農業環境技術研究所

最終更新日: 2011年10月21日

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10月の公開セミナー

農業環境技術研究所
セミナー開催記録
10月12日(水曜日) 第2回インベントリーセンターセミナー
10月18日(火曜日) 有機化学物質研究領域セミナー(平成23年度 第4回)
10月20日(木曜日) 生物多様性研究領域特別セミナー
10月26日(水曜日) 有機化学物質研究領域セミナー(平成23年度 第5回)
10月27日(木曜日) 第5回生物多様性研究領域セミナー

第2回インベントリーセンターセミナー

日時: 平成23年10月12日(水曜日)
13:30~15:00
場所: 547 会議室
テーマ 講演者 連絡先
状態空間モデルによるニホンジカの個体群動態のモデリング 飯島勇人
(山梨県森林研)
大澤
電話 838-8272
要旨

近年ニホンジカが世界各地で増加し、その個体群管理が重要な課題となっている。本発表では、山梨県で収集されている複数のシカ密度指標と捕獲統計、GISで無償提供されている景観要素の情報に一般化状態空間モデルを適用し、ニホンジカの個体群動態を解析した。その結果、個体群増加率を1以下にするためには30%以上の捕獲圧が必要であること、常緑樹林や人工草地の割合が高い箇所ほど個体群増加率が高い傾向が認められた。

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有機化学物質研究領域セミナー
(平成23年度 第4回)

日時: 平成23年10月18日(火曜日)
15:30~17:15
場所:453会議室(4階会議室)
テーマ 講演者 連絡先
第20回国際環境生物地球化学シンポジウム(ISEB20) 片岡 良太
(有機化学物質研究領域)
元木
電話 838-8329
要旨

第20回国際環境生物地球化学シンポジウムが9月27日からトルコで開催され、参加してきたので紹介する。また、演者は環状ジエン系殺虫剤であるエンドスルファンの微生物分解について報告したので、その内容についても紹介する。

テーマ 講演者 連絡先
ISEB20参加とアンカラ大学への訪問 榊原 風太
(有機化学物質研究領域、東京農業大学)
元木
電話 838-8329
要旨

トルコで開催された、ISEB20で発表した新規ディルドリン分解菌KSF27株と、アンカラ大学の学内見学について報告する。

テーマ 講演者 連絡先
アンカラ大学訪問概要報告 高木 和広
(有機化学物質研究領域)
元木
電話 838-8329
要旨

アンカラ大農学部(植物防疫学科と土壌科学科)の紹介及び中央トルコの自然と農業について

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生物多様性研究領域特別セミナー

日時: 平成23年10月20日(木曜日)
15:00~
場所: 547 会議室
テーマ 講演者 連絡先
セリ科植物のフラノクマリン生合成に関与する酸化酵素の研究 加茂綱嗣
(生物多様性研究領域)
吉村
電話 838-8271
要旨

セリ科などに属するいくつかの植物は、有毒成分であるフラノクマリンを体内に蓄積することで昆虫の摂食から身を守っている。しかし、進化の過程においてその化学的防御を突破する能力を身につけた昆虫も生じた。そこである種の植物は、フラノクマリンの化学構造を直線型から折れ曲がり型に大きく変化させることで、昆虫が獲得した抵抗性に対抗してきたという共進化のストーリーが描かれている。2010年9月より1年間、フランス北東部のロレーヌ地方にあるInstitut National Polytechnique de Lorraine(INPL)に属するグランゼコールのひとつ、Ecole Nationale Superieure d'Agronomie et des Industries Alimentaires(ENSAIA)に滞在し、フラノクマリン生合成経路の研究に従事する機会を得たので報告する。

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有機化学物質研究領域セミナー
(平成23年度 第5回)

日時: 平成23年10月26日(水曜日)
15:30~17:00
場所: 547会議室(5階会議室)
テーマ 講演者 連絡先
Investigation of PCDD/Fs and dioxin-like PCBs in Korean agricultural products 崔 謹亨
(韓国国立農業科学院)
元木
電話 838-8329
要旨

Only scare information on background concentration level of dioxins and dietary intake of human beings in agricultural products is available for Kan, because the survey was mostly focused on meat, fish, and dairy product. Thus, we investigated nationwide monitoring of 17 PCDD/Fs and 12 DL-PCBs in the major consumption agricultural product in Korea. Based on the obtained result, the low TEQ levels were showed at all agricultural product in Korea. However, the real dietary exposure of dioxins would be lower than the estimated ratio because the TEQ levels were investigated with whole fruits including edible and inedible portion.

