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トルコギキョウの播種期と栽培法


青森県畑作園芸試験場・園芸部
[部会名] 野菜花き
[分科会名]
[分類]  (1)

[成果の内容]
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. は種期、鉢上げ期、定植期と平均切花期
    2. 育苗方法
      育苗は電熱温床等を利用し、保温マットトンネル内で行う。
      鉢上げしてから定植する場合は、本葉1節期に2号黒色ポリポット等に鉢上げして 本葉3節期頃に定植する。
      鉢上げしないで直接定植する場合は、発芽してきたら、適宜間引きをして、本葉 2節期頃に定植する。
    3. 栽植様式
      うね幅160cm、条間12cm、株間12cmの8条植え程度にする。
    4. 越冬中の保温方法
      保温マットトンネルを行なう。
      保温マットトンネル期間は定植直後から5月上旬までである。
  2. 技術・情報の適用効果
    1. 無加温ビニールハウスを利用した、7月中旬〜11月中旬出荷が可能となり、 産地の拡大が図られる。
    2. は種期、鉢上げ期、定植期が明らかになり高品質の切花生産が可能になった。
  3. 適用の範囲
    青森県全域
  4. 普及指導上の留意点
    定植の時は、根を切らないようにていねいに定植し、活着までは保温マットトンネルを 行なう。
    秋まき栽培でビニールハウスに定植後、活着までは保温マットトンネルで密封する。 活着後は、日中はトンネルを開けて換気し、夕方から朝までは保温マットトンネルを 行なう。気温の低い寒い日は保温マットトンネルは密封のままで良い。
    表1. 切花期と切花品質
    表2. 切花期と切花品質


[その他の特記事項]
研究課題名:寒冷地における洋花類の気象生態並びに土壌水分反応特性の解明とその
      利用技術の確立
予算区分 :地域重要新技術開発促進事業
研究期間 :昭和62〜平成元年
発表論文等:なし