文献資料
鳥獣害研トップ 総目次 研究室紹介 活動記録 課題・成果 共同研究等 鳥害対策 リンク集 中央農研トップ

  • 鳥の生態や鳥害防除について研究する時の参考に,主に国内の文献情報をまとめたました。
  • この資料を元にした総説・文献リストの発表や無断転載は,堅く禁じます。
  • 文献リストには本文(簡単な総説)に引用したもの以外の文献・資料も含まれています。
  • 市販図書については原則として取り上げていません。参考図書のページをご覧ください。
  • 研究目的以外なら鳥種別生態と防除の概要(pdfファイル)をおすすめします。
  • 随時更新します。鳥種ごとの最終更新日をご参照ください。
<目次>
■カモ類についての文献情報
  1 食性
  2 被害の特徴
  3 防除策
  4 文献リスト


■ハト類についての文献情報
  1 一般的特徴
  2 被害の特徴
  3 防除策
  4 文献リスト


■ヒヨドリについての文献情報
  1 文献リスト

■スズメについての文献情報
  1 一般的特徴
  2 被害の特徴
  3 防除策
  4 文献リスト


■ムクドリについての文献情報
  1 一般習性
  2 食生
  3 被害の特徴
  4 防除策
  5 文献リスト


■カラス類についての文献情報
  1 食性
  2 被害の特徴
  3 防除策
  4 文献リスト


■その他鳥害一般についての文献情報

■カモ類についての文献情報

担当:吉田
最終更新:2003年8月6日

1 食性

 長野県下の湖沼・河川で採集されたカルガモの食物は,越冬期には湿性草本の種子や稲籾(落ち籾)が主で,水生昆虫や貝類も食べる(羽田 1962)。夏季は3個体のサンプルだが,水中の動物質が約60%にのぼった(羽田 1962)。栃木県下において1987年5月に有害鳥獣駆除によって射殺されたカルガモ36羽の胃内容物は,乾燥重量で95%が植物質で,稲籾,ウリカワ球根,植物種子等であった。稲籾の認められた個体の割合は44%であった。残り5%の動物質には,カエル幼生,貝,昆虫等が認められ,カエル幼生を検出した個体の割合は33%であった(中村・松岡 1988)。北海道ウトナイ湖付近で採集されたカルガモ67個体の胃内容物でも,夏期に動物質が多く,冬期に植物質が多かった。動物質では貝,植物質ではイネ科,タデ科が多く認められた。その他の都府県のサンプル数は少ないが,茨城県,秋田県,島根県の採集個体からアメリカザリガニが認められた(池田 1966)。宮城県で5月に採集されたカルガモ58羽の胃内容物では,稲籾,イヌタデ,サナエタデ,イヌビエ,スゲ属,スズメノヒエ等の種子が高い頻度で検出され,昆虫や貝も頻度は高くないが検出された。9月の採集個体126羽では稲籾の検出頻度が5月より高く,その他の植物質としてはイヌビエ,タデ科,ミクリ,スゲ属等の種子の頻度が高かった(内藤 1977)。

 長野県下の湖沼・河川で採集された越冬期のマガモの食物は,同地域・同時期のカルガモと類似していた(羽田 1962)。琵琶湖周辺で採集された越冬期のマガモの食物は,稲籾が大部分を占め,雑草種子や昆虫類も含まれていた(池田 1952, 1956)。

 長野県下の湖沼・河川で採集された越冬期のコガモの食物は,湿性草本の種子が主で,稲籾は認められなかった(羽田 1962)。いっぽう琵琶湖周辺で採集された越冬期のコガモの食物は,稲籾が大部分を占め,雑草種子,昆虫,貝類も含まれていた(池田 1952, 1956)。

 諏訪湖で採集された越冬期のヒドリガモの食物は,沈水植物の葉や芽が主で,稲籾と動物質はごくわずかであった(羽田 1962)。

2 被害の特徴

(1)水稲湛水直播

 カルガモによる加害は播種直後から発生し(鈴木ら 1998),播種後1ヶ月以上,5葉期頃まで種籾や幼苗の籾部を食害する。踏みつけによって種籾が地中深く埋め込まれることによる出芽阻害も播種量の20%程度あった(高城 1995)。川や池からおよそ1.5km以上離れた場所では被害はあまり起こらない(鈴木ら 1998)。河川におけるカルガモ生息密度が高い地域では被害程度が大きかった(鈴木ら 1998)。

(2)水稲移植期・登熟期

 移植期の被害は,水田の排水路側に多く,排水路側のほうが水深が1〜2cm深いことが影響している可能性がある(石崎 1991)。

 登熟期におこるカルガモの加害は,乳熟期には起こらず,糊熟期になると一部に食害が始まり,黄熟期に急増する(石崎 1991)。被害は畦沿いの最外列株に限られ(石崎 1991),多発地帯においても減収率は通常0.1%以下と推定される(城所 1984)。登熟が隣接水田より進んでいる水田は食害を受けやすい(城所 1984)。

(3)冬季

 ヒドリガモによる麦類の若葉の食害が各地で知られている(中村・Lane 1998)。埼玉県三郷市の小麦畑では,食害による減収は83%に達すると推定された(Lane and Nakamura 1996; 中村・Lane 1998)。

 野菜では,埼玉県川越市で冬のキャベツのカルガモ害が知られている(Lane and Higuchi 1998)。レンコンでは,カルガモによる食害が指摘されているが,詳しい調査はない(Lane, Azuma and Higuchi 1998)。

3 防除策

(1)耕種的手法

 水稲湛水直播においては,播種深度の確保,出芽揃いまでの落水管理,その後の浅水管理の組み合わせにより,無被害水田の5〜10%程度の減収まで被害を軽減した(高城 2000)。

 鳥害を想定して播種量を減らして収量への影響を調べたところ,潤土直播栽培では苗立ち数がuあたり20本以上確保されると大きな減収とはならない(大矢ら 1998)。ただし鳥害には1枚の水田の中でも大きく偏りがある場合が多いことには注意が必要である。
移植期の水稲では,1cmの浅水管理で効果がみられた(石崎 1991)。

 登熟期の水稲では,畦畔の雑草が伸びている水田で被害が少なく,30cm以上では全く食害は見られなかった(石崎 1991)。杭を打って縄を張り,稲穂を畦畔から30〜40cm離してもほとんど被害をなくすことができた(石崎 1991)。

(2)追い払い機器等

 ヒドリガモによる冬季のムギ葉被害では,3mの長さの黒色マルチ用シートを2mの支柱につるしたのぼりを50本/haで設置した区の収量は,食害を受けない囲いの中と有意差がなかったのに対し,無防除区では有意に収量が少なかった(Lane and Nakamura 1996; 中村・Lane 1998)。

 カルガモによる冬季のキャベツ被害では,テグス(約30cmの高さで2m以上の間隔)や各種のぼり等を設置しても激しい食害を受けた(Lane and Higuchi 1998)。
移植期の水稲では,排水路側の畦畔沿いに立てた高さ1.7mのネットあるいは水田周囲に張った防雀テープは,かなりの効果がみられたが,登熟期には効果がなかった(石崎 1991)。

 移植期の水稲において,かかしは効果がなく,アバラーム,爆音器,フラッシュナルコ,防雀テープは設置水田のみにおいては効果が認められ,ラゾーミサイルは周辺水田への飛来も見られなくなった(城所 1984)。

 登熟期の水稲において,ラゾーミサイルは効果があったが,アバラーム,爆音器,フラッシュナルコ,フラッシュタコは効果がないか不十分であった(城所 1984)。

 水稲湛水直播において,電磁ケーブルの設置は効果がなかった(鈴木ら 1998)。忌避音声機器,防鳥モデル,回転式レーザー光線,鳥除磁石,蛍光テグス(田面上40cmに1.2m間隔),各種のぼり等には効果がなく,センサー付爆音機は62a圃場に鳥センサー2個での使用で被害が減った(高城1995, 2000)。

(3)薬剤など

 水稲湛水直播において,モミガラ炭,粉炭,木酢液,アントラニル酸メチルの散布はいずれも効果がなかった(鈴木ら 1998)。バイジット乳剤,カプサイシンの種籾処理は効果がなく,タンニンとアントラニル酸メチルは若干の効果が見られたが持続性が短かった(高城1995, 2000)。

4 文献リスト

* この資料を元にした総説・文献リストの発表や無断転載は,堅く禁じます。

浅間 茂・山城 隆 (1987) ガンカモ類とCOD値との関係.Strix 6:96-102
.
荒井 敢太・佐藤 亨・後藤 信男 (1983) 飼育条件下におけるカルガモAnas poecilorhyncha zonorhyncha Swinhoeの成長.日本家禽学会誌 20:253-258.

独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター総合研究部総合研究第1チーム (2001) みんなで考えよう!水稲直播の鳥害回避策―まいた種籾を鳥に食べられないために―.

福田 道雄 (1975) 不忍池に飛来する鴨類に関する調査.T.1973年度冬期間の飛来状況について.鳥 24:29-44.

福田 道雄 (1977) 不忍池に飛来する鴨類に関する調査.U.1974年度−1976年度冬期間の飛来状況.鳥 26:105-114.

羽田 健三 (1952) 湖沼の生産量を指標する雁鴨科鳥類の棲み分けについて(予報).陸水学雑誌 16:96-105.

羽田 健三 (1954) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生態・Kineto-adaptation並びにAllometryに関する研究 T 湖沼標式を指標する群集としての棲み分けについて(その一).信州大学教育学部研究論集 4:139-158.

羽田 健三 (1955) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生態・Kineto-adaptation並びにAllometryに関する研究 U 雁鴨科鳥類集団の社会生態学的研究−すみわけ構造の解析を中心として−.信州大学教育学部研究論集 5:39-70.

羽田 健三 (1956) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生活形に関する研究 T みずかき膜について.信州大学教育学部研究論集 7:185-201.

羽田 健三 (1956) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける生活形に関する研究 U 翼面積.動物学雑誌 66:453-456.

羽田 健三 (1957) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 T 青木湖.信州大学教育学部紀要 7:107-124.

羽田 健三 (1958) 西南日本湖沼群に棲息する雁鴨科鳥類集団に於ける群集生態学的研究.信州大学教育学部研究論集 9:185-197.

羽田 健三 (1959) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 V 野尻湖.信州大学教育学部紀要 8:105-114.

羽田 健三 (1959) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 W 諏訪湖.信州大学教育学部研究論集(自然科学) 10:83-95.

羽田 健三 (1960) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 U 木崎湖.信州大学教育学部紀要 9:65-80.

羽田 健三 (1960) 内水面に棲息する雁鴨科鳥類に於ける群集生態学的研究 X 六義園.信州大学教育学部研究論集 9:175-183.

羽田 健三 (1961) Studies of the group formation of the geese and ducks living in the inland waters. Bull. Fac. Educ. Shinsyu Univ. 12:17-25.

羽田 健三 (1962) 内水面に生活する雁鴨科鳥類の採食型と群集に関する研究 ]Y 総括・雁鴨科鳥類の生活と進化.信州大学教育学部紀要 11:116-178.

羽田 健三 (1962) 内水面に生活する雁鴨科鳥類の採食型と群集に関する研究 ]V 雁鴨科鳥類の食物.生理生態 10:98-129.

羽田 健三 (1962) 内水面に生活する雁鴨科鳥類の採食型と群集に関する研究 ]W 雁鴨科鳥類の群集.信州大学教育学部紀要 12:63-85.

樋口 広芳・村井 英樹・花輪 伸一・浜屋 さとり (1988) ガンカモ類における生息地の特性と生息数との関係.Strix 7:193-202.

常陸宮 正仁・吉井 正 (1974) 鴨場におけるカモ類の捕獲数の変化.山階鳥類研究所研究報告 7:351-361.

池田 真次郎 (1952) 本邦産鳥類と産業との関係調査.鳥獣調査報告 13:54-65.(マガモ、コガモ、トモエガモ),13:101-108.(ホシハジロ)

池田 真次郎 (1956) 日本産鳥類の食性について.鳥獣調査報告 15:65-76.(マガモ、コガモ、トモエガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ)

池田 真次郎 (1966) カルガモの食性について.鳥獣行政 第4・5号.

石川県植物防疫協会 (1989) カルガモによる稲の被害とその回避技術−出穂後の実態.Pp.11.

石川県植物防疫協会試験室 (1990) カルガモによる稲の被害とその回避技術−本田初期の場合.Pp.6.

石川県植物防疫協会 (1991) 北陸地域における作物鳥害の実態と研究対応−カルガモによる水稲の被害と被害回避技術.Pp.12.

石崎 久次 (1991) カルガモによる水稲の被害とその回避技術.植物防疫 45:139-143.

城所 隆 (1984) カルガモによる水稲の被害と防鳥機器の効果.応用鳥学集報 4:31-36.

環境庁 (1983) 鳥獣害性対策調査報告書. p. 1-24. (カルガモ)

環境庁 (1984) 鳥獣害性対策調査報告書(昭和58年度). p. 6-46. (カルガモ)

環境庁 (1985) 鳥獣害性対策調査報告書(昭和59年度). p. 1-70. (カルガモ)

川原 奈苗・高橋 久 (2003) 夜間干拓地に飛来するカモ類の群れの環境利用(第一報).河北潟総合研究 6:19-26.

呉地 正行・山田 和彦 (1984) シノリガモHistrionicus histrionicusの筋胃内容物について.鳥 33:78-79.

黒田 長禮 (1981) 雁鴨類の夏冬の棲息地.鳥 2:35-45.

黒田 長禮 (1960) マガモ雌の所謂「進化」4例.動物学雑誌 69:277-279.

黒田 長禮 (1960) ホオジロガモの食性.鳥 15:35-36.

黒田 長禮 (1965) アカノドカルガモ(Anas luzonica Frazer)の考察.動物学雑誌 74:101-104.

黒田 長禮 (1968) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表.鳥 18:393-405.

黒田 長禮 (1969) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表.鳥 19:45-63, 93-108, 109-125.

黒田 長禮 (1972) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表,追加T.鳥 21:289-299.

黒田 長禮 (1973) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表,追加U.鳥 22:44-53.

黒田 長禮 (1975) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表,追加V.鳥 23:17-22.

黒田 長禮 (1977) 日本産ガン・カモ科鳥類の飛来地表,追加W.鳥 26:21-29.

Lane, S. J., Azuma, A. and Higuchi, H. (1998) Wildfowl damage to agriculture in Japan. Agriculture, Ecosystems and Environment 70:69-77.

Lane, S. J. and Higuchi, H. (1998) Efficacy of common protection devices in preventing night-time damage of cabbage crops by Spot-billed Ducks in Japan. International Journal of Pest Management 44:29-34.

Lane, S. J. and Nakamura, K. (1996) The effect of night grazing by wigeon (Anas penelope) on winter-sown wheat in Japan and the efficacy of black plastic flags as scaring devices. Agriculture, Ecosystems and Environment 59:81-87.

松岡 茂 (1987) 茨城県霞ヶ浦の水鳥類―予報―. Strix 6:43-49.

三浦 嘉浩・玉川 和長・清藤 文仁・今 克英 (1997) 青森県における水稲直播栽培に関する研究 第3報 カルガモ被害の実態と防止対策.東北農業研究 50:9-10.

内藤 俊彦 (1977) 有害鳥獣被害状況調査報告書(宮城県).

中村 和雄・松岡 茂 (1988) 湛水直播水田におけるカモ害の実態と被害発生判定法.地域低コスト稲作技術体系確立のための試験研究研究成果(総集編):1103-1106.農林水産技術会議事務局振興課・農業研究センター

中村 和雄・Simon J. Lane (1998) ガンカモ類による作物の被害―ヒドリガモによるムギ葉の加害を中心にして―.植物防疫 52:392-396.

成沢 多美也・国武 正彦 (1961) 水稲深水直播栽培の鴨害防除に関する研究―淡水表面採餌型鴨類の生態―.新潟県農業試験場研究報告 11:49-57.

日本野鳥の会研究センター (1992) 日本野鳥の会ガン・カモ・ハクチョウ類全国一斉調査(1982年−1992年)結果報告.Strix 11:361-375.

日本野鳥の会研究部 (1982) 第1回ガン・カモ・ハクチョウ類全国一斉調査(1982年)の結果について.Strix 1:43-55.

日本野鳥の会研究部 (1983) 日本野鳥の会全国一斉調査結果報告.Strix 2:131-139.

日本野鳥の会研究部 (1984) 日本野鳥の会全国一斉調査結果報告.Strix 3:101-112.

日本野鳥の会研究部 (1985) 日本野鳥の会全国一斉調査結果報告U.Strix 4:88-105.

日本野鳥の会研究センター (1989) 第8回ガン・カモ・ハクチョウ類全国一斉調査(1989年)結果報告 主に記録種・個体数と種別主要記録地の全国分布について.Strix 8:299-346.

日本野鳥の会研究センター (1990) 第9回日本野鳥の会ガン・カモ・ハクチョウ類全国一斉調査(1990年)結果報告.Strix 9:255-263.

日本野鳥の会研究センター (1991) 第10回日本野鳥の会ガン・カモ・ハクチョウ類全国一斉調査(1991年)結果報告.Strix 10:301-314.

農林交流センター (1994) カルガモ・サミット ザ・カルガモ−水稲湛水直播の天敵.Pp.48.

Oka, N., Yamamuro, M., Hiratsuka, J. and Satoh, H. (1999) Habitat selection by wintering tufted ducks with special reference to their digestive organ and to possible segregation between neighboring populations. Ecological Research 14:303-315.

大畑 孝二・下野 伝吉・丸谷 聡 (1998) 加賀市片野鴨池における休息用人工物設置の水鳥類の利用について.Strix 16:127-133.

大矢 慎吾 (1998) 水稲直播栽培の苗立ち期における鳥害を想定した被害解析.植物防疫 52:389-391.

大矢 慎吾・鳥山 和伸・山口 弘道 (1998) 潤土直播栽培の出芽・苗立ち期における鳥害を想定した被害解析.北陸病虫研報 46:59-63.

酒井 長雄・斎藤 稔・谷口 岳志・柳沢 憲作 (1999) 水稲湛水直播栽培における耕種的鳥害防止対策.北陸作物学会会報 34:59-61.

佐藤 広巳・小湊 郁夫 (1988) 栗駒山麓一迫川におけるシノリガモの繁殖とその生態.Strix 7:159-176.

嶋田 哲郎 (1992) ハシビロガモAnas clypeataによる小魚の捕食.Strix 11:343-344.

嶋田 哲郎 (1992) 市川市沖におけるカモ科Anatidae鳥類の個体数変動.Strix 11:211-217.

