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スターチス・シヌアータの早出し栽培法
−播種期とマルチの種類選定による−
岩手県園芸試験場南部分場
[部会名] 野菜・花き
[分科会名]
[分類] (1)
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[成果の内容]
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技術・情報の内容及び特徴
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播種期
低温障害を軽減し早期収量、総収量の安定している播種期は、10月上〜中旬である。
その場合、収穫は5月上旬に開始となり、7月下旬で株当り25本以上の収穫は可能である。
(表1)
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マルチの種類
早出し作型におけるマルチの種類は、早期収量の高い透明マルチが適する
(表2)
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技術・情報の適用効果
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冬春期温暖な気象条件を活用したスターチス・シヌアークの5月上旬から収穫開始と
なる早出し作型が確立され、収益が安定し、産地化に寄与できる。
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適用の範囲
中南部沿岸、両盤地帯
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普及指導上の留意点
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育苗は無加温ハウス育苗とし、育苗期間は3号ポット利用で50日程度とする。
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保温は外部ビニール+内張りカーテン+トンネル(ビニール+シルバー)の
4重被覆とする。
特に抽台以後の幼穂は低温に弱いため最低温度0度C以上を確保する。
トンネル被覆中に抽台茎は30〜40cmとなるため、大きめのトンネルとする。
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透明ポリマルチは、葉が地面を覆ったら除去する。
[その他の特記事項]
研究課題名:スターチス・シヌアータの早出し作型
予算区分 :県単
研究期間 :昭和62年〜平成元年
発表論文等:なし