テーマ 講演者 連絡先
吸着資材による農業環境及び農作物中の残留農薬の軽減に関する研究 殷 熙洙
(有機化学物質研究領域)
元木
電話 838-8329
要旨

農業環境、特に、土壌中に残留するPOPs農薬の農作物への吸収・移行を様々な吸着資材を用いて軽減する方策を開発するために韓国農村振興庁国立農業科学院との共同研究を本年度から実施している。類似な農業環境でありながらも農薬の使用形態が異なることもあるために、日韓における農薬の作物残留の問題も異なっている。この研究についての推進状況と韓国の現状を簡単に紹介する。

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第5回生物多様性研究領域セミナー

日時: 平成23年10月27日(木曜日)
15:00~17:00
場所: 453会議室
テーマ 講演者 連絡先
水田の農法がクモ類の種数・個体数に及ぼす影響 田中幸一
(農業環境技術研究所 生物多様性研究領域)
山中
電話 838-8253
要旨

平成20~23年度に、農水省委託プロジェクト研究「農業に有用な生物多様性の指標及び評価手法の開発」が実施されている。本プロジェクトの目的は,農業生態系における生物多様性の保全・向上に対する環境保全型農業の効果を科学的に評価するために、その効果を表す指標生物を選定し、その評価法を開発することである。本年度は最終年度であり、指標生物がほぼ決定された。その中でクモ類は、水田においても果樹・野菜などの圃場においても、全国的に共通性の高い指標生物としてあげられた。

本プロジェクトの担当課題として、栃木県の農法の異なる水田において、昆虫やクモ類の調査を行い、農法が種数や個体数に及ぼす影響を解析してきた。その中から、クモ類を中心として、結果を述べたい。調査は、栃木県内4~6地域の有機・減農薬栽培水田と慣行栽培水田において、種々の調査法(見取り法、捕虫網によるすくい取り法、たも網による水中すくい取り法など)を組み合わせて行った。2008年、2009年ともに、水田内において500種以上の昆虫・クモ類を確認した。有機・減農薬水田では慣行水田に比べて、クモ類の種数・総個体数および主要種の個体数が多かった。

セミナーでは、水田の有力な指標生物候補であるアシナガグモ属(Tetragnatha)について、水田における種組成および個体数の地理的傾向を解析した結果も述べる予定である。

テーマ 講演者 連絡先
アシナガグモ類の牙長にみられる性的二型と種間変異 馬場友希
(農業環境技術研究所 JSPS特別研究員)
山中
電話 838-8253
要旨

アシナガグモ類は他のクモに比べて発達した牙(鋏角)を持つことが知られるが、この発達度合いは雌雄で異なり、その性的二型の度合いも種によって大きく異なることが知られる。本グループは雌雄で互いの牙を噛み合わせるという交尾前行動を示すこと、またオス同士では牙を用いた闘争が見られることから、牙サイズの多様化には複数の交配に関わる選択圧が作用している可能性がある。本研究では、交配における牙の役割とアシナガグモ属における牙サイズの進化パターンを明らかにすることで、牙サイズの多様化をもたらした進化的背景について考察する。

テーマ 講演者 連絡先
利根川流域における水田周辺の植生と景観構造の動態 三上光一
(農業環境技術研究所 特別研究員)
山中
電話 838-8253
要旨

農業生態系における生物多様性の変化の要因の一つとして、休耕・耕作放棄に代表される管理放棄地の拡大が挙げられる。社会・経済的な要因により左右する農地の休耕・放棄の進行状況は地域により様々であり、植生の変化とともに景観構造の変化を継続的にモニタリングし、その推移を追っていく必要がある。利根川流域の農業地域32地区(3次メッシュ)をモニタリング地区と定め、水田周辺の植生と3次メッシュ内の土地被覆について、2002年より5年おきにモニタリング調査を行っている。2002年と2007年にモニタリング調査を行った結果を基に休耕・耕作放棄田を中心とした水田周辺の植生と土地被覆の経年変化の動態について報告する。

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