嶋田 哲郎・桑原 和之 (1997) 千葉県市原市養老川河口域におけるホシハジロとスズガモの分布.Strix 15:83-87.

杉森 文夫・松原 健司・岩渕 聖 (1989) 手賀沼に飛来するカモ類の環境利用と水質汚濁の関係.山階鳥研報 21:234-244.

武田 恵世 (1990) カモ科鳥類の越冬する池の環境条件.Strix 9:89-115.

鈴木 祥悟・亀川 健一・伊澤 敏彦・谷本 岳(1998) 水稲直播栽培における鳥害防除―湛水直播でのカルガモ害回避について―.植物防疫 52:385-388.

高城 哲男 (1995) 水稲湛水直播栽培におけるカモ害の発生と回避技術.植物防疫 49:232-234.

高城 哲男 (2000) 水稲直播栽培におけるカルガモ被害軽減対策.今月の農業 2000年9月号:20-24.

上村 孝・時田 賢一 (1992) 菅生沼におけるガンカモ科鳥類の生息状況.我孫子市鳥の博物館調査報告 1:75-81.

山本 浩伸・大畑 孝二・山本 芳夫 (1999) 石川県加賀市の水田地帯における越冬期のカモ類の環境選好性―片野鴨池に飛来するカモ類の減少を抑制するための試み.Strix 17:127-132.

山本浩伸・大畑孝二・桑原和之 (2002) 片野鴨池で越冬するマガモの採食範囲−片野鴨池に飛来するカモ類の減少を抑制するための試みU−.Strix 20:13-22.

山本浩伸・大畑孝二・山本幸次郎 (2003) カモ類の採食場所として冬期湛水することが水田耕作に与える影響−片野鴨池に飛来するカモ類の減少を抑制するための試みV−.Strix 21:111-123.

渡辺 央 (1990) 春期の水田に飛来するカルガモの日中行動について.長岡市立科学博物館研究報告 25:37-46.


このページのトップへ

■ハト類についての文献情報

担当:藤岡
最終更新:2001年12月10日

1 一般的特徴

(1)餌と採食行動

 餌は主として植物質だが,さらに昆虫等の動物質もとっている(清棲1965,東京都農試1976,1977,北海道立中央農試1977,1978,山階鳥類研究所1979)。

 キジバトの餌は主としてもっぱら穀類(麦類,稲等)・豆類(だいず,あずき等)を中心とする植物質である(那須・松田1976a, 阿部1979a, b, 中尾1984a, c, 寺内ら1985,中村・松岡1991)。

 農耕地に生息するドバトもキジバトとほぼ同様の食性である。1982年に茨城県水海道市と藤代町で駆除されたドバトのそのう内容物では,5月下旬から6月上旬にかけてはだいずが80%(重量)と大麦が20%で,6月下旬から7月上旬には大麦と小麦で90%近くをしめた(農業研究センター1986)。愛知県で7月から8月初めに駆除されたドバトのそのうと胃内容物では雑草の種子・塊茎から昆虫まであったが,穀物の比重が高く,特にだいず,小麦,あずきが多かった。神奈川県平塚市で調べられた例では,秋から春まではもっぱら水田の刈り後で採餌しており,6月〜8月には収穫後の畑を利用している(山階鳥類研究所1979,杉森1996)。

 餌の嗜好性には個体差が著しい(清水ら1988,浦野1999)。キジバトは稲籾に比べて飼料用とうもろこしや青米を好み、だいずは避けた(浦野1999)。ドバトではだいずに比べて小麦,米,あさの実はかなり好まれた(清水ら1988)。

 味覚について飲料水に混ぜて反応を調べたところ,塩酸,クエン酸,フェニルチオウレア,硫酸キニーネ,食塩などに強い忌避反応を示し,タンニン酸に対し弱い忌避性を示した。サッカリンやショ糖,グルタミン酸ソーダにはやや嗜好性を示した(清水ら1988)。

 キジバトの摂食活動は,他の鳥と同様に早朝と夕刻に多いという報告(那須・松田1976,杉本1979)があるが,もっぱら農耕地で採食するため,人の活動パターンとの関係も深い(松岡1982,中尾1984a, c)。ドバトでも早朝と午後に増える二山型の所と午前中に最大となる一山型のところがある(山階鳥研1979)が,そもそも餌場への飛来時刻には季節変動がある(村上・藤巻1983,清水ら1988a, b, 1989a)。ドバトの方がキジバトより早朝の活動開始が若干遅い(清水1988a, b, 1989a)。

(2)繁殖

 ハト類は1回に2卵しか産まないが,繁殖期は長い。キジバトの場合,北海道では4月から10月(村上・藤巻1983,中尾1984b),岩手県では3月から10月(阿部1979a)ないしは4月から9月(由井ら1985),茨城県つくば市では2月〜12月(松岡・中村,未発表),長野県では3月〜11月(羽田・野沢1969),京都では年中(Wada 1991,1992)に繁殖する。ドバトの繁殖期もほぼ同様で,都市部では年中繁殖している(山階鳥類研究所1979,杉森1996)。

 キジバトは樹上に枝を粗く組んだ皿状の巣を作る。よく茂った林だけでなく,灌木林や公園,庭木,街路樹などにも営巣し,地上に営巣したり(Kawaji 1994),駅舎などの建造物に営巣することもある。営巣場所の選択には巣場所の物理的な特徴よりも前に成功したかどうかが影響する(Wada 1991)。ドバトは,キジバトとは異なり,ビルや橋といった建造物に営巣する。

 キジバトは捕食者に対する有効な防衛手段を発達させておらず(Kameda 1994a),実際にカラス等による捕食(Kameda 1994b)のために繁殖成功率は他の鳥に比べて低い(村上・藤巻1983,中尾1984b, 1984c, Wada 1991,Kameda 1994a)。

 キジバトの抱卵期間は15〜16日(羽田・野沢1969, 村上・藤巻1983, 中尾1984b),育雛期間は14〜19日である(村上・藤巻1983,中尾1984b)。巣の周辺しか防衛せず,餌は離れたところへ出かける(羽田・野沢1969)ため,繁殖期でも餌場では群れになることも多い(松岡・中村1981)。ドバトも同様である。

2 被害の特徴

(1)被害を生じやすい環境

 ハト類による被害のうち8割がキジバトで,残りがドバトによる(由井1988)。水稲乾田直播での被害を除けば,ハト害が大きな問題になるのは豆類,特にだいずである。

 だいずのハト害が多いのは山間地,山林や住宅地付近,水田に点在するだいず畑で,少ないのは平坦地,集団栽培畑,麦作後である(加藤・渡辺1980,東北農試1980,農事試1980)。県単位ではハト等の加害鳥の密度が高いほど被害率も高い(由井ら1985)。キジバトは一定方向から侵入して内部へ歩きながら採食するため,圃場内で被害率に傾斜やむらを生じることが多い(阿部1979a, b, 宇都宮・武田1980,Nakamura & Matusoka 1987)。前に餌のあったところから餌を除去しても数日間はそこを訪れて探索する(Nakamura & Matsuoka 1983)。

(2)加害部位と収量への影響

 出芽前の種子被害の方が出芽後よりも多いという報告もあるが(上田1963,江村・小林1963),ふつうは出芽から発芽そろいまでの被害が多い(阿部1979a, b,田村・熊野1958,那須・松田1976,松田1977,松岡1982,中尾1984a,c,中村・松岡1991)。ただし,同じほ場に再度播けば出芽前の被害が多くなる(松岡・中村1987)。飼育下のハトにさまざまな生育段階のだいずを与えたところ,初生葉が展開しはじめると被害株率は急速に低下した(中村・松岡1984)。

 子葉の食害がどの程度収量に影響するかは,品種,季節,被害発生時のだいずの生長段階などに左右される。子葉だけ食われた場合で着莢数が30〜50%,子実重が25〜40%にしかならなかったり(那須・松田1976),子葉除去実験でも子実重が16〜23%にしかならない(林試東北支場1980)こともある。一方で,子葉除去実験で初期生長は大きく遅れるが,1か月後には70〜90%にまで回復することもある(宇都宮・武田1980)。収量については,子葉抽出期に子葉を1枚ないしは2枚切除するとそれぞれ対照区の90%と50%にまで落ちるが,展開期に切除した場合にはそれぞれ110%と70%ほどで影響は小さくなる(清水ら1988a)。こうした被害程度・回復程度には品種間差があり,生育期間が短い十勝長葉で子葉が展開しはじめた頃に1枚を切除すると収量は89〜91%,2枚切除で65%〜82%であったが,生育期間が長いエンレイではそれぞれ92〜101%,99〜105%で有意差もなかった(松岡・中村1991)。これは,初期生長の遅れが長い生育期間中に回復するためである。ただし,エンレイでも子葉が展開する前に切除すると72%(2枚切除)〜81%(1枚切除)にまで有意に低下した(松岡・中村1991)。一般に子葉展開後に食害を受けても収量への影響はほとんどない(清水ら1988a,松岡・中村1991)。

 このことから,ハト害対策は播種から子葉が展開するまで(第1本葉が展開しはじめるまで)の間だけ被害を回避できればよい(阿部1979a,松岡・中村1991)。一般に,播種後にハトの食害が始まるまでにはある程度の日数がかかるので,回避期間はさらに短くなる。ただし,同じ場所にだいずを再度播種すると,ハトが場所を学習するため,2回目の方が初期の被害が大きくなる(松岡・中村1987)。

 なお,直接的な減収以外に初期成育不良のため雑草が増えることが指摘されている(松岡1982)。

(3)季節変動

 実験的にだいずの播種を繰り返して無防除のままにしておくと,ハト害は播種時期により大きく変動する(林業試験場東北支場1981)。

 1974年,75年の青森では4月末から5月はじめ頃までは被害がほとんどないが,その後増加し,7月に入ると被害が減少した(那須・松田1976)。茨城県つくばでは,5月にはほとんど100%近くが被害にあうが,6月には激減し,7・8月には低いまま推移する年と数十%の被害率にまで高まる年があった(松岡・中村1987,中村・松岡1991)。こうした被害率の季節変化は,近隣の畑地における大麦の収穫と関係しており,大麦の成熟後には有意に低下する(松岡・中村1987)。同様に,愛知県では小麦の収穫期である6月中旬には被害が少なく,前後にずれると被害が高まり,特に7月上旬以降被害が激発する(清水ら1988a,b, 1989a)。くず麦による誘引数も小麦収穫期と稲収穫期に少なく,その間の夏に多い(清水ら1988a, b)。大麦ないしは小麦の収穫時期にだいずへの食害率が低下するという結果は他の地域でも得られている(青森県:那須・松田1976,群馬県:中里・町田1980,愛知県:愛知県農総試1982)。ただし,和歌山県のように麦類の生産が少ないところでは,だいずの被害率に季節変動は認められたが(東1982),麦類の収穫期との間には関係が認められなかった。また,茨城県以外では夏に再び被害率が高くなる傾向があった。

3 防除策

(1)遮断・隠蔽

 わらなどで畑を覆うと被害は軽減するが,だいずが徒長してしまうといった問題がある(東北農試1980,農事試1980)。しかし,あまり厚くかける必要はなく,特に麦収穫と同時にだいずを播種して麦わらで覆えば被害は相当低減する(キジバト:中村・松岡1988,ドバト:清水ら1988)。

(2)威嚇機器(追い払い装置)

 タカやヘビの模型,ビニール製のかかしなどはほとんど効果がない(由井1988)か,設置当初に10m程度まで効果があるだけ(清水1988a, b, 1989b)で実用性はない。キジバトに対して風船の効果は弱く,目玉の有無は影響しない(Nakamura et al. 1995)。目玉風船はドバトにも効果がない(堀川ら1988, 清水1988a, b, 1989b)。テープに効果があったという報告もある(那須・松田1976b, 佐藤1983)が,テープや糸,縄は被害の多い時期には効果がない(堀川ら1988, 清水1988a, b, 1989b)という報告もあるので,それだけで防除するのは無理である。タカの模型を回転させたり,これにタカの音を組み合わせると効果が上がるが,有効範囲は狭い(由井1988)。単体では効果が低い吹き流しやビニール袋でも代替餌(小麦)散布と組み合わせると効果が高くなるが,それでも被害の激しい時期には実用的でない(中村・松岡1988)。

 かかしは,現代の風俗で腕などの動きを伴うもので効果が高く,短期日のうちに場所を変えればある程度慣れを防げる(那須・松田1976b)が,従来型のかかしだけでは効果が低い(林試東北支場1978)。
マネキン人形も一種のかかしと見なすこともできる。設置当初は有効半径も15〜20m(由井1988)から20〜25mで(清水ら1988a, b, 1989b)で被害を防げる。他に餌がなければ急速に慣れを生じる(渡辺ら1988)が,被害発生期間は短いので,うまく使えばある程度期待できる(清水1988a, b, 1989b,由井1988)。かかしと同様に,マネキンの腕を動かすと効果が上がる(由井1988)。マネキンに対する反応には大きな個体変異があるので,大きな群れほどずぶとい個体が混じる危険がある(松岡1989,松岡1996)。

 爆音と視覚刺激を組み合わせた複合型爆音機(商品名ラゾーミサイル,ドンビカ,ショッカーミサイル)はハト害には有効(青森県畑園試1978など)で有効半径も50m以上に及ぶ(宇都宮・武田1980, 中尾1984c, 清水1988a, b, 1989b)。設置後5〜6日後には慣れが見られはじめることもあり(清水1988a),また長年使っていると慣れを生じやすくなる(中村・松岡1991)。コストや騒音,夜間自動停止した場合の早朝や日没直前に被害防止に問題が残る(由井1988)。

 合成音を出すアバラームは1回だけの試験では効果が認められ,ラジオの効果は小さかった(清水ら1988a, b, 1989b)。

(3)忌避剤

 麻痺剤や殺鳥剤,不妊剤などが利用されている国もある(草野1978, 草野1984,草野1996)が,我が国では致死的影響を及ぼす可能性のある薬剤は,鳥獣保護法によって鳥獣類(ネズミ・モグラ類は適用外)に対しての使用が禁じられており,毒性の低い忌避剤しか使えない。発芽直後の子葉に忌避剤を散布する方法も考えられるが,効果のあるものは見つかっておらず,散布に労力を要することや出芽そろいまでに日数を要するなどの問題もある(清水1988a)。また,忌避剤は原理的に一度摂食させないと効果が現れないという問題もある(松岡1982)。

 現在だいずへの鳥害対策用に登録されている忌避剤は,キヒゲンR−2フロアブルとキヒゲンディーフロアブルだけで,いずれも有効成分はもともと殺菌剤として開発されたチウラムである。

 ハトもある程度はにおいを感じる(Henton et al. 1966, Shumake et al. 1969, Stallelman et al. 1975, Walker et al. 1986)が,臭いそのもので忌避行動を起こす物質はほとんど知られていない。ドバトはパラジクロルベンゼンを用いた市販品が置かれた餌場を8日間にわたり避けた(中村・横山1995)が,有効範囲は1〜4uと狭く,だいず作に応用できるものではない。同じく市販品であるパラトリーも効果が見られなかった(那須・松田1979b)。以下の忌避物質はほとんどが味覚を通して作用していると考えられる。

 いろいろな化学物質が種子処理(粉衣または浸漬)で試されている。アルドリンは効果があった(江村・小林1963)というが,今日では使用禁止である。海外では種子処理あるいは果物用の鳥忌避剤として使われてきたメチオカーブ(商品名メスロール)を,種子重に対して0.75%を粉衣処理して圃場に播種するとはっきり効果があった(Lee & Chung 1997)。しかし,この忌避剤も劇物相当の毒性があり,我が国では認可されないし,米国でも登録が抹消された。合成カメムシアルデヒド,プロチオホス(商品名トクチオン),酸化第二鉄,サッカロースオクタアセテート,アロイン等はいずれも効果がなく,チウラム(商品名キヒゲン)は他のものより被害率は低かったが万全ではない(由井1988)。キノサリン,チオファネートメチル,エチルチオメトン,MPP,ケルセン,テトラジホン,カルタップ,フェニルチオウレア,クエン酸,酸化第二鉄,無機イオウ,軽油には効果がないか実用的効果がなかった(清水1988a, b, 1989b)。鉛丹,プロチオホス,チウラム・ベノミルは一部効果があり,浸漬処理より粉衣処理がよかった(清水1988 a, b, 1989b)。チウラム・赤は種子への湿粉衣か浸漬処理で,被害の少ない時期には効果が見られた。チウラム,アロイン(HSB-582),二硫化ベンジル(HSB−585)も同様である(中村・松岡1988)。樹木に対する獣害対策用の忌避剤として登録されているジラム(商品名コニファー)は無処理餌のある条件下では忌避されたが,被害が激しい季節の野外ではまったく効果が見られなかった(中村1994)。チウラムやコールタール,灯油(那須・松田1979b),あるいはクレゾール,石炭酸,灯油(佐藤1983)なども試されているが,効果がなかった。多少効果のあったほかの忌避剤も被害のひどい時期には効果がなかった(中村・松岡1988)。これは,他に好む餌がなければハトは忌避剤のついた餌でも食べるからである(松岡1991)。また,化学物質に対する感受性にも個体差がある(松岡1991)。

 小麦や押し麦などに食塩やSOA(サッカロオクタアセテート,苦みの強い粉末),塩化マグネシウム,トウガラシなどの忌避剤を処理したものをおとり餌として畑の周辺に播いてハトに誤食させると効果があった(由井1984)。さらにこうしたおとり餌に降雨対策として流動パラフィンをコーティングした上で,同時にマネキンなどを畑に設置すると試験圃場でも農家圃場でも効果があり,コスト的にも被害額を下回った(由井1988)。しかし,ドバトについては忌避剤処理餌を圃場に播いても被害の多い季節には効果がなかった(清水1988a, b, 1989b)。

 忌避剤の効果は,威嚇装置の効果と同様に,周辺状況や鳥の種類によって大きく左右される。残念ながら,上に挙げた試験例では方法も対象の鳥もまちまちなので,効果を薬剤間で比較することはできない。また,挙げられた化学物質には現在では使用がいっさい禁じられているもの(アルドリンや鉛丹など)や,鳥害忌避剤としての登録がなく,試験研究機関以外では使用できないもの(ジラムなど)が含まれているので,注意されたい。

(4)耕種的防除

 移植栽培すればハト害を完全に防げる(大野ら1974,阿部1979b,加藤・渡辺1980,佐藤1983,中尾1984b)が,労力やコスト,機械などの問題がある。しかし,被害がひどくなければポット苗を補植するのも一つの手である(大野ら1974)。

