[成果情報名]

イチゴ炭疽病潜在感染が検出できる簡易検定法の改良

[要約]  イチゴ炭疽病潜在感染を検出できる石川らの簡易検定法を、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という 手に入りやすい道具を利用する方法に改良しても検出が可能である。
[キーワード] イチゴ、炭疽病、簡易検定法
[担当] 徳島農研・病害虫担当
[連絡先] 電話0883-24-2217、電子メールhirota_keisuke_1@pref.tokushima.lg.jp
[区分] 近畿中国四国農業・生産環境(病害虫)
[分類] 技術・普及

[背景・ねらい]
 イチゴ炭疽病は、主に育苗時期に発生し多発すると苗が枯死する病害で、農薬散布だけでは防除が 難しく総合的な防除対策が必要である。対策の一つとして病原菌を育苗床に持ち込まないことが必要であり、 特に病徴が無くても炭疽病菌が潜んでいるいわゆる潜在感染株となった親株を除去することは重要である。 潜在感染している親株を除去するためには、生産者自らが親株すべてを検定できる簡易な検定法が必要である。 そこで、石川ら(1994、植物防疫)の簡易検定法を、手に入りやすい道具を利用した検定方法に改良する。
[成果の内容・特徴]
  1. 石川ら(1994、植物防疫)の方法を改良し、輪ゴム、ティッシュ、ビニール袋という手に入りやすい 道具を利用する方法とした、生産者自らが実施できるイチゴ炭疽病潜在感染株の簡易検定法である (表1図1)。
  2. 石川らの方法と炭疽病潜在感染株の検出程度を比較した結果、差が無い(表2)。
  3. 2月でも4畳程度の狭い部屋で保管するのであれば、家庭用エアコンによる加温でも検定可能である (表3)。
[成果の活用面・留意点]
  1. 家庭用エアコンで28℃の室温を確保できない場合は、水稲用出芽機、カンキツ用予措機等を 利用するとよい。
  2. ティッシュ等に含ませる水分量は、保管中乾燥しないよう十分な量を含ませる。
  3. 静置中葉がビニール袋にくっつくと分生胞子層を確認しづらい場合があるので、輪ゴムで ビニール袋の口を結ぶとき膨らませて結んだほうがよい。

[具体的データ]

[その他]
研究課題名 イチゴ病害総合防除技術の開発
予算区分 交付金
研究期間 2005〜2006年
研究担当者 広田恵介、中野理子、米本謙悟

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