データベースおよび研究リソースの整備

カイコゲノム情報データは、平成21年2月に日本と中国双方で解読したデータを東京大学のコンピュータープログラムでつなぎ合わせて、ほぼ完全な塩基配列情報としたものです。KAIKObase は統合化されたゲノムブラウザで、4つの地図ブラウザと1つの遺伝子ビューアから構成されてる。その他、カイコ EST 情報、 カイコ完全長cDNA情報 、カイコゲノアノーテーション情報、カイコプロテオーム情報などを整備している。

カイコESTデータベースはカイコの様々な組織や異なる発生段階の組織から作成された100種類のcDNAライブラリーから得られた50万個以上のESTを収集・分類し、自動アノーテーションがつけたものである。KAIKOGAAS はカイコゲノム解析用に設定された自動アノーテーションシステムで、このシステムは遺伝子予測とタンパク質コード領域の構造解析機能を持っている。含まれるソフトウェアは、コード領域予測プログラム、スプライスサイト予測プログラム、DNAシーケンスホモロジー検索プログラム、tRNA 遺伝子予測プログラム、繰り返し配列解析プログラム、膜タンパク質分類および二次構造予測プログラムを含んでいるす。カイコプロテオームデータベースはカイコの各遺伝子がいつどこで発現しているか、時系列的・網羅的に調べたものです。このデータベースは8つの主要組織で発現しているタンパク質を同定するばかりでなく、時系列的に成虫までの22日間に渡って調査をしている。

kaiko

カイコゲノム関連データベース

カイコゲノムリソース