貯穀害虫・天敵図鑑
シロオビマルカツオブシムシ
和名
シロオビマルカツオブシムシ [カツオブシムシ科]
英名
学名
Anthrenus nipponensis Kalik et N.Ohbayashi [Dermestidae]
分布
日本、中国、朝鮮半島。
形態
【幼虫】茶褐色で、黒褐色の長毛を有する。
【成虫】背面は鞘翅の基部近くに幅の広い白色横帯があり、その他の部分は黒褐色と褐色が混ざり合っている。体長2.3-4.1mm。
加害する食品
乾燥食品。同属のヒメマルカツオブシムシに食性は似るが、多い種ではなく被害は大きくない。
生態
ヒメマルカツオブシムシに準ずる。ヒメマルカツオブシムシ同様、成虫は春にヒメジョオンなどの花上で見られるが、その頻度はヒメマルカツオブシムシよりかなり低い。
防除方法
ヒメマルカツオブシムシに準ずる。
備考
シロオビカツオブシムシの学名にはヨーロッパ産のAnthrenus pimpinellae Fabricius、もしくはその亜種名のAnthrenus pimpinellae latefasciatus Reitterが用いられてきたが、いずれとも違う新種として1985年に現在の学名で記載された。別名シラオビマルカツオブシムシ。
画像
シロオビマルカツオブシムシの成虫
シロオビマルカツオブシムシの蛹
シロオビマルカツオブシムシの幼虫
コデマリの花粉を食べるシロオビマルカツオブシムシ
関連情報
更新日:2019年02月18日