トップページへ  農作業現場改善チェックリストHTML版

 HOME  安全な農作業方法を知りたい  農作業現場改善チェックリスト 農作業現場改善チェックリストHTML版


  革新工学センター/農作業現場改善チェックリスト【A1】

【A1】重量物の1個当たりの重さを軽くするため、複数個に分割します。


《なぜ》

 重い荷物を運ぶことは、もっともいやがられる作業です。
 実際に疲労を早くもたらす上に、腰痛や肩こりの原因になります。
 一方、軽い物では重い物を扱う場合に比べて、疲労が少なく、能率の低下も少なくすみます。

《どのように》

1)重量物を分割できるか検討します。

荷物1個当たりの重さは、体重の40%以下にします。作業者の体力、疲労を考慮してさらに軽くすることも検討します。

2)逆に、小さすぎて持ちにくくなったり、荷崩れしないように荷物を適当な大きさにします。

3)また、抱えやすい容器に入れる、取っ手を付ける、ヒモで縛ると保管にも便利です。

4)運搬台車を使うと、手で抱えるより疲れないで大量に、かつ、長い距離を運搬できます。

《追加のヒント》

1)手に抱えて取り扱う時は、荷物を肩に載せるか、腰の高さ付近で保持すると疲れが少なくてすみます。

2)通路の幅を余裕もって確保したり、路面に凹凸がないようにします。

3)1個当たりの重さを軽くすると取扱い個数が多くなりますが、パレットや運搬台車に一旦載せてしまえば、取扱い回数を減らせます。

4)複数人数で荷物を運搬します。

《キーワード》

 適切な重さ、大きさ、分割


【A1】


目次へ次へ

 農作業安全情報センターは、農研機構 農業機械研究部門が運営しています。
 当ホームページの利用について(お問合せプライバシーポリシー著作権、免責事項等