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NIAES MARCOシンポジウム2009 
モンスーンアジアにおける農業環境問題と研究の課題
MARCO SYMPOSIUM 2009
Challenges for Agro-Environmental Research in Monsoon Asia

ワークショップ4

水田を中心としたモンスーンアジアの農業生態系と生物多様性
10月6日(火) 9:00-17:00


「生物多様性」は、今日、農林業と環境の関係を示す重要なキーワードの一つとなった。農林業は、本来、自然と対立する形でなく順応する形で自然に働きかけ、上手に利用し、循環を促進することによってその恵みを享受する生産活動である。しかし、20世紀後半には、不適切な農薬・肥料の使用、経済性や効率性を優先した農地・水路の整備などの一部の農林水産業の活動が生物多様性に負の影響を及ぼすとともに、担い手の減少などによる農林水産業の活動の停滞に伴う農林地の管理放棄が農業生態系に依存してきた生物多様性に深刻な影響を及ぼしている。こうした中、ヨーロッパ諸国では、伝統的なヘッジロウや畑作地縁辺部に作出したフィールドマージンなどをエコロジカルインフラストラクチャーとして機能させ、生物多様性の保全・活用と調和した農業生産の確立に向けた動きが活発である。一方、水田農業を中心としたアジアモンスーン地域では、これらの動きはあまり活発ではない。しかしながら、昨年(2008年)11月のラムサール条約締約国会議において鳥類生息に重要な湿地として水田が位置づけられたように、水田を中心とした農業生態系が持つ生物多様性保全上の機能に対する関心が高まっている。特に水田農業は、浅い止水域としての田面のみならず、灌漑・排水用の水路やため池、田面を取り巻く畦畔や森林などの多様な環境が混在しており、欧米諸国が指向するエコロジカルインフラストラクチャーや景観のモザイク性を自ずから有しているという特性を持つ。そこで本ワークショップでは水田農業と生物多様性との関係を検討し、欧米との比較から、アジアモンスーン地域に共通の概念形成に向けた検討を行う。


コンビナー  安田耕司,山本勝利

口頭発表(招待講演)
詳細については後ほど掲載いたします。

10月7日(水)  9:00-12:00 
ショート・エクスカーション
筑波山麓北条、霞ヶ浦沿岸、筑波稲敷台地の谷津田

ポスター発表募集
詳細については、ポスター発表募集をご覧ください。

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