 ある一定期間に一定地域でハトが加害する量は限られているので,一時的に大面積で播種するほど被害率は下がる。長野県や岐阜県では一斉播種で効果をあげている(農事試1980)。北海道でも栽培面積の多い市町村ほど有意に被害は少ない(中尾1984a)が,青森では明確でなかった(那須・松田1976a)。

 キジバト対策として小麦,押し麦などを畑やその周辺に播いても効果はなかった(中村・松岡1988,由井1988)が,散布する量が多く,また同じ量でも少量ずつ回数を多く播いたほうが被害は少なくなった(中村・松岡1988)。ドバト対策に誘引餌としてくず麦を供与すると,餌場から50mまではハトを引きつけるために壊滅的被害となり,300〜350mで少なく,600mほど離れると再び増加した(清水1988)。誘引餌を散布してから多数のハトが来るまでには5〜6日かかるなど,ドバトに対しても実用上は問題が多い(清水1988a, b, 1989b)。

 麦の収穫と同時に大豆を播種すれば被害は半減し,麦わらで覆えばさらに被害は低減する(中村・松岡1988,中村・松岡1991,清水1988a, b, 1989b)。これは麦作の多いところではその収穫期にはハトの餌が豊富で,大豆への被害は少なくなるからである。しかし,麦の収穫直前にはむしろ餌が乏しいので注意を要する。大麦が出穂しはじめたころに麦のうね間に大豆を播種する野外網室での実験では被害は対照区よりもむしろ高くなった(中村・松岡1988)。また,地域単位で見ると麦作の多いところで麦後だいずへの食害は減るが,圃場単位で見ると前作が小麦の大豆畑の方がそれ以外の前作の大豆畑より被害が多い(清水ら1988a, b, 1989b)。これは麦あとで大豆は種が遅れやすいことと,麦がハトを誘引するためと考えられる。同様に,同じほ場に再度播くとハトが同じところに誘引されるために出芽前の被害が多くなる(松岡・中村1987,中尾1984a)。いずれにしても,梅雨や作業分散の必要性のため,播種時期の調整だけでは被害は防げない(阿部1979,清水1988a, b, 1989b)ので,状況に応じていくつかの手法を組み合わせることが必要である。

4 文献リスト

阿部 禎 (1979a) キジバトの加害習性と防除対策.植物防疫 33:508-512

阿部 禎 (1979b) キジバトの防除法研究の現状とその問題点.今月の農薬 23(8):104-108

青森県畑作園芸試験場 (1978) 昭和52年度大豆におけるハト害防止試験成績,pp.59-68.日本豆類基金協会

愛知県農業総合試験場 (1981) 大豆の鳥害防止技術.4.耕種法による被害軽減.関東・東山・東海地域転換畑作研究打ち合せ会議(大豆・そば・防除技術分科会)成績概要集.農林水産省農事試験場.東京

愛知県農業総合試験場 (1982) 大豆の鳥害防止技術.4.耕種法による被害軽減.昭和56年度夏作関東・東山・東海地域転換畑作研究打ち合せ会議(大豆・そば・防除技術分科会)成績概要集.農林水産省農業研究センター.筑波

東 勝千代 (1982) 地域別大豆病害虫の分布と防除適期.1.大豆初期害虫,ハトの被害調査.昭和57年近畿中国地域春季試験研究打ち合せ会議資料.虫害部会成績および設計.農林水産省中国農業試験場.福山

江村一雄・小林久幸. 薬剤忌避によるハトの防除試験−大豆の播種時被害の防除−.北陸病虫研究 11:64-67 (1963)

藤岡正博 (2001) ハト類によるダイズ食害の実態と対策.植物防疫 55:233-236

群馬県農業試験場 (1980) ハト害対策試験.関東東山東海地域試験研究打ち合せ会議資料(虫害関係試験成績概要).農林水産省農事試験場.東京

羽田健三・野沢進之輔 (1969) キジバトの生活史に関する研究 I.繁殖生活.山階鳥類研究所報告 5:473-486

北海道立中央農業試験場 (1978) 昭和52年度試験成績,pp.35-42, 46-50, 54-58.日本豆類基金協会

北海道立中央農業試験場 (1980) 昭和54年度鳥害防止対策試験成績書

堀川 彰・松岡 茂・中村和雄 (1988) キジバトに対する目玉模様と防鳥テープの忌避効果.応用鳥学集報 8:63-67

岩手県立農業試験場 (1977) 鳥害防止に関する試験,pp.27-36.日本豆類基金協会

岩手県立農業試験場 (1978) 昭和52年度の成績,pp.69-94.日本豆類基金協会

Kameda, K. (1994a) Identification of nest predators of the rufous turtle dove Streptopelia orientalis by video tape recording. Jap. J. Ornithol. 43:29-31

Kameda, K. (1994b) Effectiveness of antipredator behavior of the rufous turtle dove Streptopelia orientalis. Jap. J. Ornithol. 43:79-89

Kameda, K. (1996) Optimal brood size and its limiting factors in the rufous turtle dove Streptopelia orientalis. Ecological Research 11:51-60

片岡千治 (1978) 案山子今昔.機械化農業 1978(9):12-13

加藤明治・渡辺和之(1980) 東北地域における鳥害の発生と防除法の実態.東北農業研究 27:89-90

Kawaji, N. (1994) Lower predation rates on artificial ground nests than arboreal nests in western Hokkaido. Jap. J. Ornithol. 43:1-9

清棲幸保 (1965) 日本鳥類大図鑑U.講談社.東京

草野忠治 (1978) 欧米における鳥獣害防止対策の動向.農業および園芸53:751-756

草野忠治 (1984) 化学物質による鳥害防除の動向.植物防疫 38:524-528

Lee, C.W. and Chung, B.J. (1997) Effect of methiocarb as a bird repellent in water-seeding rice and soybean fields. Korean Journal of Crop Science 42:373-377

松田石松 (1977) 大豆の鳥害(キジバト)防止,pp.350-351.農林省編「総合野菜畑作技術事典W」農林統計協会.東京

松田石松 (1978) 大豆におけるハト害の現状と防止対策.今月の農薬 22(5):116-122

松田石松・柳田雅芳 (1977) 畑作物の鳥害防止に関する研究.第1報 ダイズに対するキジバトの加害状況とその忌避方法の検討. 東北農業研究 19:59-62

松岡 茂 (1982) ダイズのハト害研究の現状.ダイズのハト害研究の現状.応用鳥学集報 2:26-38

松岡 茂 (1989) キジバトに対するマネキン人形の顔の忌避効果.日本鳥学会誌 38:79-92

松岡 茂 (1991) キニーネとサッカロース−オクタアセテートに対するキジバトの忌避反応.日本鳥学会誌 39:71-81

松岡 茂・中村和雄 (1981) 農作物鳥害防止への道(2).農業技術36:444-448

松岡 茂・中村和雄 (1987) ダイズのハト害の季節変動とその要因.日本鳥学会誌 36:55-64

松岡 茂・中村和雄 (1991) 子葉切除によるダイズのハト害の被害解析と減収量の推定.日本応用動物昆虫学会誌 35:13-22

村上順一・藤巻裕蔵 (1983) 北海道十勝地方におけるキジバトの繁殖生態.鳥 31:95-106

中村和雄 (1994) ダイズを加害するキジバトに対するジラム剤の忌避効果.関東東山病害虫研究会年報 41:307-309

中村和雄 (1996) 鳥獣害とその対策.植物防疫特別増刊号No.3.日本植物防疫協会

Nakamura, K. (1997) Estimation of effective area of bird scarers. J. Wildl. Manage. 61:925-934

中村和雄 (1998) 鳥の追い払い法の効果とその評価法.北日本病虫研報 49:1-4

Nakamura, K. and Matsuoka, S. (1983) The food-searching and foraging behaviours of rufous turtle dove, Streptopelia orientalis (Latham), in Soybean fields. Proc. 9th Bird Control Seminor pp. 161-165

中村和雄・松岡 茂 (1984) ダイズの生育に伴うキジバトの加害率と加害の強さの変化.応用鳥学集報 4:1-7

Nakamura, K. and Matsuoka, S. (1987) The feeding from edge towards inner part in soybean plot in rufous turtle dove, Streptopelia orientalis (Latham) and the estimation of passing rate of the flock. Res. Popul. Ecol. 29:45-55

中村和雄・松岡 茂 (1988) キジバトによるダイズの被害防止法の確立. 応用鳥学集報 8:1-12

中村和雄・松岡 茂 (1991a) キジバトによるダイズの被害発生要因と被害回避法.農業技術 46(12):548-552

Nakamura, K. and Matsuoka, S. (1991b) Food resource utilization of the rufous turtle dove (Streptopelia orientalis) in cultivated fields. Proceedings of International Symposium of the Working Group on Granivorous Birds, INTECOL, Slupsk, Poland, 1989

Nakamura, K. et al. (1995) Scaring effectiveness of eyespot balloons on the rufous turtle dove, Streptopelia orientalis (Latham), in a flight cage. Appl. Ent. Zool. 30:383-392

中村和雄・横山広行 (1995) 臭い物質パラジクロルベンゼンのドバトに対する忌避効果.日本鳥学会誌 44:13-19

中尾弘志 (1981) 北海道におけるキジバトの生態とラゾーミサイルの鳥害防止効果. 今月の農薬 25(9):2-9

中尾弘志 (1984a) 北海道におけるキジバトおよびドバトの食性とダイズへの加害.日本応用動物昆虫学会誌 28:125-130

中尾弘志 (1984b) 北海道におけるキジバトの生息密度と繁殖成功率の変動.日本応用動物昆虫学会誌 28:193-200

中尾弘志 (1984c) キジバトの繁殖と作物への加害.植物防疫 38:506-509

中里筆二・町田明広 (1980) ハト害対策試験.昭和55年春季関東東山東海地域試験研究打ち合せ会議資料(虫害関係試験成績概要).農林水産省農事試験場.東京

中里筆二・岩田直記 (1980) ハト害対策試験.昭和56年春季関東東山東海地域試験研究打ち合せ会議資料(虫害関係試験成績概要).農林水産省農事試験場.東京

那須曠正・松田石松 (1976a) 大豆に対するハト害の実態とその防除対策(1).農業および園芸 51:563-566

那須曠正・松田石松 (1976b) 大豆に対するハト害の実態とその防除対策(2).農業および園芸 51: 687-690

日本豆類基金協会.大豆の鳥害防止に関する研究成果概要報告−昭和50,51,52年度−(1976−1978)

日本豆類基金協会 (1976) 大豆の鳥害防止に関する研究成果概要報告−昭和50年度−

日本豆類基金協会 (1977) 大豆の鳥害防止に関する研究成果概要報告−昭和51年度−

日本豆類基金協会 (1978) 大豆の鳥害防止に関する研究成果概要報告−昭和52年度−

農業研究センター (1986)農業研究センターの主要成果No. 18.ハト害の防止技術の開発.農林水産省農業研究センター.筑波

農事試験場.関東・東山・東海地域の大豆栽培の実態解析,pp.31-54.各地域の大豆栽培法,病虫害,鳥害等の実態解析(大豆生産のための緊急技術開発研究)昭和53年度報告書

大野康雄・鎌田信昭・佐々木邦年 (1974) だいず・とうもろこしの出芽時の鳥害回避策としてのペーパーポット利用.東北農業研究 No.15:201-203

林業試験場東北支場 (1978) 昭和52年度試験成績,pp.17-32.日本豆類基金協会

林業試験場東北支場 (1980) 鳥害の実態解析と緊急防除技術の策定,pp.326-333.転換畑を主体とする高度畑作技術の確立に関する総合開発研究.昭和54年度試験研究成績書.農林水産省農林水産技術会議事務局.東京

林業試験場東北支場 (1981) 鳥害の実態調査とその要因解析.転換畑を主体とする高度畑作技術の確立に関する総合開発研究.昭和55年度試験研究成績書.農林水産省農林水産技術会議事務局.東京

佐藤拓次郎 (1983) 大豆の発芽時における鳥害防止ならびに子実の増収方式.専修大学北海道短期大学紀要16:174-178

清水祐治・稲垣明・種田芳基・高松美智則・大竹良知・中森雅澄 (1988a) ドバトの生態並びにダイズ栽培におけるハト害の実態と防除法の研究.応用鳥学集報 8:21-48

清水祐治・種田芳基・稲垣 明 (1988b) 大豆におけるドバト被害の実態とその防除法.農業技術 43:538-542

清水祐治・種田芳基・稲垣 明 (1989a) ダイズを加害するドバトの生態と防除対策(1).植物防疫 43:170-180

清水祐治・種田芳基・稲垣 明 (1989b) ダイズを加害するドバトの生態と防除対策(2).植物防疫 43:222-225

杉森文夫 (1976)鳥獣統計によるドバトの捕獲数.山階鳥類研報 8:216-221

菅原清康・進藤 孝 (1988) 農作業研究 23:189-195

田村市太郎・熊野誠一 (1958) 大豆に対するハトの加害生態.農業および園芸 33:1075-1078

寺内まどか・中村和雄・松岡 茂・宮下 直 (1985) 農耕地におけるキジバト個体数の季節変化とそれに関する餌条件.鳥 34:7-16

東北農業試験場 (1980) 大豆鳥害の発生および現行防除法の実態解析−東北地方における鳥害の発生と防除法の実態,pp.4-24,各地域の大豆栽培法,病虫害,鳥害等の実態解析(大豆生産拡大のための緊急技術開発研究)昭和53年度報告書

東京都農業試験場 (1976, 1977) 有害鳥獣駆除に伴う鳥類の食性調査.昭和51,52年度版林業試験研究業務報告書

鶴内 孝之・陣野 久好 (1980) だいずのハト害防止法(1)忌避剤の効果.九州農業研究 No.42:38-39

上田勇五 (1963) 農作物の鳥害,特にハトの被害とその対策. 農薬10(3):21-24

浦野栄一郎 (1999) 直播栽培における鳥害軽減のための耕種的手法の開発−キジバトの稲籾と各種餌に対する選好性.平成11年度総合農業試験研究成績・計画概要集(虫害).農業研究センター

宇都宮隆・武田正孝 (1980) ダイズのハトによる食害の実態と対策.愛媛農試研究報告No.21:26-30

Wada, T. (1991) A dynamic aspect of nest site choice in the rufous turtle dove, Streptopelia orientalis. Physiol. Ecol. Japan 28:1-12

Wada, T. (1992) An implicit cost of nest re-use in the rufous turtle dove Streptopelia orientalis. Jap. J. Ornithol. 40:43-50

渡辺 彰・中村 和雄・松岡 茂 (1988) キジバトに対するマネキンの忌避効果.日本応用動物昆虫学会誌 32:104-110

山階鳥類研究所 (1979) ドバト害防除に関する基礎的研究

由井正敏 (1981) 転換畑における鳥害の実態と防除.今月の農薬 25(5):23-27 [同じ内容は由井1988に含まれている]

由井正敏 (1984) にせ餌利用によるハト害の防除.植物防疫 38:520-523 [同じ内容は由井1988に含まれている]

由井正敏 (1988) 大豆の鳥害防止法の研究.応用鳥学集報 8:13-20

由井正敏・阿部 禎 (1982) 鳥獣害の防ぎ方.農山漁村文化協会

由井正敏・青山一郎・伊達功 (1985) 東北地方における害鳥の生息状況.応用鳥学集報 5:52-57.

このページのトップへ

■ヒヨドリについての文献情報

担当:藤岡
最終更新:2001年12月10日

1 文献リスト

安部 幸六 (1949) 北九州に於けるヒヨドリの渡りの経路.附.鵯の食餌調査.野鳥 14:3-11.

愛媛県果樹試験場 (1998) カンキツを加害する鳥類の生態と被害防止に関する研究.平成9年度(1997)四国農業試験研究成績・計画概要集(生産環境・虫害関係),p.愛果-12〜14

愛媛県果樹試験場 (1999) カンキツを加害する鳥類の生態と被害防止に関する研究.平成10年度(1998)四国農業試験研究成績・計画概要集(生産環境・虫害関係),p.愛果-11〜17

愛媛県果樹試験場 (2000) カンキツを加害する鳥類の生態と被害防止に関する研究.平成11年度(1999)四国農業試験研究成績・計画概要集(生産環境・虫害関係),p.愛果-9〜16

Fukui, A.W. (1995) The role of the brown-eared bulbul Hypsypetes amaurotis as a seed dispersal agent. Res. Popul. Ecol. 37:211-218.

藤岡 冨士夫 (1983) 昭和57年度ヒヨドリ生息実態調査報告書.麻生大学医学部.Pp.39.

羽田 健三・小林 建夫 (1967) ヒヨドリの生活史に関する研究.I.繁殖生活(1965,'66年度).山階鳥類研究所報告 5:61-71.

早矢仕 有子 (1991) 街路樹ナナカマドと都市鳥類.北海道の自然と生物4:92-98

池村 平太郎・川口 孫治郎 (1918) ヒヨドリの繁殖の経過.動物学雑誌 30:496-500.

池村 平太郎・川口 孫治郎 (1920) ヒヨドリの渡り.動物学雑誌 32:363-365.

池内 温 (1999) 鳥獣害対策の現場から(13) ヒヨドリ・カラス(愛媛県) 植物防疫 53:462-463.

池内 温 (2000) 果樹園における鳥害防止対策について.今月の農業 2000年9月号:25-29.

神奈川県農政部 (1972) ヒヨドリ・カモメ類の有害性に関する調査報告.Pp.34

神奈川県園芸試験場三浦分場 (1979) 野菜試験成績 No.24:84-93.

神奈川県園芸試験場三浦分場 (1979) 野菜試験成績 No.25:89-101.

神奈川県園芸試験場三浦分場 (1979) 野菜試験成績 No.26:68-71.

唐沢 孝一 (1978) 都市における果実食鳥の食性と種子散布に関する研究.鳥 27:1-20.

川内 博・藤本 和典 (1974) 林から出たヒヨドリ.68年から侵入始まる.野鳥 39:377-379.

川内 博 (1983) 都市鳥への道,緑の散在する東京の場合.遺伝 37(8):12-16.

川内 博 (1983) 都市の鳥の生態.ヒヨドリの越夏と都市への適応.遺伝 37(8):32-33.

川口 孫治郎 (1934) 関西に於ける渡り.野鳥 1:500-503.

池田 真次郎 (1952) 本邦産鳥類と産業との関係調査.鳥獣調査報告 13: 1-114.

池田 真次郎 (1956) 日本産鳥類の食性について.鳥獣調査報告 15: 1-95.

