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情報:農業と環境 No.79 (2006.11)
独立行政法人農業環境技術研究所

佐藤洋平 理事長: 国際農業工学会功労賞 (CIGR Merit Award) を受賞

当研究所の佐藤洋平理事長は、去る9月3日から7日までドイツのボン大学で開催された XVI CIGR World Congress (第16回国際農業工学会世界大会) において、CIGR Merit Award (CIGR功労賞) を授与されました。また、6日の総会では名誉副会長の栄誉を与えられました。

CIGR(Commission Internationale du Genie Rural)は、1930年にベルギーで設立されて以来、農業工学に関わる唯一の国際学術団体として、4年ごとに開催される世界大会 (Congress)、2年ごとに開催される国際会議 (Conference)、あるいは7つの技術分野 (Section I 〜 Section VII) ごとに開催されるシンポジウム、セミナー、地域会議、国際会議など、活発な活動を行い、農業工学分野の科学・技術の発展に努めています。

氏の受賞は、Section I (Land and Water Engineering) の部会長として、各地域での EnviroWater Conference (水環境国際地域会議) の開催をはじめとする Section I の活動に長年にわたり精力的に取組むなど、CIGRへの貢献が極めて大きいことを賞するものです。

授賞式は、ライン河畔に建つ国際会議場で行われました。この会議場は、旧西ドイツの連邦議事堂として建造された総ガラス張りの建物で、東西ドイツの統一後に現在の用途に変えて用いられているものです。授賞式の後には、ライン川を周遊する船上でパーティーが持たれました。

なお、次回のCIGRの世界大会は2010年6月にカナダ国ケベック市で、また国際会議は2008年9月にブラジル国リオ・デ・ジャネイロ市で開催される予定です。日本は、日本学術会議が認定する国際学術団体として1980年代末から加盟しています(組織や活動の詳細については、CIGRのWebサイト (http://www.cigr.org) を参照してください)。

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