日にかけて、オーストラリア、ブリスベンで行われた第3回種子散布国際シンポジウムにおいて鳥獣害研究室から次の発表がありました。
  • Short range movement of Brown-eared bulbuls influenced by amount of berries and migration pattern
    YAMAGUCHI Yasuhiro
    (山口恭弘:液果の量と渡りのパターンに影響をうけるヒヨドリの短距離での移動)
 ❖ 国立科学博物館ニュースに記事執筆(H17.7)
国立科学博物館ニュースに百瀬が 「里山における生物多様性の保全(特集 生物多様性を考える)」(第436号: 7-8)と題する記事を執筆しました。

 ❖ 「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会(第2回)」に出席(H17.6.7)
「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会」が6月7日に農林水産省農林水産技術会議にて開かれ、百瀬が出席しました。鳥獣による農林資産業被害の現状についてや被害軽減に向けた鳥獣害対策の取り組みの現状について話し合われました。

 ❖ 「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会(第1回)」に出席(H17.4.26)
「鳥獣による農林水産業被害に関する検討会」が4月26日に農林水産省農林水産技術会議にて開かれ、百瀬が出席しました。鳥獣による農林資産業被害の現状についてや被害軽減に向けた鳥獣害対策の取り組みの現状について話し合われました。

 ❖ 研究ジャーナルにヒヨドリについて執筆(H17.4)
(社)農林水産技術情報協会が出している『研究ジャーナル』2005年4月号(28巻、4号)において、山口が「渡りと木の実の豊凶から考えるヒヨドリの鳥害対策」(p.35-39)を執筆しました。


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