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クワシントメタマバエの発生と予察



福島県蚕業試験場・病理化学部

[部会名] 蚕糸

[分科会名]

[分類]  (2)


[成果の内容]
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. 本種の発生は地域によって全く異なり、県下では2〜4回の発生回数であった。
    2. 発生の第1回目は6月〜7月上旬であったが、年によって2〜3週間のずれがみられた。
    3. 多雨の場合は多発する傾向にあった。
    4. 羽化率は土壌の水分量によって異なり、多ければ高い羽化率を示し、羽化期間も 短縮された。水分量が少なければ低羽化率で、羽化期間も長期にわたった。
    5. 野外の発生消長と気象の関係をみると、降水量の推移が発生パターンと類似した。
    図1. クワシントメタマバエの発生
  2. 技術・情報の適用効果
    その年の発生パターンはそれぞれの地域における降水量を知ることによって、 ある程度予測することができる。
  3. 適用の範囲
    県下全域
  4. 普及指導上の留意点
    特になし



[その他の特記事項]

研究課題名:クワシントメタマバエの発生予察法の確立

予算区分 :県単

研究期間 :平成元年〜5年

発表論文等:未発表