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情報:農業と環境 No.113 (2009年9月1日)
独立行政法人農業環境技術研究所

シンポジウム 「土壌微生物相の解明による土壌生物性の解析技術の開発」 (9月10日 東京)

9月10日 (木曜日) 13時15分より、農林水産省本省講堂(本館7階)において、シンポジウム 「土壌微生物相の解明による土壌生物性の解析技術の開発」 が開催されます。

eDNAシンポジウム(ポスター)
土壌 DNA シンポジウム ポスター (PDF 1,126KB)

開催趣旨

高品質な作物生産を行う上では、安定した地力を確保し、連作障害などの病害を克服することが重要です。その実現のためには、土壌の物理性、化学性、生物性を適切に把握する必要があります。その中で、土壌の物理性や化学性については、これまで多くの知見が得られており、土壌診断の項目にも取り入れられていますが、生物性を評価する方法は確立されていません。土壌病害の発生や有機質肥料からの養分供給には土壌微生物が重要な役割を果たしているため、物理性と化学性だけでなく、生物性を評価する手法の開発が望まれています。

このため農林水産省では、平成18年度から、土壌DNA (土壌から培養過程を経ないで得られたDNA)の解析手法を取り入れて、微生物多様性を調査する手法等を開発するプロジェクト研究を開始し、土壌生物相の機能と構造、作物生産性と土壌生物相との関連性の解析を進めています。

このシンポジウムでは、世界の研究情勢とプロジェクト研究の内容を紹介し、現在研究サイドで期待している活用方策を研究事例とともに提示し、今後の農業現場での活用に向けた意見交換を行います。

シンポジウム参加費は無料です。参加を希望される方は、シンポジウム参加登録ページ (対応するページが見つかりません。2011年1月)で、事前登録をお願いします。

プログラム等の詳細は、シンポジウム「土壌微生物相の解明による土壌生物性の解析技術の開発」 〜革新的技術の農業現場での利用に向けて〜 の開催について (農林水産技術会議事務局 報道発表) または 農業環境技術研究所のシンポジウム開催案内 をご覧ください。

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