小島 俊夫 (1929) 森林保護上より見たる鳥類の食性.東京帝国大学演習林報告 No.8:23-94.

Kuroda, N. (1931) On the migration of certain birds in Tokyo and vicinity (II). Tori 7:112-166.

黒田 長久 (1959) ヒヨドリとツバキ寸感.日本野鳥の会東京支部報 51:8-9.

黒田 長久 (1960) 越冬ヒヨドリの群行動と渡去.鳥 15:227-231.

Lane, S.J. (1997) Perferences and apparent digestibilities of sugars by fruit damaging birds in Japan. Ann. Appl. Biol. 130:361-370.

松岡 茂 (1994) ヒヨドリの群れサイズと飛び立ち距離との関係.飛び立ち距離に対する神経質な個体の反応の影響評価.日本鳥学会誌 43:19-28.

松岡 茂 (1994) 防風林からの距離によるヒヨドリのキャベツ食害率の変異.日本鳥学会誌 43:101-103.

守山 弘・山岡 影行・重松 孟・原田 直国・榎本 末男 (1985) 都市における緑の創造 第6報 ヒヨドリ Hypsipetes amaurotis amaurotis (Temminck) の繁殖と通してみた都市林の最小面積とその構造. 人間と環境 11:23-30.

溝淵 浩 (1958) 四国産ヒヨドリの食性について.鳥類集報 16:229-240.

中村 和雄・松岡 茂・小滝 豊美 (1987) ヒヨドリに対する二,三の防除器具の追い払い効果.関東東山病害虫研究会年報 34:201-203.

中村 和雄・佐藤 文男・杉森 文夫・今村 知子 (1989) 外部形態測定値によるヒヨドリの雌雄判別.山階鳥類研究所報告 21:253-264.

中村 和雄・土屋 雅利 (1900) Distress callによるヒヨドリのキウイフルーツ芽食害防止.日本応用動物昆虫学会誌 44:27-33.

日本鳥類保護連盟 (1982) 鳥類害性対策調査報告書.Pp.55.

農林水産省農業研究センター (1984) ヒヨドリによる被害予測に関する研究会資料.Pp.26.

斉藤 源三郎 (1935) 千葉市の上空を渡るカケスとヒヨドリ.野鳥 2:175-182.

斉藤 源三郎 (1936) 鵯の渡り.野鳥 3:145-150.

斉藤 源三郎 (1942-43) 千葉市を渡る鵯(一),(二),(三),(四).野鳥 9:222-224, 296-300, 10:66-70, 305-307.

四手井 綱英 (1976) ヒヨドリとネコとスズメ.林業技術 413:40-43.

杉森 文夫 (1986) ヒヨドリHypsipetes amaurotisのキャベツへの加害例.応用鳥学集報 6:98-99.

渡辺 幸夫 (1980) 梨の防鳥防止棚の架設.今月の農薬 1980年8月号:44-50.

山階 芳麿 (1942) 日本産鳥類の食性調査.鳥 11:1-46.

山階 芳麿 (1949) ヒヨドリの由来に関する一考察.野鳥 14:1-3.

安田 慶次 (1982) ヒヨドリによる野菜の被害.植物防疫 36:60-63.

安延 義弘 (1979) 果樹の鳥害とその対策.果実日本 34(11):34-39

安延 義弘 (1980) 梨栽培における鳥害の防止方法.今月の農薬 1980年6月号:90-95


このページのトップへ

■スズメについての文献情報

担当:山口
最終更新:2003年8月6日

1.一般的特徴

(1)生息地

 生息地は人家とその周辺の樹林、農耕地、草地、河原などで、深い森林の奥には入らず、山奥の農耕地のない人家や、人が住んでいない廃村にもいない(内田 1922、山階 1934、中村・中村 1995)。人家密度とスズメの個体数との間に正の相関があった(佐野 1983)。成鳥は定住性で1年中同じ行動圏の中で生活をしているが(佐野 1973)、冬に厳しい環境になる地域では繁殖期に比べて、冬には個体数が減少するため、成鳥も移動することが示唆されている(佐野 1983)。

 豪雪地帯の42集落で行った調査では、スズメが周年生息している4集落には牛舎と養鶏場の存在が確認され、これらは採餌場所としてだけでなく、ねぐら・営巣場所としても利用されていた(二村・大畠 1996)。

(2)食性

 主として種子食で、とくにイネ科、タデ科、キク科などの小粒状の乾いた種子を好む(中村・中村 1995)。冬期はあらゆる種類の雑草の種子を食べ、春期にはその他に木の芽や昆虫も食べる。また繁殖期中には昆虫やその幼虫を大量に取りヒナを育て、秋期には水田および畑に群集して穀類を食べる(山階 1934)。ヒナには大量の鱗翅目の幼虫を与え、ヒナが成鳥するにつれて種子食に変えていくが、このときに雑草の未熟種子をつぶして胚乳を食べさせる(中村・中村 1995)。巣立ちした若鳥は大群で水田を訪れ、イネの未熟な種子をつぶして胚乳を食べる。また刈り取りが終わった水田で大群になり落ち穂を食べる(中村・中村 1995)。

 繁殖期には多量の害虫を食べることが知られており(内田 1922)、スズメを駆除したために害虫の大発生があったと報告されている(山階 1934、山下 1967)。また雑草の種子を主食としていることから雑草防除の効果も大きいと考えられる(山階 1934)。

 スズメの摂食量は稲籾の乾燥種子で1日あたり197粒。30℃、48時間の浸漬処理をした種子で249粒。10mm、20mmまで発芽したものでは238粒であった(千羽 1962)。発芽したものでは胚乳の部分だけを食いちぎり、芽や根はそのまま残してあった(千羽 1962)。乾燥籾と発芽程度の異なる籾を同時に与えると発芽の進んだものは好まなかった(上田・江村 1965b)

(3)採食生態・採食環境

 餌台に現れるスズメの1日内での活動は朝夕にピークが見られた(渡辺 1977、松岡・中村 1984)。採食場所は人家の近くが多く、6地域で繁殖期に調べたものでは50m以内での採食は88.2-100%と高い割合であった(佐野 1979)。都市部と村落部での冬期の別の調査では、10m以内での採食は都市部で97.0%、村落部で97.9%と高い割合であった(佐野 1983)。

2.被害の特徴

(1)水稲乾田直播

 種籾が地表に露出しているほど被害を受けやすく(上田・江村 1965a)室内実験では、播種時の覆土や燻炭で覆った場合でも10mm、20mmでは裸出したまま与えたものと差はなかったが、30mm、50mmの深さでは摂食されなかった(千羽 1962)。また発芽後は20mmまでの深さについては摂食することが分かった(千羽 1962)。

(2)穀類の収穫期

 秋期水田に群がって、稲穂を食べることは昔から知られており、このときの個体数の多いことと、落ち穂を拾うだけでなく、直接穂にぶら下がって籾を食べるために大きな被害となる(山階 1934)。社会的分散を調べた研究では巣立ちした若鳥が8月ごろから夏塒で大集団となり、日中は数百羽ぐらいの集団で水田へ出て過ごした。このような行動は10月頃まで続いた(佐野 1988)。水田地帯におけるスズメの被害は一様に分散するのではなく、休息場所の近くに集中していた(佐野 1973)。被害作物はイネだけでなく、麦類、あわ、ひえなどにも及んだ(上田・江村 1965a)。米、麦作の収穫時の被害は籾の乳熟期から刈り取り後の乾燥期までで、熟期の特に早い品種や遅いものが集中加害をうけやすい(上田・江村 1965a)。

(3)環境

 広大な農耕地において、ライントランセクト法でスズメの分布を調べた研究では、果樹園、畑、水田、建物などがモザイク状に連なっている場所へは頻繁に出現しているのに対し、画一的な水田へは年間を通してほとんど姿を現さなかった(佐野 1984)。これは逃げ場所や隠れ場所が保証されていないためと考えられる(佐野 1984)。

(3)その他

 砂浴びをするために作物の苗を害したり、巣の材料とするため菊などの若葉をむしったり、または鶏舎や禽舎に入って餌を盗んだりといった被害も報告されている(山階 1934)。

3.防除策

(1)耕種的手法

1)水稲乾田直播

 種籾が地表に露出しているほど被害を受けやすく(上田・江村 1965a)、室内実験では20mmの深さに播種したものでは摂食されるが、30mmより深くなると摂食されなかった。(千羽 1962)、別の実験では20mmの深さで加害されなくなり、播種後の湛水の深さも20mm以上で被害が少なくなった(上田・江村 1965b)。20mmを超える深さに播種することにより被害が軽減できると考えられた。また覆土の材料によっても加害程度が異なり、重い土質ほど覆土の効果が大きかった(上田・江村 1965b)。

2)播種・収穫時期を揃える

 熟期の特に早い品種や遅いものが集中加害をうけやすいので(上田・江村 1965a)、収穫時期を揃えるほうがよい。またこのことは播種時についても言えることで、播種時期を揃えることにより、被害の集中を免れることができる。

3)耕種的手法・スズメの生息環境

 水田と集落、水田と果樹園という形で餌場と逃げ場の関係が成立している場所では被害を受けやすい。一方、電線一本、樹木一本ないような大水田地帯には逃避場がないためスズメは年間を通して現れない(佐野 1984)。

(2)忌避剤

 1960年代に様々な薬剤や海外で鳥の忌避剤として用いられている薬剤を用いて忌避効果の試験が行われたが、毒性や残留性、持続性や安定性の問題で有効なものは見つからなかった(千羽 1962、上田・江村 1965b、金谷 1966、山下 1967)。

1960年代になってアントラキノンを主成分とする国産のスズメ忌避剤がはじめて市販され、一部で実用化されたが、効果の安定性に問題があった(山下 1967)。現在スズメのイネ籾用の鳥用忌避剤として登録されているアンレスは、圃場における実験で高い忌避率を示したが、日数の経過とともに摂食されるようになり、絶対的な効果は見られず、またこの濃度ではイネへの薬害が見られた(河合 1971)。

 スズメは強い警戒性をもつため、無毒であろうと籾に異物が付着しているだけで忌避反応を示した(上田・江村 1965b)。ただし、いったん無害であることが分かった場合には忌避反応は見られなくなると思われる。一方、様々な色素を付着させた籾を同時に与えた場合、色による嗜好性の違いはみられなかった(上田・江村 1965b)。味覚では辛み、苦みをやや嫌ったが顕著な傾向はみられず、においに対しても忌避反応は見られなかった(上田・江村 1965b)。

 忌避剤の効果は,威嚇装置の効果と同様に,周辺状況や鳥の種類によって大きく左右される。残念ながら,上に挙げた試験例では方法がまちまちなので,効果を薬剤間で比較することはできない。また,挙げられた化学物質には現在では使用がいっさい禁じられているものや,鳥害忌避剤としての登録がなく,試験研究機関以外では使用できないものが含まれているので,注意されたい。

(3)爆音器

過去において、一時は各種の爆音器が発表されたが、スズメは慣れやすい性質のため、一時的には効果はあっても、日数がたつと慣れてきてしまい、爆音器周辺の小範囲に限られるようになった(金谷 1966)。

(4)鳴子・かかし

スズメの被害対策として鳴子・かかしなどの駆除法が考案された(山階 1934)。

4 文献リスト


阿部学 (1965) スズメの給食行動に見られる日周期、並びに給食回数とひなの生長との関係. 動物学雑誌 74:377.

阿部学(1969) カラフトスズメ Passer montanus kaibaoi Munsterhjelm の生態に関する研究. 林業試験場研究報告 220:11-57.

有田一郎 (1979) 箱根におけるスズメの繁殖分布.鳥 28:85-95.

Cheng, T. H., Chia, H. K., Fu, S. S., Wang, I. (1957) Food analysis of the Tree-Sparrow (Passer montanus saturatus). Acta zool. Sinica, 9:255-256.

Chia, H. K., Bei, T. H., Chen, T. Y., Cheng, T. H. (1963) Preliminary studies on the breeding behaviour of the Tree-Sparrow (Passer montanus saturatus). Acta zool. Sinica, 15:527-536.

千羽晋示 (1962) スズメについての二、三の知見(予報). 鳥 17:172-178.

藤巻裕蔵 (1996) 北海道南東部におけるスズメとニュウナイスズメの生息状況. Strix 14:95-105.

藤巻裕蔵 (1991) ソ連極東のスズメ類の分布について. Urban Birds 8(2):85-86.

藤本勉 (1959) 樹上に営巣した雀の巣の異型. 野鳥24:170.

藤岡正博(1992)佐野昌男氏による「北海道利尻島におけるイエスズメの生息確認」は、雄1羽の渡来記録である. 日本鳥学会誌 40:112-113.

福田道雄 (1991) ソ連極東地域で見たスズメ類とドバト. Urban Birds 8(1):45-57.

Hammer, M. (1948) Investigation on the feeding-habits of the House-Sparrow (Passer domesticus) and the Tree-Sparrow (Passer montanus). Dan. Rev. Game Biol. 1:1-59.

橋本太郎 (1962) 農村地帯におけるスズメ群の生態. 鳥 17:163-171.

Honma Y. & Chiba A. (1976)  A case of avian pox in a tree sparrow Passer montanus Miscellaneous. Reports of the Yamashina Institute for Ornithology 8:101-107.

市田則孝・市田博・岡田紀夫・蓮尾嘉彪 (1968) 東京都におけるスズメ・ツバメ・イワツバメの繁殖図. 野鳥 33:154-162.

石城謙吉 (1992) ハバロフスク市と南サハリン諸都市におけるイエスズメPasser domesticusとスズメP.montanusの分布状況. 北海道大学農学部演習林研究報告 49:363-374.

釜沢忠夫 (1959) 雀の母性愛. 野鳥 24:169.

釜沢忠夫 (1959) 雀害対策. 野鳥 24:169.

金谷政雄 (1966) 種籾粉衣による雀害防止法. 農業技術 21:529-531.

河合利雄 (1971) スズメ、ネズミの忌避剤アンレスの種もみ処理. 農薬時代 101:8-11.

Kekic, H.; Pavlovic, V.; Mladjenovic-Gvozdenovic, O.; Ivanc, A. (1976) Seasonal variations of some blood parameters in Passer montanus L. and Passer domesticus L. (sparrow). Bulletin Scientifique (Yugoslavia). Section A. 21:5-6.

Kim S. H. & Kim W. K. (1980) Feeding ecology of the tree sparrow (Passer montanus orientalis). The Research Reports of the Forestry Research Institute 27:127-134. Ln: Korea

熊谷三郎 (1959) スズメ. 野鳥24:179-181.

倉成栄吉 (1959) スズメの戦災. 野鳥     24: 176-179.

倉成栄吉 (1959) スズメのノートから. 野鳥 24:169-170.

黒田長久 (1959) スズメくもの巣にかかる. 野鳥 24(3): 50.

松岡茂 (1991) スズメ Passer monatanus の成鳥と幼鳥の自動車用ホーンに対する反応の違い. 日鳥学誌 39: 111-120.

松岡茂・中村和雄 (1984) 餌場に現れるスズメの数の変化 I. 1日内の変化および餌量との関係. Strix 3:28-35.

松山資郎・飯村武 (1969)スズメ Passer montanus saturatus (成鳥)の体の大きさについて. 鳥 19:79-89.

宮崎尚幸 (1962) 雀の鳴き始め時刻と環境に関する二、三の考察. 鳥 17:179-182.

中村登流・中村雅彦(1995) 原色日本野鳥生態図鑑<陸鳥編> pp10-11.

中村司 (1958) スズメの甲状腺及び生殖腺の四季的変化 第3報. 山階鳥研報 12:22-24.

Nakamura T. & Oda T. (1981) Activities of caged Japanese Tree Sparrow Passer montanus saturatus in different artificial lights and temparatures. J. Yamashina Inst. Ornith. 13:71-78.

成沢多美也 (1959) 雀の実生活. 野鳥 24:159-169.

二村一男・大畠誠一 (1996) 山村地域のスズメの生息分布ー美山町の事例ー. 京大農学部演習林集報 29:7-13.

Nimura, K. & Oohata, S. (1996) An investigation of the habitat of Japanese Tree-Sparrow Passer montanus saturatus Stejneger at hamlets surrunded mountains: A case at Miyama-cho, Kyoto [ Japan ]. Reports of the Kyoto University Forest 29:7-13.

仁部富之助 (1959) 雀違い. 野鳥 24:181-182.

仁部富之助 (1959) 雀猟具ひこごしについて. 野鳥24:174-176.

大槻都子 (1992) スズメ Passer montanus の若鳥によるヒナへの給餌例. Strix 11:339-340.

Pielowski Z. & Pinowski J. (1962) Autumn sexual behaviour of the Tree Sparrow. Bird study 9:116-122.

Pinowski J. (1965) Overcrowding as one of the causes of dispersal of young tree sparrow. Bird study 12:27-33.

Pinowski J. (1965) Dispersal of young tree sparrow (Passer m. montanus L.).Bull.Acad Sci. Pol.Cl. II 13:509-514.

Pinowski J. (1966) Der jahreszyklus der brutkolonie beim feldsperling (Passer m. montanus L.). Ekologia polska A  14:145-172.

Pinowski J. (1967) Experimental studies on the dispersal of young Tree Sparrow (Passer monatanus). Ardea 55:241-248.
Pinowski J. (1967) Die auswahl des brutbiotops beim feldsperling (Passer m. montanus L.). Ekologia polska A 15:1-30.

Pinowski J. (1968) Fecundity, mortality, numbers and biomass dynamics of a population of the Tree Sparrow (Passer m. montanus L.). Ekologia polska A 16:1-58.

Sanchez Aguado, F.J. (1968)  Growth of the nestlings of tree sparrow (Passer montanus, L.). Donana. Acta Vertebrata (Spain) 12:197-209. Ln: ES

佐野昌子・木村正雄 (1993) スズメの上海集団における遺伝的変異性. 岐阜大学農学部研究報告 58:27-31.

佐野昌男 (1983) 北海道各地の冬期間のスズメの個体群密度に関する研究. 山階鳥研報 15:37-50.

佐野昌男 (1984) 農耕地におけるスズメの生態. 植物防疫 38:501-505.

佐野昌男 (1979) 北海道各地の繁殖期中のスズメの個体群密度に関する研究. 山階鳥研報 11:96-108.

佐野昌男 (1965) スズメの生態. 科学の実験 1: 99-103.

佐野昌男 (1969) スズメ (Passer montanus) の繁殖成功率に関する研究. Emberiza 2:1-4.

佐野昌男 (1970) スズメ (Passer montanus) の個体数変動について. Emberiza 3: 21-24.

