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秋切りトルコギキョウの品種と作型
山形県立園芸試験場・野菜・花き部
[部会名] 野菜・花き
[分科会名]
[分類] (1),(2)
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[成果の内容]
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技術・情報の内容及び特徴
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秋切り作型では品種によりロゼット株が発生する。
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短日処理により開花期が遅くなり、切花品質が向上する。
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無加温では10月中旬以降は開花が進まず、品質が劣り、採花に至らない株が
発生する。
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秋切りには晩生の品種が適し、以下の品種が有望と考えられる。
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グローリーホワイト
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ホーリーバイオレット1号
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ホーリーバイオレット2号
表1. 生育・発らい・開花・切花品質
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技術・情報の適用効果
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有望と考えられた品種の特性は以下のとおり。
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グローリーホワイト
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花色は白。切花長が確保でき品質が優れる。
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晩生で採花が遅いため、は種は4月1日以前、短日処理は7月下旬までとする作型が良い。
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ホーリーバイオレット1号
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花色は紫。定植後の生育が良く、切花長が長い。
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開花が揃うため4月中旬は種、8月上旬まで短日処理でも10月上旬までにすべて採花
できる。
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ホーリーバイオレット2号
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花色は紫。1号に比べやや小輪で切花長が短い。
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1号に比べやや開花がばらつくため、4月上旬までには種、8月5日まで短日処理の作型
が良い。
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適用の範囲
県内一円
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普及指導上の留意点
ホーリーバイオレット1号・2号は市販されていない。
[その他の特記事項]
研究課題名:ユーストマ品種の作型適応性
予算区分 :県単
研究期間 :昭和62年〜平成元年
発表論文等:新しい技術情報カード