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秋切りストックの品種と遮光による開花調節


山形県立園芸試験場・野菜花き部
[部会名] 野菜・花き
[分科会名]
[分類]  (1)

[成果の内容]
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. 7月10日〜7月25日は種の作型で、定植後17日間遮光率90%の遮光を行うことで、 開花期を、2週間遅らせることが可能であり、かつ、切り花品質も向上できる。
    2. 先勝の雪、高波、初桜、ホワイトワンダー2号は定植後17日間遮光率90%の遮光を 行うことで、開花期を2〜4週間遅らせることができ、切り花品質も向上できる。 晩生種であるオータムホワイト、安房の雪は、処理によって切り花品質は向上 できるが、採花率が低下する。
    表1. 発らい・開花
    表2. 切り花品質
  2. 技術・情報の適用効果
    1. 定植後の遮光により、開花期を2週間遅らせることができる。
    2. 上記遮光操作により切り花品質が向上する。
  3. 適用の範囲
    南東北地域
  4. 普及指導上の留意点
    1. 遮光資材の除去は、曇天日か夕方に行う。
    2. 晩生種では、開花期が低温期にずれ込み採花率が低下する。


[その他の特記事項]
研究課題名:ストックの開花調整技術の確立
予算区分 :県単
研究期間 :昭和63年〜平成元年
発表論文等:新しい技術情報カード