佐野昌男 (1973) スズメの個体群の行動圏構造. 山階鳥研報 7:73-86.

佐野昌男 (1980) スズメを数える. 私たちの自然 218:14-18.

佐野昌男 (1990) 北海道利尻島におけるイエスズメの生息確認. 日本鳥学会誌 39:33-35.

佐野昌男 (1992) 藤岡正博氏による「北海道利尻島におけるイエスズメの生息確認」の反論に対する見解. 日本鳥学会誌 40:113-114.

Sawart Ratanaworabhan (1977) Birds as a crop pest (Passer montanus, Lonchura punotulata, L. striata, Ploceus philippinus, Ploceus manyar, Passer flaveolus, Lonchura malacca, Psittacula finschii, Psittacula alexandri and Pycnonotus sp. in Thailand). Kasikorn (Thailand). 50: 256-266.

Seel, D. C. (1968) Breeding seasons of the house sparrow and tree sparrow Passer spp. at Oxford. Ibis 110:129-144.

Seel, D. C. (1968) Clutch-size, incubation and hatching success in the house sparrow and tree sparrow Passer spp. at Oxford. Ibis 110:270-282.

Seel, D. C. (1970) Nestling survival and nestling weight in the house sparrow and tree sparrow Passer spp. at Oxford. Ibis 112:1-14.

白附憲之 (1959) スズメの社会構造ーとくにテリトリー. 動物学雑誌 68(2,3):61.

内田清之助・仁部富之助・葛精一 (1922) 雀類に関する調査成績. 鳥獣調査報告1:1-336.

宇田川竜男 (1953) スズメの棲み分け. 科学 23:369.

上田勇五・江村一雄 (1965a) スズメ防除法の研究とその問題点. 農業技術 20:28-30.

上田勇五・江村一雄 (1965b) スズメ防除法の研究とその問題点 (2). 農業技術 20:80-83.

渡部尚久・安江安宣 (1977) スズメ Passer montanus saturatus Stejneger の繁殖、給餌ならびに採餌活動に関する生態学的研究. 農学研究. 56:49-70.

渡部一義 (1959) 雀の食性. 野鳥 24:171-174.

山田民雄 (1959) 雀の趾瘤病. 野鳥 24:156-158.

山寺亮・山寺恵美子 (1991) 鳥がさえずりはじめる時刻と日の出の時刻との関係について 2.ヒヨドリ、スズメ、トビ、キジ、ハクセキレイなど. Strix 10:85-92.

山階芳麿(1934) 日本の鳥類と其生態 第一巻 pp79-83.

山下善平 (1965) スズメに対する忌避剤の評価に関する知見. 農薬 12:43-47.

山下善平 (1967) スズメの忌避剤. 遺伝 21:30-33.

安部幸六 (1959) 雀よもやま話. 野鳥 24:169-171.

Yokoyama H. & Nakamura K. (1993) Aversive response of tree sparrows Passer montanus to distress call and the sound of paper flag. Appl. Entomol. Zol. 28: 359-370.


このページのトップへ

■ムクドリについての文献情報

担当:山口最終更新:2003年8月6日

1.一般習性

 繁殖期中はつがいごとに生活しているが、ヒナが巣立つとヒナを連れて家族ごとに生活し、夏の末からこれらの家族が集まり次第に群れの大きさを増す(山階 1934)。夏ねぐらは秋には解消し、秋から冬にかけては突発的にねぐらが出現し、短期間に消失する数百羽から時には数千羽にも及ぶ大集団のねぐらをつくる(中村・中村 1995)。

2.食性

 昆虫、クモ、腹足類、両生類、ならびに液果を食べる(小島 1929、山階 1934、黒田 1956a、田原 1974、坂本 1981)。特に育雛の際は主として昆虫およびその幼虫を食べることから、害虫駆除に大きく貢献していると考えられる(山階 1934、黒田 1956a、安延 1983)。志賀高原ではヒナに与えた餌の62.5%が昆虫であった(田原 1974)。果実も好んで食べられる(黒田ら 1986)。秋から冬にかけては液果の類も食べるが、地方によっては柿や桃などの果樹類を食べて被害を出す(山階 1934)。冬期には水田などで稲株中に潜伏している昆虫を食べたり(山階 1934)、土の中にくちばしをさし込むようにして畑や草地の昆虫などを食べる(中村・中村 1995)。繁殖期には営巣場所から100-500m離れた採食地まで出かけ(黒田 1959)、冬にはねぐらから10-20kmも離れた採食地へも出かける(中村・中村 1995)。

 果樹への被害よりも冬期に水田などで害虫を食べることによる害虫駆除の効果が大きいとされ、古くは重要な益鳥として保護されてきた(山階 1934)。繁殖期にはキャベツ畑でモンシロチョウの幼虫を盛んに食べているという報告もある(黒田 1956a)。

3.被害の特徴

1)全般的な特徴

 ムクドリは大群で果樹園に飛来して食害するので、被害は大きいものとなる(安延 1983)。人間社会との関係が密接なために、10mくらいに近づいても逃げないことが多く(安延 1983)、防除を難しいものとしている。アンケート調査によると被害は北海道から佐賀県までほぼ全国に及ぶ(黒田ら 1986)。加害作物は果樹で多く、ブドウ、ナシ、カキ、モモ、イチジク、リンゴ、おうとう、イチゴ、スモモ、メロン、ウメと多岐に渡り、全て果実が加害されるが、果実以外ではナシ、ブドウ、サクラ、リンゴ、ウメで花芽、蕾、芽への加害が報告されている(黒田ら 1986)。ミカンや葉菜類、イネ、ムギなどへの被害の報告もあるが、これらは他の鳥による加害の可能性がある(黒田ら 1986)。

2)ナシへの被害

 収穫期の果実を加害する鳥には、ムクドリ、オナガ、ヒヨドリ、カラス類などがあげられ、ムクドリのナシへの加害は全国的に発生している(安延 1983)。収穫の始まる2?3週間前から果実を加害する。神奈川県の例では極早生の品種「長寿」が7月前半から食害が始まり、次々と収穫期を迎える別品種を加害するが、8月中旬を過ぎるとナシ園への飛来は極度に減少し、「幸水」の収穫期である8月中旬?下旬までで、それ以降はオナガ、ヒヨドリの被害が増加する(安延 1983)。

 ナシの被害には品種間でかなりの差が認められる。すなわち長十郎や二十世紀などの在来種はほとんど被害を受けないのに対し、近年改良された新水、幸水、豊水などが選択的に被害を受けている。これらの改良種は在来種に比べ一般に糖度が高く、果肉が柔らかい。このように鳥害の増大は品種改良と無縁ではない(坂本 1981)。

 ムクドリは、早朝ねぐらよりナシ園周辺まで大きな群れで飛来し、ナシ園周辺で数群に分散して侵入することが多い(坂本 1981、安延 1983)。ムクドリの採食物の大部分はナシ園に多発生するセミ類であることが多く、その合間にナシを加害する(坂本 1981、安延 1983)。1つの果実を完全に食べることは少なく、次から次へと果実に穴をあけていく場合が多い。また園内で摂食行動をする間に、爪で果実に傷をつけることも多く、商品価値の低下、腐敗の原因となる(安延 1983)。

 ナシの果実の熟期になると、夜間にアケビコノハなどの蛾が飛来し、口吻を差し込み、果汁を吸い、その部分がスポンジ状になり、そこから腐敗が始まる。この腐敗し始めた部分をムクドリがつつくため、蛾による被害と鳥の被害が混同されやすい(坂本 1981)。防鳥網により完全に鳥が入れなくなったナシ園でも約7%の果実に害虫による傷がみられた(坂本 1981)。飼育ムクドリを用いて、何らかの原因で腐敗が始まったナシと新鮮で無傷の実を同時に与えた実験では、腐敗が始まったナシのみをつついたが、新鮮な実のみを与えた場合には、その実をつついたという結果を得た(坂本 1981)。

3)ムクドリが食害しない果実

 ムクドリはかんきつ類やパイナップル、バナナなどに多く含まれるショ糖を分解する酵素(スクラーゼ)を持っていない(Lane 1997)。一方、ブドウやかき、ナシ、りんご、サクランボなどはほとんどの糖分が単糖類(ブドウ糖、果糖)なので、ムクドリは好んで食べる。従って、ムクドリはかんきつ類への被害は出さないことになる。ムクドリのかんきつ類への被害が報告されることもあるが、他の鳥種(ヒヨドリなど)と間違っているのであろう。

4.防除策

(1)遮断

 果樹園を完全に網で被覆して、物理的に侵入阻止を図る方法が最も効果的である(黒田ら 1986、安延 1983)。果樹園を網で完全に覆うには、果樹や果樹棚に及ぼす影響、安全性や作業性などに問題を生じるので、網の材質や被覆方法も含めて十分な検討が必要である(安延 1983)。完全被覆が容易に行えるように支柱や網張り棚を設置してしまうのがよい(安延 1983)。

 網目は基本的にムクドリが侵入できない大きさならばよいことになるが、果実吸蛾類やカメムシの被害防止、風害防止、雹害防止などの多目的利用を考えた方が経済的なので、9-10mm目の結節網かラッセル織網がよい(坂本 1981、安延 1983)。網の材質は耐久性、作業性、経済性などから、ポリエチレン製の軟質の糸が適当である。糸は単繊維で太さは結節網では1000デニール程度、ラッセル織網では400デニール程度は必要である(安延 1983)。

 防鳥網の使用で問題となるのは、専用の網張り棚を設置するために、網代を含めると施設に多額の費用がかかることである(安延 1983)。また網の耐用年数が3-5年と短く、短年月で更新が必要なことである(安延 1983)。

 さらに網目の小さな防鳥網の使用などにより、果樹園内への透光率が80%以下に低下すると、果実品質や樹体に影響が出てくることが分かっている(安延 1983)。ムクドリの害虫防除の益性と網による日照不足を解消するために被害時期だけ網を張るのがよい(坂本 1981)。

(2)威嚇防除(追い払い装置)

1)回転式防鳥器

 県園芸試験場と(株)共立で開発した防鳥器で、半径5mのひもを遠心力で放出して、ムクドリの直接侵入を阻止するとともに、警戒心を起こさせるもので、果樹園への設置当初は10-20aあたり1基で完全に侵入を阻止するが、徐々になれを生じ、使用後3-4年を経過すると、完全防止ができる範囲は半径10m程度にまで後退する。したがって、10aあたり最高4基は必要となり、経済性の面で問題が残る(安延 1983)。

2)爆音器、複合型爆音器

爆音器は多くの地域で使われているが、慣れのために効果が一時的であることが多い(坂本 1981、黒田ら 1986)。県農試で爆発音とともに板や旗が打ちあがって落ちてくる複合型爆音器の効果を試験したものでは、設置初年度は見通しのよいところで100m以上離れたところでも侵入加害を防止したが、2年目になると急速な効果の減退が見られ、有効半径は20m程度に低下し、最終的には10m程度になると考えられた(安延 1983)。またこれらの爆音を利用した防除機器は騒音公害を伴うので注意が必要である(坂本 1981)。

3)目玉風船

 カイコに様々な大きさの目玉模様を貼り付けたところ、大きいものほどムクドリは攻撃しなかった。また三角形や四角形や十字形よりも目玉模様をもっとも避けた(城田 1984)。この実験結果をもとに2m60cmの風船に60cmの目玉模様をつけた風船を用いて果樹園(モモ)で防除実験を行った。モモの熟期前のムクドリが飛来していない時期から打ち上げたが、ムクドリはまったく飛来しなかった。次にブドウ園でムクドリの食害が出始めてから同様の風船を打ち上げたが、その後ムクドリの飛来は見られなかった(城田 1984)。その後、この風船よりも小型の目玉風船が市販されている。目玉風船も他の威嚇型の防除装置を同様、設置当初は効果が認められることもあるが、設置期間が長くなればなるほど、慣れが生じ効果がなくなることを注意したい。

4)その他の防除機器

 実物そっくりに作り上げたハイタカの模型で羽ばたきもするもの、蚊取り線香の煙、テープ、フラッシュナルコなどは、いずれも設置時に一時的な効果が認められる程度で、有効な手段とは言えない(安延 1983)。これらの威嚇機器は、それまで何も防鳥対策を講じていなかったところや、果樹園の周辺に安全な餌場が多くあるようなところでは、意外な効果を発揮することもある。ムクドリの目先を変えるためにいろいろ組み合わせ使用するとともに、その効果を過信しないことがこの種の防除機器の使用にあたっては大切である(安延 1983)。

(3)忌避剤

パラトリー(無登録)などの忌避剤は防除効果がない(安延 1983)。

(4)銃器

 多くの地域で銃による駆除を主としながら、爆音器や防鳥網も含めた方法で実施されているが、銃器は常に効果的であるわけではない(黒田ら 1986)。防除効果を上げるためには、無差別な射殺は慎んだほうがよい(坂本 1981)。

(5)傘、袋かけなど

 ムクドリは袋の上からでも食害するし、傘かけでも果実が見える状態では確実に食害し、ほとんど防除効果は認められない(安延 1983)。袋かけにより防除をするのであれば、形状や材質を改良する必要がある(坂本 1981)。

5 文献リスト


羽田健三・牛山英彦・寺西けさい・佐野昌男 (1967) 長野県下の善光寺平におけるムクドリの冬期の就塒地域群(第一報). 日本生態学会誌  17:234-237.

橋口大介・上田恵介. (1981) 果実食者としてのムクドリ Sturnus cineraceusー”ペリット”分析の有効性ー. Strix 9:55-61.


細野哲夫 (1962) 軽井沢町東部地区におけるムクドリの塒および就塒行動. 鳥 17:145-162.

池田重栄 (1959) 椋鳥の「移植」提唱. 野鳥 24(3):176.

唐沢孝一 (1978) 都市における果実食鳥の食性と種子散布に関する研究. 鳥 27:1-20.

小島俊文 (1929) ムクドリの食性. 応用動物学雑誌 1:40-42.

黒田長久 (1956a) ムクドリの調査 第1報. 山階鳥研報 8:318-328.

黒田長久 (1956b) ムクドリの調査 第2報 繁殖(1). 山階鳥研報 9:375-386.

黒田長久 (1957) ムクドリの調査 第2報 繁殖(2). 山階鳥研報 10:413-426.

黒田長久 (1957) ムクドリの蟻浴. 鳥 14:28.

黒田長久 (1958) ムクドリの卵の測定変異について. 鳥 70:1-17.

黒田長久 (1958) ムクドリの調査(千葉県新浜御猟場を塒とする群の行動)第1報 冬期から繁殖期. 山階鳥研報 7:277-289.

Kuroda, N (1959) A comparative study on the breeding biology of rural and urban colonies of the Grey starling, Sturnus cineraceus Temminck. Jap. Wildl. Bull. 17:31-77.

黒田長久 (1959) ムクドリの調査 第2報 繁殖(3). 山階鳥研報 13:31-48.

黒田長久 (1960) ムクドリの調査 第3報 繁殖期から秋への就塒行動(1. 東京以東). 山階鳥研報 14:18-29.

黒田長久 (1960) ムクドリの調査 第3報 繁殖期から秋への就塒行動(2.東京及び以西). 日本生態学会誌 10:148-153.

黒田長久 (1960) ムクドリの冬季塒内自然死について. 山階鳥研報 15:99-122.

黒田長久 (1961) ムクドリの帰塒行動とその影響要因について. 日本生態学会誌 11:26-34.

黒田長久 (1961) ムクドリにおける塒時行動系. 山階鳥研報 17:123-125.

黒田長久 (1961) ムクドリ雛の行動の個体発生. 山階鳥研報 17:83-112.

黒田長久 (1962) 動物質と植物質によるムクドリ人工飼育雛の成長比較. 山階鳥研報 18:174-184.

Kuroda, N (1963) Adaptive parental feeding as a factor influencing the reproductive rate in the grey starling. Researches on population ecology 5:1-10.

黒田長久 (1963) ムクドリ幼鳥の換羽. 山階鳥研報19:260-273.

黒田長久 (1963) ムクドリの塒アンケート、その他について. 鳥18:79-105.

Kuroda, N (1964) The comparative analysis of breeding rates of rural and urban grey starling colonies in Tokyo area; The second report (Part 1). J. Yamashina Inst. Ornith. 4:1-30.

Kuroda, N (1964) Comparative analysis of breeding rates of rural and urban grey starling colonies in Tokyo area: The second report. Researches on population ecology 6:1-12.

黒田長久 (1973) 越ヶ谷のムクドリ冬塒群の季節的変動と大松夏塒群. 山階鳥研報 7:  34-55.

黒田長久・杉森文夫・岩本重治 (1986) ムクドリの全国状況アンケート(1) 益害性. 応用鳥学集報 6:24-47.

葛精一 (1927) 椋鳥ノ食性ニ関スル調査成績. 鳥獣調査報告 4:47-78.

Lane, S. J. (1997) Preferences and apparent digestibilities of sugars by fruit damaging birds [Sturnus cineraceus, Cyanopica cyana and Hypsipetes amaurotis] in Japan . Annals of Applied Biology 130:361-370.

松井省麿 (1959) ムクドリの幼鳥を喰うアオバズク. 野鳥 24(3):174-175.

中村和雄・飯泉良則 (1995)   Distress Call によるムクドリのねぐらの移動. Wildlife Conservation Japan 1:131-135.

中村登流・中村雅彦(1995) 原色日本野鳥生態図鑑<陸鳥編> pp27.

齋藤隆史 (1986) ムクドリにおける一繁殖期内の一夫二妻あるいは一妻二夫. 鳥類の繁殖戦略(上)(山岸哲編) pp. 107-129 東海大学出版会, 東京.

齋藤隆史 (1986) ムクドリの加入卵. 鳥のはなし II (中村和雄編)  pp.94-99 技報堂出版, 東京.

齋藤隆・肥後睦輝・榊原茂樹 (1985) 異なる垂直的営巣環境におけるムクドリSturnus cineraceus Temminckの繁殖成績とヒナの生長. 北大農学部演習林研究報告 42:537-546.

Saitou, T. (2000) Floaters as intraspecific brood parasitism in the grey starling Sturnus cineraceus. Ecological Research 16:221-231.

坂本堅五 (1981) 果樹への鳥害に関する調査ー特にムクドリによるナシへの被害を中心としてー. 応用鳥学集報 2:53-57.

城田安幸 (1984) 目玉模様を利用した鳥害防除. 植物防疫 38:510-513.

城田安幸 (1978) ムクドリの餌の食べ方ー記憶装置を備えた捕食行動のモデル化. 個体群生態学会会報 31:30-32.

