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遮光及びかん水がメロンのうるみ果発生に及ぼす影響


山形県立砂丘農業試験場
[部会名] 野菜・花き
[分科会名]
[分類]  (3)

[成果の内容]
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. うるみ果は果実糖度が低く品質が劣る。
    2. うるみ果は「アンデス」に発生しやすく、「サンジュエル」では少ない。
    3. 遮光はうるみ果発生を助長し、遮光程度が強いほど発生率及び程度が高くなる。
    4. うるみ果は遮光処理直後の収穫では発生が少なく、その後高温・多日照条件が 続くと発生する。
    5. 多かん水はうるみ果の発生にはあまり影響しない。
    表1 果実糖度及び肉質異常果の発生
    図1 気象条件とうるみ果の発生率の関係
  2. 技術・情報の適用効果
    現地でのうるみ果の発生は年次変動が大きく、果実成熟期の気象条件と関連が強い。 少日照が続いた後で、高温・多日照条件になるとメロンの草勢が劣え、その結果 発生するものと考えられる。
    今後は対策技術の検討が必要である。
  3. 適用の範囲
  4. 普及指導上の留意点


[その他の特記事項]
研究課題名:メロンの肉質異常果に関する試験
予算区分 :県単
研究期間 :平成元年〜3年
発表論文等:なし