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NIAES MARCOシンポジウム2009
モンスーンアジアにおける農業環境問題と研究の課題
MARCO SYMPOSIUM 2009
Challenges for Agro-Environmental Research in Monsoon Asia
ワークショップ5
農業研究におけるメタゲノミクスの展望
10月6日(火) 9:00-17:00
今日の急速な分子生物学的手法の進歩により、環境中から直接抽出したDNAを一つのゲノム(メタゲノム)に見立て、それぞれの環境中に生息する微生物の種構成や機能を解析するいわゆるメタゲノム解析技術が目覚ましい発展を遂げています。培養を経ずに土壌から直接抽出したDNAやRNAを用いたこれら新しい研究手法によって、これまで知り得ることができなかった土壌に生息する微生物群の存在や、全く新しい機能を持った遺伝子の発見が可能となりつつあります。本ワークショップでは、メタゲノム研究で世界的をリードしている研究者をはじめ、日本やアジアでメタゲノム解析に携わっている研究者を招聘し、メタゲノム解析技術の農業環境分野への展開を議論します。
コンビナー 對馬誠也,藤井 毅
口頭発表(招待講演)
- 作物に共生する微生物群集の包括的な理解に向けて:根粒着生変異と窒素施肥によるダイズ共生微生物群変化
南澤 究 (東北大学大学院) - 環境保全型作物生産に貢献する水田土壌の脱窒細菌群集の解析
妹尾 啓史 (東京大学大学院) - イネ根及び根圏の微生物群集構造と微生物活性
Ya-Hai Lu (China Agricultural University, 中国) - 土壌抽出核酸を用いた農耕地土壌の微生物相と微生物活性の解析
藤井 毅((独)農業環境技術研究所) - フィチン酸分解微生物の微生物群集内における分布と多様性
Boon Leong Lim (University of Hong Kong, 香港) - 作物病害抑止土壌のメタゲノム−メタコントロール プロジェクトの経験から−
Jan Drik van Elsas (University of Groningen, オランダ) - 網羅的に機能遺伝子を固定化したマイクロアレイによるメタゲノム解析
Jizhong Zhou (University of Oklahoma, アメリカ) - メタゲノミクスによるヒト腸内細菌叢の機能解明
服部 正平 (東京大学大学院) - メタゲノム解析に基づく土壌微生物相解析手法の開発
海野 祐介, 信濃 卓郎 (北海道農業研究センター) - テラゲノムプロジェクトの紹介
Pascal Simonet (Ecole Centrale de Lyon, フランス) - パイロシークエンシングによる土壌微生物の多様性解析
Eric Triplett (University of Florida, アメリカ)
ポスター発表募集
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