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抗蚕核多角体病ウイルスモノクローナル抗体の性状
福島県蚕業試験場・病理化学部
[部会名] 蚕糸
[分科会名]
[分類] (3)
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[成果の内容]
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技術・情報の内容及び特徴
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核多角体病ウイルスに対するモノクローナル抗体のサブクラスはすべてIgG1
であった。
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ELISA法および蛍光抗体法により、核多角体、核多角体病蚕の磨砕液および体液を
特異的に検出することができた(表1)。
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E1およびG1細胞が産生するモノクローナル抗体は、ウイルス構造タンパクを認識すると
考えられた(表2)。
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技術・情報の適用効果
モノクローナル抗体を導入することにより、蚕ウイルス病診断に用いる抗体の特異性が
高められ、診断結果の信頼性が大きく向上する。
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適用の範囲
県下全域
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普及指導上の留意点
特になし
[その他の特記事項]
研究課題名:蚕ウイルス病の簡易診断技術
予算区分 :県単
研究期間 :昭和62年〜平成2年
発表論文等:第43回日本蚕糸学会東北支部大会