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セイヨウナシ‘マルゲリット・マリーラ’の適正着果量
山形県立砂丘地農業試験場
[部会名] 果樹
[分科会名]
[分類] (2)
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[成果の内容]
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技術・情報の内容及び特徴
マルゲリット・マリーラの棚栽培における適正着果量は、果重分布状況花芽の
着生状況、収量から10a当たり5000個が適当である。また、果実の大きさが
600〜900gの間では、果実品質に大きな差がない
(表1、表2、
表3)。
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技術・情報の適用効果
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西洋ナシは、近年注目されている樹種であり、風の強い日本海側では棚栽培が
主体である。マルゲリット・マリーラは、果実が大きく着果量が多いと翌年の
花芽が不足しやすいので、着果量を適正にすることにより安定栽培が可能となる。
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適用の範囲
西洋ナシの棚栽培地帯
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普及指導上の留意点
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樹勢が弱い場合は、着果量を少な目にする。
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マルゲリット・マリーラは果形が不揃いなので、摘果の際には十分注意し実施する。
[その他の特記事項]
研究課題名:西洋なしの適正着果量に関する試験
予算区分 :県単
研究期間 :平成1年
発表論文等:未発表