情報:農業と環境 No.61 (2005.5)
独立行政法人農業環境技術研究所
農業環境技術研究所の一般公開が行われた
平成17年度科学技術週間の行事の一つとして、農水省関連の研究所などの一般公開が、4月20日にいっせいに行われた。
農業環境技術研究所では、『次世代につなげよう 豊かな大地と環境』をメイン・テーマとして、特設会場でさまざまな研究成果を紹介・展示したほか、インベントリー展示館での土や昆虫・微生物の標本展示や観察体験、特設コーナーでの昆虫研究の成果紹介と標本作成体験、ミニ・セミナー「農業と環境を支える土と水」の開催、ほ場での野菜収穫体験などを実施した。
当日は午後からあいにくの雨となったが、農業関係者、主婦、学生など1000人以上の来場者があった。
写真1 (第1会場)正面玄関横の常設展示エリアでは地球環境部の研究成果パネルが展示された。地球温暖化が進むと農作物の生産にどのような影響があるか、農地からの温室効果ガスの発生を抑えるにはどうしたらよいかなど、さまざまな研究成果が紹介された。
写真2 (第3会場)特設展示コーナーでは生物環境安全部と環境化学分析センターの研究成果の展示と説明が行われた。農業と生物多様性との関わり、侵入・導入生物の生態系への影響、農作物中の農薬やカドミウムの測り方などが紹介された。
写真3 (第4会場)ミニ・セミナー「農業と環境を支える土と水」が開催され、農業と環境にとっての土壌と水の重要性がわかりやすく解説された。