2月19日(土曜日)、イーアスつくば内の「ウィズガーデンつくば」で、農環研サイエンスカフェ 「植物で水をきれいにする」 を開催しました。
過去2回と同様、このサイエンスカフェも文部科学省の女性研究者支援モデル育成事業の一つとして実施したもので、土壌環境研究領域の阿部薫上席研究員が話題を提供しました。
阿部からは、マコモを植えた人工湿地で学生寮の生活排水を浄化する研究や、自身が開発したバイオジオフィルター水路によって、ため池の水を浄化する研究を紹介し、植物による水質浄化の意義や適用場面についてお話ししました。
また、牛久第三中学校の科学部の生徒さんたちに、牛久沼の水質改善をめざして取り組んでいる植生調査や植物による水質浄化の研究の成果を発表していただきました。
今回のサイエンスカフェには、中・高生や大学生が多く参加し、世代やバックグランドを超えて、環境保全のためのサイエンスについて、知識や興味を共有することができました。
写真1 会場の様子
34人の方に参加いただきました
写真2 マコモ人工湿地に入る前(左)と通った後(右)の水では、硝酸の濃度が違うことを試験紙で確かめました
写真3 牛久市立牛久第三中学校科学部の発表
参加者へのアンケートでは発表がよかったという感想が多数ありました