竹中万紀子・中村和雄・黒田長久・杉森文夫 (1987) ムクドリの全国状況アンケート(2) 塒と生息状況. 応用鳥学集報 7:1-14.

Takenaka M. & Takenaka S. (1994) Distribution Pattern and Characteristics of Grey starling Sturnus cineraceus Summer Roosts in the Eastern Kanto Area. Japanese J. Ornithol. 43:11-17. 

田原徹 (1974) 志賀高原に初めて繁殖したムクドリの雛の食物. 信大志賀自然教研業績 12:143-145.

Yamaguchi & Saitou (1997) Intraspecific nest parasitism in the grey starling (Sturnus cineraceus). Ecological Research 12:211-221.

Yamaguchi, Y. (1997) Intraspecific nest parasitism and anti-parasite behavior in the Grey starling, Sturnus cineraceus. Journal of Ehology 15:61-68.

Yamaguchi, Y. (2000) Parasitism strategy of the grey starling, Sturnus cineraceus: Selection based on host characters and nest location. Ecological Research 15:113-120.

山階芳麿(1934) 日本の鳥類と其生態 第一巻 pp55-59.

安延義弘 (1983) ナシ果を加害するムクドリの防除法. 植物防疫 37:538-542.

このページのトップへ

■カラス類についての文献情報

担当:吉田
最終更新:2009年9月25日

1 食性

 胃内容物の乾燥重量において動物質はハシブトガラスで4割,ハシボソガラスで3割であり,ハシブトガラスのほうが動物質の餌を好み,残飯類の摂食も多い(犬飼・芳賀 1953)。植物性食餌のなかでは,ハシブトガラスでは樹木種子の構成比が高く,ハゼノキ科,サンショウ,クワ,ミズキ等が認められ(犬飼・芳賀 1953; 池田 1957),ウルシ属は果肉部分に脂肪を多く含むため好まれると考えられた(上田・福居 1992)。ハシボソガラスの植物性食餌には稲籾が多く,6,7月を除き3割から8割の個体に検出された(池田 1957)。両種とも稲籾および麦類を多く摂食するが,大部分は収穫残渣等である(犬飼・芳賀 1953; 池田 1957)。

 飼育下の食物選好性試験では,両種とも各種穀類の中でトウモロコシをもっとも好み,えん麦がこれに次ぎ,ついで小麦,稲籾であった(犬飼・芳賀 1953)。牛用の濃厚飼料の主成分であるトウモロコシ,大麦,綿実,ペレットのなかでは,トウモロコシを有意に多く採食し,大麦と綿実はほとんど採食されなかった(北崎・谷田 1996)。

2 被害の特徴

 トウモロコシの播種期被害は,出芽当日から出芽後10日頃までが多い(渡辺 1990)。被害発生は,北海道では5月初旬播きで少なく,6月以降に多発する(芳賀 1952)。千葉県では5月中旬播きで被害が少なく,神奈川県では5月中下旬播きで少なかったが,被害発生時期の年次による違いは大きい(渡辺 1990; 川西ら 1980)。

 葉菜類ではキャベツ,はくさい,根菜類ではばれいしょ,果菜類ではすいか,かぼちゃ,きゅうり,トマト,なす等が加害され,果樹類も加害される(犬飼・芳賀 1953)。

 北海道ではロールパックサイレージのラップフィルムが破かれる被害が最も多く,果樹,デントコーン,テンサイへの被害がそれに次ぐ(玉田 1998)。

3 防除策

(1)播種深度の調節

 播種期のトウモロコシでは,3cm強の普通播にくらべ,5〜6cmの深播では,苗の生存率,被害株の再生割合とも好結果が得られ,生育の遅れもほとんどなかった(渡辺 1990)。6〜9cmの深播きでもよい(水口 1980)。

(2)忌避剤

 鳥用忌避剤であるキヒゲン,アンレス(ともに有効成分チウラム),およびニコチンによる種子処理でトウモロコシの被害防止効果は認められなかった(渡辺 1990)。ただし引き抜かれた苗の種子が食べられる割合はキヒゲンまたはアンレス処理では少なかった。エンドスルファン(ベンゾエピン)浸漬処理によるトウモロコシ種子の食害防止効果が示唆されている(松本ら 1984)が,毒物相当であり我が国では認可されない。

(3)テグス

 トウモロコシ播種期に,6uのプロットの周囲および対角線上に高さ25cmでテグスを張ったところ,被害が避けられた(渡辺 1990)。水田に放したアイガモ雛の食害を,4m間隔で2辺の畦に設置した高さ1.2~1.5mの支柱にジグザグにテグスを張ることで防いでいる(古野 1997)。

4 文献リスト

* この資料を元にした総説・文献リストの発表や無断転載は,堅く禁じます。


青山 真人・祝 暁波・塚原 直樹・渡邊 潤・杉田 昭栄 (2007) 関東地方におけるハシブトガラスCorvus macrorhynchosの生殖腺の季節変動.

浅木 正義・岡 千晶・佐藤 儀平 (1967) 小樽市におけるカラスからのコペンハーゲン型ネズミチフス菌の分離.日本獣医学雑誌 38:521-522. (英文)

麻生 敬 (1999) セミの幼虫を捕食するハシブトガラス. Urban Birds 16:68-69.

有田 一郎 (2003) 江戸時代中期から後期にかけての江戸市中のカラス類. Urban Birds 20:21-28.

有田 一郎 (2004) 江戸時代後期に江戸山の手に生息していたハシボソガラス ハシブトガラス優占を招いた江戸と東京の共通点. Urban Birds 21:33-45.

Brazil, M. (2002) Common Raven Corvus corax at play; records from Japan. Ornithological Science 1:150-152.

千葉 暢幸・有川 二郎・高島 郁夫・橋本 信夫 (1984) 北海道のドバトとカラスにおけるクラミジアの分離と血清学的調査.日本獣医学雑誌 46:243-245. (英文;和文抄録あり)

千羽 晋示 (1998) 鳥類(カラス類を主とした)と人との関わりに見られる都市環境の変化の研究. 自然教育園報告 29:19-29.

千羽 晋示・藤村 仁 (1997) カラス類の生息状況に関するアンケート調査について(平成7年度).自然教育園報告 28:33-40.

土橋 信夫 (1995) カラスがタケノコにいたずら?.Urban Birds 12:43-44.

藤井 幹 (2008) 羽根から見たハシブトガラスとハシボソガラスの識別について. BINOS 15:29-34.

藤巻 裕蔵 (1998) 北海道中部・南東部におけるハシボソガラスとハシブトガラスの生息状況. Strix 16:47-54.

藤森 斉 (1991) ハシブトガラスとハシボソガラスの巣立後の若鳥の移動と分散. 日本鳥学会誌 39:141.

深松 登・佐藤 文男 (1989) 北海道池田町の新型カラス捕獲小屋とその効果.応用鳥学集報 9:9-16.

福田 道雄 (1990) 人の手から餌を取り始めたハシブトガラス.Urban Birds 7:66-66.

福田 道雄 (1990) カラスとハンガー.Urban Birds 7:66-67.

福田 道雄 (1991) ハシブトガラスの雛へのカラーリングのバンディング.日本鳥類標識協会誌 6:6-10.

福田 道雄 (1991) 都市緑地にすむハシブトガラスの生態. 日本鳥学会誌 39:142-143.

Fukui E, Sugita S and Yoshizawa M. (2008) Phylogenetic implications of Jungle Crow (Corvus macrorhynchos) and Carrion Crow (Corvus corone) based on base sequence of mitochondrial DNA. Biosphere Conservation 9 (in press)

Fukui E, Sugita S, Yoshizawa M. (2008) Molecular sexing of Jungle crow (Corvus macrorhynchos japonensis) and Carrion crow (Corvus corone corone) using a feather. Animal Science Journal 79 (2):158-162.

福居 信幸 (1991) クスノキの新芽を採食したハシボソガラス.日本鳥学会誌 39:107-109.

福居 信幸 (1994) 大阪市北区のカラス調査.Urban Birds 11:19-22.

藤巻 裕蔵 (1998) 北海道中部・南東部におけるハシボソガラスとハシブトガラスの生息状況.Strix 16:47-54.

福山 正文・古畑 勝則・大仲 賢二・坂田 慎治・原 元宣・角野 洋二・伊藤 武・甲斐 明美・尾畑 浩魅,・渡邊 忠男 (2003) ハトおよびカラスからのVero 毒素産生性大腸菌(VTEC)の分離および血清型. 感染症学雑誌 77:1 5-9.

後藤 三千代・井上 堅・鳴澤 徹 (1993) 庄内地方におけるカラスの生態,第1報,鶴岡市における就塒個体数の季節消長と就塒行動. 山形農林学会報 50:9-17.

古野 隆雄 (1997) 無限に拡がるアイガモ水稲同時作.農文協.

芳賀 良一 (1952) 北海道に於けるカラスの被害とその防除の研究(U)カラスによる玉蜀黍播種期の被害及びその豫防について.北海道大学農学部紀要 1:275-279.

芳賀 良一 (1954) 北海道におけるカラスの被害とその防除(W)嫌忌剤及び威嚇器による防除について.応用動物学雑誌 19:86-91.

HAMAO, S., H. KAWACHI and H. HIGUCHI (1990) ソルガム・トウモロコシ播種期における鳥害防止対策. 畜産コンサルタント 26:38-43.

羽田 健三・飯田 洋一 (1966) ハシボソガラスの生活史に関する研究 T繁殖期(第T報).日本生態学会誌 16:97-105.

羽田 健三・飯田 洋一・香川 敏明・母袋 卓也・山岸 哲 (1966) カラスの長野県北信部の就塒地域群について.日本生態学会誌 16:213-216.

橋口 裕治・林 重美 (1969) ハシブトガラス(Corvus levaillantii japonensis Bonaparte)からのニューカッスル病ウイルスの分離.農林省家畜衛生試験場研究報告 59:6-8.

橋本 太郎・山本 弘・加藤 昌広 (1968) 鳥類の白化例. 鳥 18 (84):289-291.

畠山 義彦 (2001) カラスの集団ねぐらへの飛翔について. BINOS 8 ページ不明

畠山 義彦 (2003)カラスの集団ねぐらへの飛翔高度について.Binos 10:45-60.(日本野鳥の会神奈川県支部研究年報)

花田 信章・若菜 章・福留 功・鳥飼 芳秀・中川 幸夫・安河内 幸一・梶原 浩平 (2003) 果樹園における釣り糸防烏線の設置方法とカラスの食害回避効果. 九州大学農学部附属農場研究報告 11:15-26.

早川 雅晴 (1999) カラスによるコアジサシへの被害.Urban Birds 16:29-30.

林 隆敏・森田 正道・大内 瑞穂・法村 るり子・鈴木 智子・中村 美紀・藤井 武 (1998) カラスに寄生する血液内寄生虫に関する研究.鳥取大学農学部研究報告 51:131-136.

Higuchi, H. (1979) Habitat segregation between the Jungle and Carrion Crows, Corvus macrorhynchos and C. corone, in Japan. Japanese Journal of Ecology 29:353-358.(日本におけるハシブトガラスとハシボソガラスの棲み分け;和文抄録あり)

樋口 広芳 (2001) PHSを利用したカラスの移動追跡.Nature Interface Mar.2001:10-14.

樋口 広芳 (2001) 都市環境下におけるカラスと人間生活との摩擦発生機構の解明に関する研究.平成10〜12年度科学研究費補助金(基盤研究(B)(2))報告書.東京大学.

Higuchi, H. (2003) Crows Causing Fire. Global Environmental Research 7 (2):165-167 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html
樋口 広芳・森下 英美子 (2000) カラス、どこが悪い!?.小学館文庫.

Higuchi, H., Miyagawa, Y., Morishita, E., Kuroshima, E., Yoshida, H., Sakuma, F. and Shibata, Y. (2003) Soap Storing by Crows. Global Environmental Research 7 (2):161-164 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

平林 浩 (1960) カラスの生活第1報 桐的教研報 2:47-62.

平林 浩 (1961) カラスの生活第2報 桐的教研報 3:127-138.

平林 浩 (1961) カラスの集団生活 野鳥 208:230-241.

平林 浩 (1962) 山梨県須玉町津金を中心としたカラスのねぐら集合(第一報).鳥 17 (79/80):123-144.

平野 小二朗・平野 敦子 (1991) 長野県須坂地方におけるカラス類の帰就塒の飛翔高度について.Strix 10:79-84.

平野 敏明 (2000) 宇都宮市におけるハシブトガラスの増加について.Accipiter 6:13-20.

平野 敏明 (2001) 住宅地周辺で繁殖するツミとカラス類の緑地の利用状況について.Strix 19:61-69.

平野 敏明 (2002) 宇都宮市の住宅地周辺におけるツミの繁殖状況の変化−おもにハシブトガラスとの営巣資源をめぐる競合から−.Strix 20:1-11.

平野 敏明・君島 昌夫・小堀 政一郎 (2000) 栃木県におけるミヤマガラスの初めての確実な記録.Accipiter 6:23-26.

廣岡 五郎 (1984) 農場におけるカラス被害対策の一例.畜産の研究 38:531-534.

Holyoak, D. (1967) Breeding biology of the Corvidae. Bird Study 14:153-168.

本田雅美 (1978) 石川県加賀地方 口能登地方のカラスの冬ねぐら.石川県自然保護協会.石川の自然 8(3):2-6

池田 真次郎 (1957) カラス科に属する鳥類の食性に就て.鳥獣調査報告 16:1-123.

池内 温 (1999) 鳥獣害対策の現場から(13)ヒヨドリ・カラス(愛媛県). 植物防疫 53:462-463.

井上 元則 (1950) コガネムシ防除上より見たる鳥類の食性調査. 鳥 13 (60):9-21.

犬飼 哲夫・神野 次郎・芳賀 良一 (1952) 北海道におけるカラスの被害とその防除の研究(T)カラスの生態研究の概要.北海道大学農学部紀要 1:194-198.

犬飼 哲夫・芳賀 良一 (1953) 北海道におけるカラスの被害とその防除の研究(V)特にカラスの食性と農業との関係.北海道大学農学部紀要 1:459-484.

石井 重美 (1915) 鴉の事ども.鳥 1(2):90-91.

Iwasa, M. A., Kryukov, A. P. Kakizawa, R. and Suzuki, H. (2002) Differentiation of mitochondrial gene of Jungle Crow Corvus macrorhynchos (Corvidae) in east and south Asia. Journal of Yamashina Institute for Ornithology 34:66-72.(東アジアおよび南アジア産ハシブトガラスにおけるミトコンドリア遺伝子の地域変異について;和文抄録あり)

泉原 猛 (1992) 都市鳥のヒナを襲うようになった松山市のカラス.Urban Birds 9:32-33.

梶原 敬一・中島 恬 (1990) 岐阜県におけるカラスの塒.岐阜県博物館調査研究報告 11:31-34.

金子 凱彦 (1999) 数寄屋橋公園(銀座)で繁殖したハシブトガラスの記録.Urban Birds 16:16-28.

環境省自然環境局 (2001) 自治体担当者のためのカラス対策マニュアル.環境省自然環境局.

加納 光樹 (1996) 都心に於けるカラスの集団塒から主要採餌場への移動行動.Urban Birds 13:89-99.

唐沢 孝一 (1986) 首都圏でのカラスの集団塒調査報告.Urban Birds 19:2-3.

唐沢 孝一 (1988) カラスはどれほど賢いか―都市鳥の適応戦略.中央公論社.

唐沢 孝一 (1990) 電線で集団塒をとる金沢市のカラス.Urban Birds 7:78-79.

唐沢 孝一 (1992) 遊びをするカラス(二例).Urban Birds 9:31.

唐沢 孝一 (1996) コケを引き抜く金沢兼六園のカラス.Urban Birds 13:111-113.

唐沢 孝一 (1996) カラスは天才!.ごま書房.

唐沢 孝一 (1998) 墓地の食物を食べるカラス.Urban Birds 15:52-61.

唐沢 孝一 (2003) カラスはどれほど賢いか―都市鳥の適応戦略.中央公論新社.

唐沢 孝一・丹下 一彦 (1992) 愛媛県松山市のカラスの塒入り調査.Urban Birds 9:16-19.

唐沢 孝一・山根 茂生・越川 重治・滝之入 新一 (1991) 都心に於けるカラスの集団塒の個体数調査(1990年).Urban Birds 8:17-25.

唐沢 孝一・山根 茂生・越川 重治・滝之入 新一 (1996) 第3回都心に於けるカラスの集団塒の個体数調査(1995年).Urban Birds 13:2-23.

唐沢 孝一・越川 重治 (2001) 第4回都心に於けるカラスの集団ねぐらの個体数調査(2000年).Urban Birds 18:2-18.

唐沢 孝一・越川 重治 (2006) 第5回都心におけるカラスの集団ねぐらの個体数調査(2005)−20年間(1985〜2005年)の個体数の変遷.

糟谷大河 (2003)農地におけるハシブトガラスCorvus macrorhynchosの塒からなわばりへの夜間の帰来について.山階鳥類学雑誌 35:52-54.

加藤 和弘・中村 孝 (2001) 都市緑地におけるハシブトガラスの個体数を規定する要因.環境情報科学 30:71-78.

Katoh, K. and Nakamura, T. (2003) Daily Change in Spatial Distribution of Jungle Crows in Urban Areas. Global Environmental Research 7 (2):175-180 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

川口 孫治郎 (1919) カラスの嗅覚と視覚. 動物学雑誌 31:130-131.

川西 隆智・中岡 道明・井上 登・鈴木 進 (1980) 飼料作物鳥害対策試験 T 播種期別鳥害.神奈川畜試研究報告 70:81-86.

川西 隆智・中岡 道明・井上 登・鈴木 進 (1980) 飼料作物鳥害対策試験 U 忌避剤による防鳥効果.神奈川畜試研究報告 70:87-97.

川西 隆智・中岡 道明・井上 登・鈴木 進 (1980) 飼料作物鳥害対策試験 V 機械的防除,おどしの効果.神奈川畜試研究報告 70:98-110.

川内 博 (1987) 市街地におけるカラスの生態について(予報).Urban Birds 4:18-19.

川内 博 (2002) 街ガラスの目で見た環境問題ネットワーク作り. エコソフィア 10:6-12.

川内 博 (2003) 全国8大都市におけるカラス類の生息状況. Urban Birds 20 ページ不明.

