動物科学研究領域
動物発生分化研究ユニット
- トピック 1
- 世界初、ガラス化保存未成熟卵子から子ブタを生産
- 2014年6月16日のプレスリリース
- トピック 2
- 世界初!超低温保存した子豚の精巣をもとに子豚が誕生
- 2013年8月12日のプレスリリース
- 平成25年度の主な研究成果
- トピック 3
- マウス体内で成熟させたブタ精子を用い、正常子ブタが誕生!
トピック 3 |
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マウス体内で成熟させたブタ精子を用い、正常子ブタが誕生!
子ブタの精巣組織を免疫不全マウスに移植し、その体内でブタの精子を成熟させました。この精子を極細のガラスピペットで成熟卵子に注入して人為的に受精(顕微授精)させ、得られた胚を仮親の雌ブタに移植することにより、正常な繁殖能を持つ子ブタを誕生させることが出来ました。これは世界初の成果です。本技術は、家畜や絶滅危惧種などの稀少な動物の保存・利用の基盤技術として期待されます
- 1.子ブタの未成熟精巣の組織を免疫不全マウスの皮下に移植すると、生着して大きくなります。
- 2.移植後、4ヶ月ほど経過した時点で移植組織をバラバラに分散すると、運動能を持った正常な精子(黄色矢印)が観察されます。
- 3.顕微授精した後、6日間培養すると胚盤胞(発生の進んだ胚:白色矢印)が得られます。
- 4.得られた胚盤胞を仮親に胚移植すると、正常な子ブタが生まれました。