| 3.HuberのH15法によるロバスト平均値を実際に計算するには |
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データ解析用のフリーウエアR(http://www.r-project.org/)には関数huberがあります。 |
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Rに関するホームページや書籍は増えてきていますので、Rのインストール方法や使い方はそちらをご覧下さい。 |
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関数huberはパッケージ名MASSの中に入っています。
RGuiのウインドウ上部に並んでいるメニュー項目中の「Packages」の中の「Load package」でMASSを選択し、「ok」をクリックしてMASSを読み込みます。 |
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RのConsole(コンソール)ウインドウ内の「>マーク」の右側にコマンドを入力します。
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注)コマンド名など入力は半角英数字です。大文字と小文字は区別して認識されます。 |
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例:
> x <- c(データ1, データ2, ・・・, データn) |
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・データをcatalogコマンドの略のc(小文字)でひとまとめにして変数xに与えます。 |
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・記号「<-」(不等号の次にマイナスを続けて入力)は記号の右側を左側に代入することを意味します。 |
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x <- read.table("ファイル名") |
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・データが多いときはテキストファイルをread.tableコマンドで読み込めます。 |
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・ファイル名はパス名\ファイル名で指定します。 |
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・RGuiのウインドウ上部に並んでいるメニュー項目中の「File」の中の「Change Directory」で指定したフォルダ内のファイルの入出力はパス名を省略できます。 |
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・変数名などヘッダー付きデータの場合は、read.table("ファイル名",
header=TRUE)にします。 |
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・データの区切り記号はスペースが初期値になってます。 |
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・区切り記号がカンマの場合は、read.table("ファイル名",
sep=",")にします。 |
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> huber(x) |
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・ロバスト平均値とロバスト標準偏差が出力されます。 |
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・定数cの初期値は1.5です。 |
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・繰り返し計算の収束判定の初期値は10-6です。 |
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> huber(x, k = 1.5, tol = 1e-06) |
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・関数huberでは、定数cは「k=」で、収束判定値は「tol=」で指定します。 |
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Rに関する情報元 |
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・The R Book データ解析環境Rの活用事例集. 九天社,
東京 (2004年刊) |
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・Rによる統計解析の基礎. ピアソン・エデュケーション, 東京 (2003年刊) |
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・ http://www.okada.jp.org/RWiki/?RjpWiki |