川内 博・松田 道生 編 (1999) とうきょうのカラスをどうすべきか 第1回シンポジウム報告書.日本野鳥の会 東京支部

川内 博・松田 道生 編 (1999) とうきょうのカラスをどうすべきか 第2回シンポジウム報告書.日本野鳥の会 東京支部

北川 珠樹 (1980) ハシブトガラスの四季.野鳥 45:416-421.

北島 信秋・黒田長久 (1993) 千葉県北西部におけるカラスの冬季塒の分布と就塒個体数.山階鳥類研究所研究報告 25:54-61.

北崎 紀子・谷田 創 (1996) 農場におけるハシボソガラスおよびハシブトガラスの盗食行動に関する研究−濃厚飼料に対するカラスの盗食.日本家畜管理研究会誌 32:14-15.

小林 繁樹 (1984) 山口県下に於けるカラスの就塒行動.山口県立山口博物館,山口県の自然 5(4):19-22.

小林 繁樹・村本 和之 (1984) 山口県下におけるミヤマガラスとコクマルガラスの調査. 山口野鳥 第17号 9-22.

小林 真知・中村 雅彦 (2006) 本州中部の高山帯に生息するカラスの分布と個体数. 山階鳥学雑誌 38:47-55.

国立科学博物館付属自然教育園 (2000) 鳥類(カラス類を主とした)と人との関わりに見られる都市環境の変化の研究−調査研究報告(平成7年度〜11年度)

後藤 三千代・井上 堅・鳴澤 徹 (1993) 庄内地方におけるカラスの生態,第1報,鶴岡市における就塒個体数の季節消長と就塒行動.山形農林学会報 (50):9-17.

越川 重治 (1999) ハシブトガラスはいつから千葉県へ進出を始めたのか?.Urban Birds 16:58-62.

越川 重治 (2005) オオタカがハシブトガラスを襲う. Urban Birds 22 ページ不明.

小汐 千春・川上 晶子・杜 義治・森上 朋子・東条 直樹・米本 憲市・吉田 時子・中田 茂・清水 宏次・佐藤 勝幸・高畑 由起夫 (1996)スクノ海の環境調査(X):鳴門教育大学周辺のカラスの冬季塒における季節変化.鳴門教育大学研究紀要.自然科学編. 11:15-20.

小山 信行 (1996) カラス(2)津軽のカラスはなぜ増えた.植物防疫 特別増刊号 3:79-84.

熊谷 三郎 (1926) 新亜種カラフトハシボソガラス. 鳥 5 (22):127-131.

熊谷 三郎 (1932) ハシボソガラスのバフ変わりの一例. 鳥 7 33/34:367-369.

倉田 篤・樋口 行雄 (1972) 三重県におけるカラス科2種の就塒行動.山階鳥類研究所研究報告 6:489-506.

黒田 長禮 (1926) 白化せるハシボソガラス. 鳥 5 (22):151-153.

黒田 長禮 (1927) カラス類の異常色の二標本について. 鳥 5 24 377-380.

黒田 長久 (1961) ハシボソガラスの帰塒照度の1例.鳥 16:370-371.

黒田 長久 (1969) ハシブトガラスの巣立後の家族行動.山階鳥類研究所研究報告 5:640-658.

黒田 長久 (1970) 東京のハシブトガラスの諸検測例 胃内容,腸内寄生虫所見.山階鳥類研究所研究報告 6:73-81.

黒田 長久 (1972) 東京のハシブトガラスとハシボソガラスの年周期観察.山階鳥類研究所研究報告 6:507-550.

Kuroda, N. (1974) Some behavior and vocalization of Jungle Crow, illustrated by photos and sketches. Misc. Rep. Yamashina Inst. Orn. 7:427-437.

黒田 長久 (1961) ハシボソガラスの帰塒照度の1例. 鳥 16 (77):370-371.

黒田 長久 (1969) ハシブトガラスの巣立後の家族行動. 山階鳥類研究所研究報告 5:640-658.

黒田 長久 (1970) 東京のハシブトガラスの諸検測例胃内容,腸内寄生虫所見. 山階鳥類研究所研究報告 6:73-81.

黒田 長久 (1972) 東京のハシブトガラスとハシボソガラスの年周期観察. 山階鳥類研究所研究報告 6:507-550.

黒田 長久 (1975) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続く).山階鳥類研究所研究報告 7:569-602.

黒田 長久 (1976) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続1).山階鳥類研究所研究報告 8:1-26.

黒田 長久 (1976) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続2).山階鳥類研究所研究報告 8:174-191.

黒田 長久 (1976) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続3).山階鳥類研究所研究報告 8:249-269.

黒田 長久 (1977) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続4,1970年度補足観察).山階鳥類研究所研究報告 9:56-89.

黒田 長久 (1977) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続5,まとめ−続く).山階鳥類研究所研究報告 9:176-217.

黒田 長久 (1977) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続6,まとめ2).山階鳥類研究所研究報告 9:244-258.

黒田 長久 (1978) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続7,まとめ3).山階鳥類研究所研究報告 10:300-313.

黒田 長久 (1978) 都会ハシブトガラスのなわばり繁殖観察(続8,まとめ4).山階鳥類研究所研究報告 11:19-38.

黒田 長久 (1981) バフ変ハシブトガラスの観察とそのなわばり生活.山階鳥類研究所研究報告 13:215-227.

黒田 長久 (1984) ハシブトガラスの朝起と夜起.山階鳥類研究所研究報告 16:93-113.

黒田 長久 (1986) バフ変ハシブトガラスの再出現.山階鳥類研究所研究報告 18:51-53.

Kuroda, N. (1990) The Jungle Crows of Tokyo. Yamashina Institute for Ornithology.

黒尾正樹・片倉令子 (2003)2家族群内で発見されたハシボソガラスCorvus corone orientalis4羽の部分白化個体.日本鳥学会誌 52:112-115.

黒沢 令子 (2000) ハシブトガラスがなわばり空白域に定着する過程の観察.Strix 18:131-136.

黒沢令子 (2003)ハシボソガラスとハシブトガラスにおける巣材の再利用.山階鳥類学雑誌 35:61-64.

黒沢 令子 (2005) ごみ対策がもたらした人とカラスの共存事例−ごみ散乱の減った街(東京都調布市)−. Strix 23:125-129.

黒沢 令子・星 維子 (2003) ハシボソガラスとハシブトガラスにおける巣材の再利用. 山階鳥類学雑誌 35:61-64.

黒沢 令子・金井 裕・浜口 哲一 (2002) 都市におけるハシブトガラスと生ゴミの関係V−東京都と隣接する川崎市の比較.Strix 20:51-59.

Kurosawa, R., Kanai, Y., Matsuda, M. and Okuyama, M. (2003) Conflict between Humans and Crows in Greater Tokyo - Garbage Management as a Possible Solution -. Global Environmental Research 7 (2):139-147. http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

Kurosawa, R., Kono, R., Kondo, T. and Kanai, Y. (2003) Diet of Jungle Crows in an Urban Landscape. Global Environmental Research 7 (2):193-198. http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

黒沢 令子・松田 道生 (2003) 東京におけるカラス類の繁殖状況. Strix 21:167-176.

黒沢令子・松尾太郎・徳永珠未・小林和也・佐藤瑛子 (2004)大都市の緑地におけるカラス類の繁殖状況―札幌市北海道大学近辺と東京の比較. Strix 22:109-79.

黒沢 令子・成末 雅恵・川内 博・鈴木 君子 (2000) 東京におけるハシブトガラスと生ゴミの関係. Strix 18:71-78.

黒沢 令子・成末 雅恵・川内 博・鈴木 君子 (2001) 東京におけるハシブトガラスと生ゴミの関係U−夏期と冬期の比較. Strix 19:71-79.

KUROSHIMA, E., H. YOSHIDA, F. SAKUMA and Y. SHIBATA (1997) カラス置き石事件の真相. 科学 67:173-178.葛 精一 (1934) 本州にて獲られたるクビワガラス Corvus torquatus Lesson について. 鳥 8 (39):344-346.

葛 精一 (1935) クビワガラス Corvus torquatus Lesson の産地訂正. 鳥 8 40 522.

Lee E, Aoyama M and Sugita S. (2009) Microstructure of the feather in Japanese Jungle Crows (Corvus macrorhynchos) with distinguishing gender difference. Anatomical Science International 84:141-147.

Lehmann, R. (2003) Urban development from an avian perspective:Causes of hooded crow (Corvus corone cornix) urbanisation in two Finnish cities. Landscape & Urban Planning 62 (2):69-87.

Loman, J. (1984) Breeding success in relation to parent size and experience in a population of the Hooded Crow. Ornis Scandinavica 15:183-187.

Loman, J. (1985) Social Organization in a population of the Hooded Crow. Ardea 73:61-75.

松原 始 (2003) ゴミステーションへのネットかけがハシブトガラスの行動圏および繁殖成功におよぼす影響. Strix 21:207-214.

Matsubara, H. (2003) Comparative study of territoriality and habitat use in syntopic Jungle Crow (Corvus macrorhynchos) and Carrion Crow (C. corone). Ornithological Science 2:103-111.

松田 道生 (2000) カラス、なぜ襲う −都市に棲む野生−.河出書房新社.

松田 道生 (2000) 住宅地のハシブトガラスの繁殖状況.ユリカモメ (538):18-19.

松田 道生 (2000) 六義園におけるハシブトガラスの死体の数・(2002年. Bird Research 1:S9-S13.

松丸 一郎 (2005) 東京都内におけるハシブトガラスの採餌行動ケースレポート. Urban Birds 22 ページ不明.

松本 正吉・三瓶 俊明・佐々木 勝見 (1984) とうもろこし播種時におけるカラス食害の防止対策. 畜産の研究 38:1023-1024.

松尾 淳一 (2005) 大阪におけるハシブトガラス,ハシボソガラスの針金ハンガー利用巣と緑被率との関係. Strix 23:75-81.

峯岸 典雄 (2005) カラス類による巣箱破壊の経年変化. Bird Research 1:S5-S8.

Mitani and Fujimaki (1992) Age determination of the Hazel Grouse and Carrion Crow based on the layered structure of the mandible. Japanese Journal of Ornithology 40:109-111.

箕輪多津男 (2002) ムクドリを襲うハシブトガラス. Urban Birds 19 ページ不明.

箕輪多津男 (2003) 紙くずを食べるハシブトガラス. Urban Birds 20 ページ不明.

水口 茂 (1980) トウモロコシの深まきによる鳥害回避. 畜産の研究 34:432-434.

Mohammad L. R, Sugita S, Aoyama M, Sugita S. (2006) Number, distribution and size of retinal ganglion cells in the jungle crow (Corvus macrorhynchos). Anatomical Science International 81 (4):253-259.

Moller, A. P. (1983) Habitat selection, flocking and feeding behaviour of Hooded Crows Corvus corone. Ornis Fennica 60:105-111.

百瀬 浩・吉田 保志子・山口 恭弘 (2006) ハシボソガラスとハシブトガラスの営巣密度推定のための予測モデル構築. ランドスケープ研究 69:523-528.

Morishita, E., Itao, K., Sasaki, K. and Higuchi, H. (2003) Movements of Crows in Urban Areas, Based on PHS Tracking. Global Environmental Research 7 (2):181-191. http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

長野 康之 (1999) 農場におけるカラスの濃厚飼料盗食行動に関する研究. 多摩動物公園飼育研究会報告集 28:13-17.

長野 康之・籾谷 真一・谷田 創 (1998) 農場におけるカラスの濃厚飼料盗食行動に関する研究. 日本家畜管理学会誌 34:42-43.

長岡 正二 (1979) カラスの被害.畜産技術 (286):13-14.

長岡野鳥の会 (1993) 長岡市内におけるカラス科2種の営巣分布について.日本野鳥の会新潟県支部報 (35):2-6.

中井 正明 (1983) ごみ埋立地及びステーションのテグスによるカラス対策について.都市清掃 36:608-613.

中村 一恵 (1991) 鉄橋の梁にハシブトガラスが営巣.Urban Birds 8:88.

中村 純夫 (1997) ハシボソガラス Corvus corone における幼鳥の独立過程. 山階鳥類研究所研究報告 29:57-66.

中村 純夫 (1998) ハシボソガラスのなわばり防衛.日本鳥学会誌 46:213-223.

中村 純夫 (2000) 高槻市におけるカラス2種の営巣環境の比較.日本鳥学会誌 49:39-50.

中村 純夫 (2002) 給餌場を利用するカラスの個体数の季節変動.Strix 20:149-152.

中村 純夫 (2003) カラスの季節ねぐら―いつ,どこに,どれだけ―.Strix 21:177-185.

中村純夫 (2004)カラスの季節ねぐら―ねぐらの成立・消滅と最低気温. Strix 22:125-133.

中村 純夫 (2004) 大阪におけるカラスの帰塒前集合の動態. 日本鳥学会誌 53:77-86.

中村 純夫 (2005) カラスの季節ねぐら−就塒行動の季節変化−. Strix 23:65-74.

中村 純夫 (2006) カラスの季節ねぐら−ねぐらの近接分裂−. Strix 24:57-67.

中村 純夫 (2006) カラスのねぐら内部の気温比較. Strix 24:183-186.

中村 理恵 (1991) ハシブトガラスの繁殖期のなわばり行動. 日本鳥学会誌 39:141-142.

Nakamura, M. and Murayama, S. (2004) Are Carrion Crows that congregate in spring roosts juveniles or adults? Ornithological Science 3:69-73.

Nakamura, M. and Umezawa, Y. (2004) Effect of the felling of roost size and site of crows. Journal of Yamashina Institute for Ornithology 35:149-154.

ねぐら研究会 (1986) 神奈川県内におけるカラス類の集団塒について.Strix 5:17-22.

仁部 富之助・丹波 富治 (1915) カラスの水浴について. 鳥 1 (2):68-76.

仁平 義明 (1995) ハシボソガラスの自動車を利用したクルミ割り行動のバリエーション.日本鳥学会誌 44:21-35.

日本野鳥の会 (1999) カラス再発見. 野鳥 1999年6月号 4-15.

日本野鳥の会 (2001) 都市のカラス問題−人と野鳥の共存をめざして. 野鳥 2001年2月号 40-41.

日本野鳥の会 (2002) 特集−街にくらすカラスと人. 野鳥 2002年4月号 4-15.

西 教生・高瀬 裕美 (2008) ハシボソガラスとハシブトガラスの風切羽および尾羽の換羽. Bird Research 4:S1-S8.

西出隆・武田栄悦・阿部篁子・佐藤正生・船橋功 (2004)本州におけるワタリガラスの初記録.Strix 22:231-235.

西野 俊治・井上 陽一・大槻 仁 (1980) 有害鳥(とくにカラス)の生態調査と防除対策(第T報).京都農業指導所養鶏試験部,16pp.

落合 次男 (1991) 鳥害防止器の開発.電気現場技術 1991年4月号:39-46.

Ohno, Y. (1996) Effects of nesting Gray-headed Lapwings Microsarcops cinereus on the intensity of the artificial nest predation by Carrion Crows Corvus corone. Japanese Journal of Ornithology 45:91-99.

老田 敬吉 (1931) 白いカラスの話. 鳥 7 (32):184.

Okuyama, M. (2003) Administrative Measures against Crows. Global Environmental Research 7 (2):199-205 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

小野 宏治・Fries, J. N.・中村 豊 (1994) カラス類によるカンムリウミスズメの捕食.Urban Birds 11:63-68.

大田 眞也 (1999) カラスは街の王様だ.葦書房.

Petty, S. and Anderson, D. I. K. (1989) A decrease in Carrion Crow Corvus corone numbers following sheep removal and afforestation. Naturalist 114 :81-84.

Picozzi, N. (1975) A study of the Carrion/Hooded Crow in north-east Scotland. British Birds 68:409-419.

Rahman, M. L., Aoyama, M. and Sugita, S. (2007) Topography of retinal photoreceptor cells in the Jungle crow (Corvus macrorhynchos) with emphasis on the distribution of oil droplets. Ornithological Science 6 (1):29-38.

Rahman, M. L., Sugita, S., Aoyama, M. and Sugita, S. (2006) Number, distribution and size of retinal ganglion cells in the jungle crow (Corvus macrorhynchos). Anatomical Science International 81 (4):253-259.

Richner, H. (1989) Habitat specific growth and fitness in Carrion Crows Corvus corone corone. Journal of Animal Ecology 58 :427-440.

Saino, N. (1994) Time budget variation in relation to flock size in carrion crows, Corvus corone corone. Animal Behaviour 47:1189-1196.

坂本 司・河野 猪三郎・安田 宣紘・酒匂 猛・川畑 純徳 (1981) カラス属の寄生虫に関する研究 T 鹿児島地方におけるハシブトガラスの寄生虫相について.鹿児島大学農学部学術報告 31:83-93.

佐藤 儀平・石黒 直隆・浅木 正義・岡 千晶・河西 勉・井上 凡巳 (1977) 飼バト、野生バト、カラス、トビ、ニワトリ及び動物由来のコペンハーゲン型ネズミチフス菌の生化学的性状と薬剤感受性について.日本獣医学雑誌 39:609-617. (英文)

佐藤 勝幸・川上 晶子・仁木 康之・杜 義治・米本 憲市・益田 優子・原田 利志美・清水 宏次・小汐 千春・高畑 由起夫 (1996) 鳴門市周辺に同所的に生息する2種のカラスの分布(予報). 鳴門教育大学研究紀要@@@@@@@@@@@自然科学編 11:21-27.

沢田 文夫 (2001) カラス類の繁殖調査のまとめ.房総の鳥 (330):8-11.

柴田 佳秀・佐久間 文夫 (1998) 東京(銀座・世田谷)のゴミに飛来するハシブトガラスの食性と対策について.Urban Birds 15:36-42.

島田 明英・丸山 博子 (1985) テグスによるカラス防除について.ワイルドライフレポート(野生生物情報センター) No.1:71-76.

嶋田 哲郎・アロン ボーマン (2001) 宮城県北部伊豆沼・内沼周辺におけるミヤマガラスの越冬状況. Strix 19:197-199.

Shirota, Y. (1989) A new method to scare crows Corvus macrorhynchos and Corvus corone. Bird Behaviour 8:1-7.

信州鳥類生態研究グループ (1983) 長野県下におけるカラスの集団塒の分布と就塒個体数.長野県林務部 長野県下における特殊鳥類.pp. 97-108. 長野県林政課,長野

城田 安幸 (1989) カラスの冬ねぐらを移動させる新しい方法.植物防疫 43:544-550.

Shirota, Y. (1989) A new method to scare crows Corvus macrorhynchos and Corvus corone. Bird Behaviour 8:1-7.

