リンドウこぶ症は接ぎ木伝染することから、病原体が存在する可能性が高い。
リンドウ、こぶ症、接ぎ木
岩手農研・園芸畑作部・花き研究室、病害虫部・病理昆虫研究室、農産部・応用生物工学研究室
電話0197-68-4419
東北農業・野菜花き(花き)
研究・参考
リンドウこぶ症はほ場畦畔際から発生が始まり、年ごとにほ場内側に向かって発生域が拡大していく様相から、土壌伝染性病害の可能性も疑われている。しかし、こぶ症発生ほ場やその畦畔部にリンドウ苗を植え付けるとこぶ症を発症するものの、その場所から採取した土壌でポット栽培してもこぶ症は再現されず、その原因は未だ解明されていない。
他方、リンドウこぶ症は挿し木伝搬すること、さらにin vitro では接ぎ木伝染することが確かめられており、平成17 年度研究成果情報として報告したところである。
本試験では、in vitro での結果を受けて、通常のほ場栽培においてリンドウこぶ症が接ぎ木伝染する可能性を検討する。