Smedshaug, C. A., Lund, S. E., Brekke, A., Sonerud, G. A. and Rafoss, T. (2002) The importance of the farmland-forest edge for area use of breeding Hooded Crows as revealed by radio telemetry. Ornis Fennica 79:1-13.

相馬雅代・長谷川寿一 (2003)ハシブトガラスCorvus macrorhynchosにおける集合音声と採餌群れの形成.日本鳥学会誌 52:97-106.

Sonerud, G. A .; Hansen, H. and Smedshaug, C. A. (2002) Individual roosting strategies in a flock-living bird: Movement and social cohesion of Hooded Crows (Corvus corone cornix) from pre-roost gatherings to roost sites. Behavioral Ecology and Sociobiology 51:309-318.

杉田 昭栄 (2002) カラスとかしこく付き合う法.草思社.

杉田 昭栄 (2004) カラスの行動特性および保有病原体. 鶏病研究会報 40:81-89.

杉田 昭栄 (2005) カラス. 現代農業別冊 24-27.

杉田 昭栄 (2006) カラスの科学―基礎から対策まで−. 環境と測定技術 33 (2):31-31.

杉田 昭栄 (2006) カラスと人の知恵比べ. 自然と人間 117号(2006年3月) 12-14.

第3回津戸基金シンポジウム (1991) ハシブトガラスの生息環境の違いによる生態の比較:ハシブトガラスは都市進出によっていかに変わったか(要旨).日本鳥学会誌 39:141-143.

高木 憲太郎・上田 恵介 (2002) 日本国内におけるカラス・カモメ類の貝落とし行動の分布.Strix 20:61-70.

Takenaka, M. (2003) Crows Problems in Sapporo Area. Global Environmental Research 7 (2):149-160 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

玉田 克己 (1996) カラス(1)繁殖生態と食性.植物防疫 特別増刊号 3:72-78.

玉田 克己 (1998) 北海道のカラス被害と対策.植物防疫 52:381-384.

玉田 克巳 (2004) 北海道池田町におけるハシボソガラスとハシブトガラスの外部計測値とその性差. 日本鳥学会誌 53:93-97.

玉田 克巳 (2008) 北海道東部地域におけるワタリガラスの越冬状況. 日本鳥学会誌 57 (1):11-19.

玉田 克己・藤巻 裕蔵 (1993) 帯広市とその周辺におけるハシボソガラスとハシブトガラスの繁殖生態.日本鳥学会誌 42:9-20.

玉田 克己・深松 登 (1992) 捕獲小屋で捕獲されたハシボソガラスとハシブトガラスの捕獲数と齢構成の季節変化.日本鳥学会誌 40:79-82.

玉田 克己・深松 登 (1996) 北海道におけるハシボソガラスとハシブトガラスの移動について.日本鳥類標識協会誌 11:56-64.

玉田 克巳・小谷 友香 (2005) 北海道釧路支庁白糠町におけるコクマルガラスの観察記録. 山階鳥類学雑誌 36:150-153.

田代 雄一・吉原 千尋・竹内 栄 (2006) カラスを用いた羽色制御局所ホルモン調節系の解析. 山階鳥学雑誌 38:40-46.

東狐 義憲 (1991) カラスの生態調査と鳥類接近防止装置の開発.電気現場技術 1991年4月号:34-38.

Tsukahara N, Kamata N, Nagasawa M and Sugita S. (2009) Bilateral innervation of syringeal muscles by the hypoglossal nucleus in the jungle crow (Corvus macrorhynchos). Journal of Anatomy 215:141-149.

Tsukahara N, Yang Q and Sugita S (2008) Structure of the syringeal muscles in jungle crow (Corvus macrorhynchos)?. Anatomical Science International 83 (3):152-158.

塚原 直樹・小池 雄一郎・青山 真人・杉田 昭栄 (2007) ハシブトガラスとハシボソガラスの鳴き声における種差. 日本鳥学会誌 56 (2):163-169.

塚原 直樹・青山 真人・杉田 昭栄 (2006) ハシブトガラスCorvus macrorhynchosにおける鳴き声および発声器官の性差. 日本鳥学会誌 55:7-17.

塚原 直樹・青山 真人・杉田 昭栄 (2007) ハシボソガラス(Corvus corone)とハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)における鳴き声の違いと鳴管の形態的差異の関連性. 解剖学雑誌 82:129-135.

都築 充雄 (1983) 配電線の鳥害防止対策について.生産と電気 昭和58年4月号 27-31.

上田 恵介・福居 信幸 (1992) 果実食者としてのカラス類Corvus spp.:ウルシ属Rhus spp.に対する選好性.日本鳥学会誌 40:67-74.

植田 睦之 (2001) ハシブトガラスの増加がツミの繁殖へおよぼす影響.Strix 19:55-60.

Ueta, M., Kurosawa, R., Hamao, S., Kawachi, H. and Higuchi, H. (2003) Population Change of Jungle Crows in Tokyo. Global Environmental Research 7 (2):131-137 http://www.airies.or.jp/publication/ger/ger7_2.html

渡辺 博剛 (1990) ソルガム・トウモロコシ播種期における鳥害防止対策.畜産コンサルタント 26:38-43.

Wittenberg, J. (1968) Freilanduntersuchungen zu brutbiologie und verhalten der Rabenkrahe (Corvus corone). Zool. Jb. Syst 95:16-146.

山本 映之輔 (1982) カラスの勝手はゆるさない.狩猟界社.

山寺 亮・山寺 恵美子 (1990) 鳥がさえずりはじめる時刻と日の出の時刻との関係について 1.ハシブトガラスの鳴き始める時刻. Strix 9:23-29.

山岸 哲 (1962) カラスの就塒行動について 第1報 長野県下での秋冬の塒について.日本生態学会誌 12:54-59.

山岸 哲 (1976) 眼前にねむる三千のカラス −四季の塒はどう変わるか−. アニマ 35:12-20.

山口 恭弘・吉田 保志子 (2004) 鳥害はなぜ起こるのか?−ヒヨドリとカラス類の生態と被害対策−. 農耕と園芸 2004年8月号 160-163.

山本 貴仁 (1997) 越冬地におけるミヤマガラスの生態(予報). 愛媛県総合科学博物館研究報告 2:25-28.

山本 貴仁・小川 次郎・丹下 一彦・秋山 勉 (2005) ミヤマガラスの都市型ねぐら. Strix 23:149-152.

山本 敬信・小林 健治 (1991) 架空送電線路のカラスによる電気事故の実態と対策.電気現場技術 1991年4月号:17-20.

山根 茂生 (1989) カラスとゴミ処理に関するアンケート調査報告.Urban Birds 6:23-36.

山根 茂生 (1997) 東京都練馬区石神井公園におけるハシブトガラスの繁殖状況.Urban Birds 14:48-57.

山根 茂生 (1999) カラスの他の野鳥への加害について.Urban Birds 16:50-55.

山科 秀也 (1981) 襟裳肉牛牧場におけるカラスの被害.日本獣医師会誌 34:428-433.

山科 秀也 (1982) 北海道におけるカラスによる肉牛の被害とその対策.畜産の研究 36:515-521.

山階 芳麿 (1934) カラス2題. 鳥 8 (38):218-219.

柳川 久・玉田 克己 (1991)カラス類2種の胃内から発見された人工異物について.ワイルドライフ・レポート No.13:15-17.

Yom-Tov, Y. (1974) The effect of food and predation on breeding density and success, clutch size and laying date of the crow (Corvus corone, L.). Journal of Animal Ecology 43:479-498.

吉田 保志子 (2005) 鳥獣害から果樹園を護る−第5回−カラス類の生態と被害対策. 果実日本 2005年11月号 61-63.

吉田 保志子 (2006) カラスの生態と被害対策について. 農業技術 61:445-449.

吉田 保志子 (2008) カラス(1)2種類のカラス−ハシボソガラスとハシブトガラス. 農業および園芸 83 (4) 口絵.

吉田 保志子 (2008) カラス(2)カラスの生活. 農業および園芸 83 (5) 口絵.

吉田 保志子 (2008) カラス(3)食性と農作物被害. 農業および園芸 83 (6) 口絵.

吉田 保志子 (2008) カラス(4)被害対策. 農業および園芸 83 (7) 口絵.

吉田 保志子・百瀬 浩・山口 恭弘 (2006) 農村地域におけるハシボソガラスとハシブトガラスの繁殖成績とそれに影響する要因. 日本鳥学会誌 55 (2):56-66.

吉田 保晴 (2003) ハシボソガラスCorvus coroneのなわばり非所有個体の採食地と塒の利用.山階鳥類研究所研究報告 34:257-269.


吉野 知明・藤原 一繪 (2004) 排泄物分析に基づくカラス類Corvus spp.のアカメガシワMallotus japonicus種子の利用と消化状況. 山階鳥類学雑誌 36:1-13.


このページのトップへ

■その他鳥害一般についての文献情報

担当:吉田
最終更新:2009年10月9日

* この資料を元にした総説・文献リストの発表や無断転載は,堅く禁じます。


Avery, M. L., Humphrey, J. S., Decker, D. G. and Mcgrane, A. P. (1999) Seed color avoidance by captive red-winged blackbirds and boat-tailed grackles. Journal of Wildlife Management 63: 1003-1008.

Basili, G. D. and Temple, S. A. (1999) Dickcissels and crop damage in Venezuela: defining the problem with ecological models. Ecological Applications 9 (2): 732-739.

Blackwell, B. F., Bernhardt, G. E. and Dolbeer, R. A. (2002) Lasers as nonlethal avian repellents. Journal of Wildlife Management 66 (1): 250-258.

Brough, T. and Bridgman, C. J. (1980) An evaluation of long grass bird deterrent on British airfields. Journal of Applied Ecology 17: 243-253.

千羽 晋示 (1966) 鳥類の食性と農作物の被害. 農業および園芸 41: 629-634.

Diaz, M. (1994) Variability in seed size selection by granivorous passerines: effects of bird size, bird size variability, and ecological plasticity. Oecologia 99: 1-6.

Dolbeer, R. A., Woronecki P. P. and Seamans, T. W. (1995) Ranking and evaluation of field corn hybrids for resistance to blackbird damage. Crop Protection 14 (5): 399-403.

藤岡正博 (1996)鳥害研究の現状と今後の方向. 果実日本 56:44-48.

藤岡 正博 (2000) 鳥害対策の現状と将来. 今月の農業 9月号 14-19.

藤原 知美・白松 博之 (2004) カワラヒワのチンゲンサイ食害. Strix 22:147-154.

芳賀 良一・高安 知彦 (1972) 殺鼠剤(毒餌)の大きさおよび色に対する鳥類の嗜好. 帯広畜産大学学術研究報告 7: 381-400.

堀 哲郎・鎌倉 友男・岡ノ谷 一夫・中村 和雄 (1993) 鳥に対するディストレス・コ−ル合成音の嫌悪性測定. 日本音響学会講演論文集 平成5年3月 289-290.

星野 次汪 (1977) グレインソルガムの鳥害抵抗性, 鳥害抵抗性品種の特性と有効性. 農業および園芸 52: 889-894.

Hoshino, T. and Duncan, R. R. (1981) Bird damage and tannin content in grain sorgham hybrids under different environment. Jap. J. Crop Sci. 50: 332-337.

飯村 武 (1981) 鳥獣による被害防止対策の現状と今後の方向. 応用鳥学集報 3: 74-83.

池田 真次郎 (1952) 本邦産鳥類と産業との関係調査. 鳥獣調査報告 13: 1-114.

池田 真次郎 (1956) 日本産鳥類の食性について. 鳥獣調査報告 15: 1-95.

池内 温 (2000) 果樹園における鳥害防止対策について. 今月の農業 9月号 25-29.

犬山 茂 (1974) グレインソルガム鳥害抵抗性品種の収量性. 近畿中国農業研究 48: 37-38.

神崎 乕太郎・小野 光幸・佐々木 泰弘 (1974) 防鳥機試作について. 近畿中国農業研究 48: 90-91.

片岡 千治 (1978) 案山子今昔. 機械化農業 1978(9): 12-13.

機械化農業編集部 (1978) 鳥追い, 獣追い. 現代に案山子をさがす. 機械化農業 1978(9): 9-11.

機械化農業編集部 (1981) 防鳥器具と防鳥網. 機械化農業 1981(9): 12-14.

金城 常雄 (1998) 沖縄本島におけるシロガシラの生態と被害防止対策. 植物防疫 52 (9): 397-402.

草野 忠治 (1978) 欧米における鳥獣害防止対策の動向. 農業および園芸 53: 751-756.

Leitch, J. A., Linz, G. M. and Baltezore, J. F. (1997) Economics of cattail (Typha spp.) control to reduce blackbird damage to sunflower. Agriculture, Ecosystems and Environment 65: 141-149.

Linz, G. M., Bergman, D. L., Homan, H. J. and Bleier, W. J. (1995) Effects of herbicide-induced habitat alterations on blackbird damage to sunflower. Crop Protection 14 (8): 625-629.

Linz, G. M., Mendoza, L. A., Bergman, D. L. and Bleier, W. J. (1995) Preferences of three blackbird species for sunflower meats, cracked corn and brown rice. Crop Protection 14 (5): 375-378.

丸毛 信勝 (1924) 農業上より見たる鳥類と昆虫との関係. 動物学雑誌 35: 172-179.

松岡 茂 (1984) 鳥害防除への聴覚刺激の利用. 植物防疫 38 (11): 514-519.

松岡 茂 (1991) 2皿選択実験における場所選択性の影響: モンテカルロ法によるシミュレ−ション. 日本鳥学会誌 39 (3): 83-92.

松岡 茂・中村 和雄 (1981) 農作物の鳥害防止への道(2). 農業技術 36: 444-448.

松岡 茂・中村 和雄 (1982) 農作物の鳥害防止への道(5). 農業技術 37: 7-12.

宮下 和喜 (1968) 鳴き声を利用する鳥害の防止法. 植物防疫 22: 437-440.

百瀬 浩 (2005) 鳥獣害から果樹園を守る−第3回−鳥害から果樹を守るには. 果実日本 2005年9月号 76-78.

中村 和雄 (1981) 鳥害防止の現状と今後の研究課題. 植物防疫 35 (9): 385-389.

中村 和雄 (1988) 動物のモニタリング-現状と将来. 植物防疫 42 (8): 373-374.

中村 和雄 (1989) (5)害鳥の追い払い法. 農林水産研究文献解題 15.

中村 和雄 (1990) 鳥による作物の被害と有効な防除法. 農薬研究 37 (2): 33-39.

中村 和雄 (1991) 果樹の鳥害と対策. 農業技術研究 45 (9): 68-69.

中村 和雄 (1993) 急増する鳥害-その背景と対策. 技術と普及 1993年4月号 80-82.

中村 和雄 (1997) 田畑の鳥−現代版かかし≠フ効果を実験する. アエラムック 「学問がわかる。」シリーズ18: 86-90.

Nakamura, K. (1997) Estimation of effective area of bird scarers. Journal of Wildlife Management 61 (3): 925-934.

中村 和雄 (1998) 〔特別講演〕鳥の追い払い法の効果とその評価法. 北日本病害虫研究会報 49: 1-4.

中村 和雄・松岡 茂 (1982) 農作物の鳥害防止への道(6). 農業技術 37: 97-102.

中村 和雄・松岡 茂 (1981) 農作物の鳥害防止への道(1). 農業技術 36: 391-397.

中村 和雄・松岡 茂 (1981) 農作物の鳥害防止への道(3). 農業技術 36: 481-486.

中村 和雄・松岡 茂 (1981) 農作物の鳥害防止への道(4). 農業技術 36: 542-545.

中村 和雄・松岡 茂 (1982) わが国における農作物の鳥害関係論文目録. 応用鳥学集報 2: 61-7.

中村 和雄・岡ノ谷 一夫 (1992) 音声の利用による鳥害防除. 日本音響学会誌 48 (8): 577-585.

仲谷 淳 (2005) 鳥獣害から果樹園を守る−第2回−鳥獣による果樹被害の現状と対策. 果実日本 2005年8月号 68-69.

仁部 富太郎 (1917) 農作物の鳥害三例. 動物学雑誌 29: 249.

沼沢 篤 (1989) ウソPyrrhula pyrrhulaのサクラ花芽への選好性について Strix 8: 169-172.

岡ノ谷 一夫 (1992) 鳥の感覚と条件付け -追い払い法の動物心理学的基礎-. 植物防疫 46 (11): 405-409.

岡ノ谷 一夫 (1992) 鳥類の音声知覚-オペラント条件づけによる種差の測定-. 1-8.

岡ノ谷 一夫・中村 和雄 (1995) 忌避音による鳥害防止効果. 植調 29 (11): 434-442.

Pochop, P. A., Johnson, R. J., Aguero, D. A. and Eskridge, K. M. (1990) The status of lines in bird damage control-a review. Proceedings 14th Vertebrate Pest Conference 317-324.

Seiler, G. J. and Rogers, C. E. (1987) Influence of Sunflower morphological characteristics on achene depredation by birds. Agriculture, Ecosystems and Environment 20: 59-70.

鈴木 勝征 (1998) 果樹における鳥獣害防止の問題点と展望. 今月の農業 2月 26-31.

鈴木 勝征・吉永 勝一(1999) 果樹栽培における鳥獣被害及び防止法の現状. 果樹試験場報告 32:39-64.

田村 市太郎 (1959) 水稲の有害動物とその防除対策(2). 農業および園芸 34: 811-815.

遠竹 行俊 (1981) 農作物に加害する鳥の食性調査について. 応用鳥学集報 2: 41-52.

宇田川 竜男 (1978) 最近の鳥獣害防止対策の動向. 農業および園芸 53: 643-647.

宇田川 竜男 (1978) 防除のための有害鳥獣生態学. 機械化農業 1978(9): 5-8.

渡辺 晴彦・春日 重光 (1999) 鳥害が飼料用ソルガム(Sorghum bicolor Moench)の収量性と消化性に及ぼす影響. 日本草地学会誌 45 (1): 78-81.

安延 義弘 (1978) 回転式鳥追機の開発とその効果. 機械化農業 1978(9): 14-15.

吉田 保志子 (2007) 鳥類の生態と被害対策. 圃場と土壌 39 (8): 46-5.

吉田 保志子 (2007) 農地の鳥の保全と農業被害. 植物防疫 61 (11): 625-629.

由井 正敏 (1980) 農作物・果樹の鳥害とその防止対策. 農林水産技術研究ジャーナル 3: 52-56.

このページのトップへ
鳥獣害研トップ 総目次 研究室紹介 活動記録 課題・成果 共同研究等 鳥害対策 リンク集 中央農研トップ